Blaugustを終えてのこと

8月はブログをたくさん書いて投稿しよう、というムーブメント「Blaugust」に乗って楽しく書いていたのだが、最後の最後で尻切れトンボになってしまった。日々の日記も中途半端になっているし、8月のうちに投稿するつもりだった別な記事も書き途中で止まっている。
この関連で読んだ夜学舎さんのブログ *1 で、

これまで、自分にとってインターネットは息抜きだ ったり遊びとか余白を持った場だと思ってきたけど、実はこっちが公共的な顔で、ネットに載せない部分がプライベートなのでは? という感覚になってきました。

と書いてあり、共感した。
表に出す日記とかTwitterの投稿とかが、つい数年前まではと壺の中に向かって叫ぶ「王様の耳はロバの耳」のような、ごく私的な、プライベートなものだったのだが、いつのまにかこれが公共的なものになり、なんならマーケティング的なものになり(これは文学フリマとかそういう界隈に足を踏み入れたことと関連していると思うが)、素朴に見たテレビの感想もろくに呟けないような状況になっている。なっている、というか、自分がそういう考えに囚われている。以前のブログ*2 にも書いたけど、なんかカッコつけたり面白かったりオシャレだったりしなきゃいけないという妙な強迫観念がある。出していいものと出してはいけないものをソートした結果、出していいと判断したのものをインターネットに書くような精神的障壁を感じる(ただしその精度は高くないが)。わたしにとってのインターネットは家庭とも勤め先とも関係のないサードプレイス的なところがあって、そこでこそのびのびと過ごしたいと思うがゆえに、好き勝手なことを喋り、喜んだり嘆いたり俺通信を投稿したり、ときには歌を歌ったり踊ったりしていたいわけなのだが、どこかのタイミングから見られている(たいして見られていないのに)とか、嫌われたくない、いい奴だと思われたい、"こう"見られたい(ただしそれが"どう"なのか本人もわかってない)みたいな感情が先行するようになった。話し相手によって話すトピックを変えるのは大人として当たり前のことではり、人はこれをもしかすると分別がついたとかいうのかもしれないが、それがかなしい。大人は現実空間でもオンラインでもわめき散らすことはゆるされないのだろうか。ゆるされないんだろうな。ゆるされないのかよ。という思いで人里*3離れたBlueskyやmixi2でたまに器から溢れたわめきを書き散らかしている。醉うとこの辺のことがどうでもよくなって気分のまま投稿することが増える。たとえばこちらのツイートなど。


こん平。


先日、午前中友人に会う→午後別な友人に会う→夜また別な友人に会う、というリアル濃度のギュンギュンに高い1日があったのだが、公私でいくとその日はよっぽど私であった。サブアカウントで喋っているような心地があった。こちらのほうが現実で主であるはずなのに、Twitterのアカウントのほうが主であり公であるというおかしな感覚。現実の休日がプライベートなものであったというごく当たり前の話なのだが、まるでそれが貴重なことのように感じるのが変だ。現実がどこにあるのかわからない。いや、全部が現実なのだが、実態がなにであるのかわからない。いや、実態などないのか、全部実態なのか。自分が実際に過ごしている時間、滞留している空間以外に現実はないはずなのに、TwitterのタイムラインやLINEのコミュニケーションの中にそれぞれまた別な現実があるように思う。拡張しているのか?ただ実際の現実への集中力を欠いているのか?たぶん後者っぽい。だとしたらわたしはもっと現実をちゃんとやるべきなのか。たぶんそう。
たぶんそうだな。

 

*1:

*2:

*3:TwitterとInstagramのこと

2026/08/23-24

 

2026/08/23 sun
夜寝られず横になったままぐずぐずしていたら緊急地震速報と地震と防災無線とで縦にさせられた午前2時。ほぼ無着衣だったので暗闇の中とりあえず手に触ったものを着て、NHKを少しだけ見て、起きてても仕方ないから寝ましょうと母と言い合って今度こそ寝た。こんなに災害と隣合せなの、被害がなくてもストレスだ。被害にあった人はもちろん何千倍も大変だとは思うけど。母が豪雨を怖がって川の動画を見続けたりするので、やめてくださいと毎日言っている。あと寝てるときなんらか着てないとだめだ。f:id:l11alcilco:20260824214026j:image

