パワーとインポスターのこと

せっかく前回の日記で脱ほむを宣言したのに(そうだったの?)、締め切った部屋で三日間寝倒して出勤予定をぶっつぶすというのをやってしまった。かつてのほむほむだって会社にはちゃんと行っていたし役職を全うしていたっぽいのに、ダメすぎる。

パワーの排出がまばらすぎて、安定しないことが本当に大きな課題だ。

インポスターシンドロームと呼ばれるものがあって、成功した(とされる)人が「私は今このポジションにいるけれど、いつか化けの皮が剥がれて不出来な奴だと皆に失望されてしまう。私が詐欺師(=インポスター)であることを皆はいつか気付いてしまう」と恐れることだという。
わたしにはこの気(け)があるが、残念なことに、わたしがダメであるということを既に勤め先や友人のみんながわかっているので、そんなに心配する必要もない。
それでも一定の信頼感を少しずつ少しずつ削っていっているんだろうなと思って、寝ながら悲しくなって泣いたりする。泣くなら働けばいいのに、そのままもう一度寝る。

エンジンが一度稼働できれば、グズグズ言いながらも働くことができて、それこそ余暇とか趣味とかってなんだっけというくらい働く。*1本当に仲里依紗You Tubeで爆買いの様子を見ることが好きなんだっけ?かつて楽しんでいた「花を生ける」とか「カレーを作る」とか「絵を観に行って素敵だなと思う」みたいなことはどこへ行ったのだろう?でも全然そんなことをやる気にならない。カップ麺しか食べる気にならない。
エンジン稼働中は、なんでここまで自分を捧げないといけないのか?とさえ思うのだが、実は誰にも要求されていない。自分を捧げるスタイルをとっているのは自分の選択なのだ。要は仕事が楽しいし好きなんだろうなと最近諦めがついてきた。自分の能力が発揮されているなと思えることが楽しいし、取り組んでいることに誰かが協力してくれると嬉しい。
しかし先週は書類1枚ファイルにとじるのもなんだかどうしても「できない」気持ちになって、ああだめだだめだと思っていたら結局こうやって欠勤することになってしまった。
パワーの排出が安定しないことが本当に課題なのだ。


名古屋に来て5年経ち、もう40歳まで秒読みになってきたが、はたして何をやってきただろうかと思うと何も出てこない。どんどん衰えてきていることだけが見える。
インポスターシンドロームは他人と自分とを比較するのが根本原因だというが、他人と自分を比べずに社会生活が果たしてできるか?
できない。
けど、もしかすると来週にはできるようになっているかもしれない。早くその域に達したい。

 

 

*1:ただし寝ているときも余暇とか趣味とかなんだっけと思っているのでつらい。