昨日買ったベーグルを朝ごはんに食べ、9時半から『国宝』を観る。今さら。今さらではあるが、下高井戸シネマで上映していると昨日母から言われ、家にいてもゴロゴロ寝たりして終わりそうだったので、来た。席は7割くらい埋まっていた。3時間。尿意は問題なかったけど、膝に来た。
うーん。
映画『国宝』に関心のある人はもう全員鑑賞済かと思うのでネタバレしながら感想を述べますと、まず、かなりバイオレントできつかった。*1あと、渡辺謙がちょっと違うっつ〜か…もっと平たい顔の人がよかったようなっつ〜か…誰か本物の歌舞伎役者をここに配役できなかったのかな〜まぁしないほうがいいんだろうけどさ〜とか思いながら見ておりました。「あーそうなるのね」「あーそうなるのね」の繰返しで、最後は「あーそうなの?」とちょっと納得できないままで終わった。

その後、近所に本屋があることに気付いて吸い込まれたらまんまと一冊買ってしまったり、常温のトルティーヤを求めて近所を右往左往したりで、1万歩以上歩いていた。痩せたいのだが、食事の調整をどうしていいかわからず、平日の昼をブリトーにしてみようという考え。足りるかな。夜は勤め先でもらった巨大な肉塊をステーキにして食べた。たぶん300gくらい。笑点の演芸コーナーにキュウが出ていた。

 

2026/08/24 mon
SNS上で、(日記)で終わる投稿は日記をバカにしているのではないか。わたしはあなたの日記を読みたいし、日記じゃないツイートってなんなんだ、すべてのツイートはマーケティングなのか、と勝手にプチ憤慨。
通勤電車で中村季節『ベトナム1/汗』を読む。おもしろいなあ!今年に入ってずっと『大工日記*2』が話題の方と認識しつつ、読み始められていなかったので、ついに中村ワールドに足を踏み入れられて嬉しい。誰かにすぐ「話しかけようか」と思って、そこから五分五分で実行する姿が、自分の旅行スタイルと全然違っていて尊敬する。
ふわふわ眠気と共に仕事して、昼、昨日作ったブリトーを食べる。ちゃんとおいしいぞ。量も足りている気がする。これをしばらく続けてカレーやらラーメンやらスパゲティを昼食から排除することで、自分の軽量化を図っていきたい。と同時に人生の豊かさを得るポイントも減じてしまうのだが、一旦体重を優先してみる意欲が今だけある。あるときにやらないと。*3
昼休み後半と帰り道で『ベトナム 1/汗』と『ベトナム 2/雪』を読み切る。日記でこんなに楽しくて、しかも「自分も同じこと考えてる!」がいくつもある本は久しぶりで、一気に読んでしまった。景色が映像で頭に浮かんでくるほどこってりと書かれているのに、鮮やかさのせいかスピード感のせいか、こってりとは感じない読み心地。カッコいい。
 

 

 

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こってりした旅日記を本にして売ってます。映像では浮かんでこないかも、そのぶんイラストで補っていただくことをご了承ください。

 

 

*1:寅さん育ちだから…

*2:

大工日記

大工日記

Amazon

*3:レシピはこれ。本当はトルティーヤも自分で焼くのだがサボった。  

2026/08/16-08/22

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2026/08/16 sun
夏休み特別イベントで歌舞伎を観に行く。母が区報だか生協だかに載っていた抽選を当てて、半額でチケットをゲットしてくれたので前々から予定していたのだった。
何年ぶりかわからないほど久しぶりの歌舞伎座。11時開演の第1部だけ見る予定なので、11時ちょっと前に着けばいいかと思っていたが「だめよ、早く行ってお昼の予約しないと」との母の進言で10時半前に着く。イヤホンガイド*1を借りてから食堂の予約場所に行くと既に満席になっていた。うなだれる母。見ていると恐らく食堂の予約はインターネットで事前にできるようで、当日の枠はかなり少ないのではと推測した。歌舞伎座もディズニーランドのように事前に準備して攻略すべき場所になっているのか。「代わりに喫茶室ならまだ空いているかもしれません」と案内され、言われたとおりに向かうとギリギリ残り一席に滑り込みの予約ができた。メニューも席と同時に予約して、先に会計もしておく。
前半を見る。納涼歌舞伎なのでおばけが出てくる怪談噺。恋が実らず「焦がれ死んだ」というワードが何度も出てくるがここでしか聞かない単語だな。その焦がれ死んだ人が化けて恋人に取り憑いて、という話で、かなりわかりやすいのでイヤホンガイドがなくても大丈夫だったかもしれない。セットが素晴らしく、いくつも転換して立派な建物を見せてくれるので目をかっぴらいて観た。演技はもちろん、衣装も小道具も、太鼓も笛も歌もすべてが一級品という安心感。ドキドキせず、うっとりだけできるのってありがたい。取り憑かれた人は死んだ。
35分の休憩になる。喫茶室に行くとテーブルに名前が立ててあり、注文したサンドイッチがラップされて置いてあるから面白い。短い幕間の中で食事するのを待たせまいという仕組みに歴史を感じる。「良い絵がたくさんかかってるから見たほうがいいわよ」と母に言われて、さっさと食べて先に席を立つ。廊下や階段の踊り場に巨大な絵がバンバンかかっていてすごい、力強い。演目ごとにかけかえているんだろうな、爽やかな夏を思わせるものばかりだった。目に良い。
後半の物語を見る。因果応報、悪いことをしてはいけませんね、というシンプルな教えがバーンと示され、みんな「お、おぅ…」と頷きながら席を立った。
圧倒的に良いものを全身で浴びると、人間元気が出るのかもしれない。帰り道は久しぶりに気持ちがスッキリしていた。


2026/08/17 mon
「そんなことくらいで苦しむな」と苦しんでいる自分に言うのはいつも自分。内に含んでるのはもっと苦しめという意味だよな。べつに苦しまないに越したことないのに。とか思いながら仕事。
帰宅すると区からお手紙が来ていて、国民健康保険の金額が7割減になるというお知らせがあった。あれ、でも会社員になってそちらの協会健保に入ったんですが…と思いつつお手紙をよく読むと、国民健康保険の脱退は社会保険に入ったからといって自動的にされるものではないことがわかった。脱退の申請をしないとタダ乗り人間扱いされてしまう。区役所行かなきゃ〜、平日どっかで休まなきゃいけないのか〜と思っていたら、オンラインで申請できると書いてあって助かった。すぐやった。
ZINEのために作業していると心が落ち着く。iPadで絵を描いて、風呂に入ると「あ、これは」と描くものを思いつき、濡れた髪のままもう一度iPad。イイ感じか?と思うが、没。狙った感じはダメなんだろうと思っていたから、想定通りではある。でも描いたものにすぐフィードバックもらえるの、良いな。


2026/08/18 tue
昨日寝るのが遅かったせいか1日中眠くてまいった。あと2時間早く寝たい。でもあと2時間早く寝ると世界に通勤と昼休みと仕事しかなくなってしまうよ。


2026/08/19 wed
午前中眠かったが午後覚醒して助かる。なんのおかげで覚醒したのかわからないのが困る。コーヒーか?
自分の幸運を自覚していても、それを喜べないことってあるよね〜と急に思う。わたしはとても運が良くここまで来て、40過ぎたこのあとは今までの運の残りで生きていくんだろうなあと思う。でも宝くじ当たりたい。まずは買うところから。


2026/08/20 thu
昼に食べたいものが何も思いつかず、会社の近所で気になっていた喫茶店に入ってみた。実家的な空間。無音だった。実家的な皿に盛られた実家的なタコライスを700円でいただく。ちょっと不思議な30分間。
退勤後、ダンス教室。クラスの人が話しかけてくれて嬉しいし、習うダンスはカッコいい。けどわたくしはへたで、元気が出きらず悲しみを感じながら帰宅。空腹のせいかと思ったが、晩ごはんを食べさせてもらってもまだ悲しい。どうしたらいいのか。
日記が進まず、頭のなかのモヤモヤを出せていないところが、なんとなく元気が出ない理由だと思う。なぜモヤモヤを出せないのかと考えると、インターネットに変なことを書いて誰かに嫌われたくないんだな、と気づく。直後、不遜、と思う。インターネットの大宇宙の中の1つの粒子のような個人であるだけなのに、何を大袈裟に気にしているんだと。嫌われそうと思うには嫌われるほどの価値を自分に見出していないと。


2026/08/21 fri
出張や休みの人が多くてなんだかバタバタと仕事をした。頼まれごとを頼まれた通りにできるとうれしいね。まあそれが仕事というものなのですが…。
2年前にジャカルタで1回だけ会った方から急に連絡があり来週ランチに行くことになった。どうしたんだろうかと思う。今日の夜は春のZINEピクニックのときに本を貸した方に返してもらうついでに飲みに行く。なんかそういう時期なのだろうか。ほぼ知らない人とサシで会う時期。
もつ焼きを食べながらホッピーなど飲み、本やら愛やらお笑いやらアイドルやらの話をしてこってり2時間。徒歩で帰宅。近所で飲めるの、ありがたい。


2026/08/22 sat
白髪を染めに出掛けて、近くに今日予約できるまつ毛屋さんがあることに気付いたのでまつ毛パーマを当てた。毛の1日。合間に韓国風ベーグル店で明日のパンを買いながら、ネギベーグルというのを買って食べた。インスタで見たことあるやつ。柔らかく塩っぱくしたクリームチーズに薄切りのベーコンとネギが入っている。へー、こういう味なんだ。想像より軽やかで美味しい。
ジムに行き、雨が小降りになったところを見計らって外に出たつもりが、歩いているうちに雷が鳴り始め雨が強くなる。マツキヨに逃げ込んで無駄な買い物をした。ちふれのチークバーム500円。
帰宅すると、BSで『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』をやっていたので食事しながら観た。わたしは寅さんコンプレックスがあり…というのは、若い頃に寅さんくらいしか映画を観たことがなく*2若いサブカルガールが摂取すべき映画を全然通ってきていないため物語への耐性がない、という劣等感のことで、さらに大人になってからこのコンプレックスをバネに映画を観まくったりもしていない…という怠惰さの話でもあるのだが、まぁそれは置いといて、何年かぶりに観た寅さんは画が素晴らしくて驚いた。映画自体は観たことがあるので物語には「あ〜これね」と何度も思うのに、こんな画角でこのシーンを!?と何度も目が開く。山田洋次ってすごいんだな。
そうこう言っていたら最後が悲しくて悲しくて泣いてしまう。何度も寅さん映画を観てきたのに、泣いたのは初めてだ。年齢が合ってきたのかもしれない。コンプレックスのことは一旦忘れて、もう一度寅さんを観直すのも良いかもしれない。

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こんな感じの日記を本にして売ってます。よろしくね!

*1:歌舞伎の演目に合わせてタイミングよく登場人物についての解説や物語の要点を音声で教えてくれる副音声のようなもの。800円。

*2:親が寅さんファンだった

2026/08/14-08/15

 

 2026/08/14 fri
ちょっとわたしのかわいいところを書いておくと、お付き合いしている者がお盆休みなのに全然連絡してこないので多少拗ねています。そちらが関心を示さないならこちらも示さないぞ。
そんなわけで今日はごまさんとgomm夏合宿。とはいえごまさんちにiPadを持って行って麦茶飲ませてもらいながらポチポチやって、お昼食べに行って、戻ってきてコーヒー飲みながらポチポチやって、晩ごはん食べに行ってそのまま解散という、終日作業&ミーティングという1日なのだけど。泊まりません。いろいろ進捗できてよかった。ごまさんちに新たなメンバーとしてミルミ*1がいて大歓喜。ずっと黙っているとミルミもじっとしているのだけど、突然ふたりで喋りだすとミルミがびっくりしてキョロキョロしていた。キョロキョロするだけのロボット。かわいかった。昨日姉の家に行ったときに姪からもらったラッコを連れて行ったので3匹でわれわれ2人を応援してくれていた。富山の魚津水族館から来たラッコ。わたしだけでなくごまさんにもラッコを買ってきてくれる姪、ありがとう。よくできた23歳だよ…。

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2026/08/15 sat
いろいろと頭に浮かんでいるトピックがあり、それをすべて吐き出してしまいたいのだがなかなか実行できない。そのうちの1つは、あらゆることを無駄だと思ってしまう癖について。芸術とか美術とか、遊びとか、文学とか、好きなのに、心底では信じていないらしい。資本主義が頭のなかで一番立場が強くて、金銭的な価値を生まない行動を腹立たしく眺めてしまう。例えばうちの母が家で絵を描いていたらどんどんやってほしいと思うし、その横でわたしもなにか書いたり描いたりできる環境には感謝の念がある。作業は楽しい。と同時に母の絵も自分の作るものも無意味で無価値だと感じてしまう。そんな自分で信じていないものを売ろうとまでするわけだから、矛盾する。面白い、楽しい、笑える、美しい、きれい、かわいい、かっこいい、全部好きで全部価値があると思っているのに、同時にSo What?が襲ってきて、結果としてどこにもいたくなくなる。東日本大震災が起きエンタメ業が一気にうろたえたとき、わたしもその端っこの隅っこで自分の仕事の社会的な直接的な価値のなさにうろたえていたんだけど、その影響で公的な仕事やインフラに転向することもなくここまできて、そういう自分も癪だったりする。というのをわざわざ書いて人に見せている。なんなの?多分みんなこういうの二十歳くらいで終わらせてると思うんですが……41歳なんですが……
と、思いながら、昨日の作業の続きをあれこれやる。やってる間は大丈夫。やらずに横になると骨から溶けそうになる。溶けてます。

 

 

*1:

2026/08/12-08/13

 

2026/08/12 wed
出勤しながら、37歳でオタクとしてもうダメだ、みたいな増田*1を読む。完全にはわからないけど、ちょっとわかる、最近考えていることに近いと思う。なんと続きが3まであるが始業時刻になってしまった。気になる。昼休みに続きを読む。ちょっと特定のコンテンツの話になってしまいよくわからない。オタクにはオタクのミドルエイジクライシスがある(最新作のターゲットから外れた感じがするとか、アニメを見る時間と体力がないとか)という話はちょこちょこ聞くが、この人には更に自分の見た目の劣化という別な問題が絡んでいる。
歯列矯正のカウンセリングを予約していたがキャンセルした。落ち着いて考えると、どうカウンセリングされても費用が捻出できないことは明らかだから。無職の数カ月間で失ったもの、それは貯金です。それ以外は良いことしかなかった…。限りある資源の中でなにを優先するかというのが生活なんだなと当たり前のことを思う。当たり前だけど、みんななんでそれを主張せずにいられるんだろうとも思う。これやりたいけどお金ない!という主張…読んでもつまらないからか?これやった!これ買った!のほうが、スカッとするよな。
退勤すると、午前中に読んでいた増田は男が書いたものだろうという見解がTwitterに溢れていて、まんまと騙されたわたしはインターネット1年生なのだろうかと自信を失った。

 

2026/08/13 thu
お盆休み。かなり寝坊する。寝坊するとテンションが下がってしまう。明日は早起きしよう。
東から西に進む台風という不思議な現象の残り風を感じながらジムに行って大汗をかき、シャワー、からの、姉の家に行く。姉家族のお盆の集まりに混ぜてもらい、迎え火を焚き、ごちそうをいただき、ビールを飲んだ。姉の家庭は喋るのが上手な人がいっぱいいて話題が豊富なのでボーッとしているだけで楽しい。この数日とにかく頭のなかが悶々としており書きたいテーマはないのに書きたいという気持ちだけがあり、困っているのだが、こうやって喋っていると忘れる。

 

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こんな感じの日記を本にして売ってます!夏休みの暇つぶしにいかがでしょうか。

●楽しい!無職のスペインポルトガル旅行記 

●元気!マレーシア生活日記

●名古屋からマレーシアに出ていくぞ日記

●ちょっと元気ない!マレーシア撤退日記

 

 

 

*1:リンクを載せようとしたらもう消されていた…インターネットの輪廻は速い

2026/08/08-08/11

2026/08/08 Sat
お客さんが家に来るので、食卓の下に敷いていたカーペットを洗濯しながら仕舞うことにした。この下にホットカーペットも敷きっぱなしになっており、この猛暑の日々まで来てしまったことを母とふたり言い訳しながら片付ける。ほら、6月が結構涼しかったからさ〜などと。そうこうしていると水の入ったステンレスボトルがカウンターから落ちて母の足を直撃。負傷。大丈夫か。
夕食にピザをたくさん食べることが決まっているため、昼にパーソナルトレーニングの体験を予約しておいた。結局デカい筋肉にアプローチするべきなのだという話で、ヒップスラストマシンを初体験してテンション上がる。そして体重を落としたいなら食事が8割と言われ、今より1日250kcal減らすことを考えてみるとよいとアドバイスがあった。今日、ピザめちゃくちゃ食べるんだよな…と思いながら聞いていた。
で、夜は人々が家に来てピザをめちゃくちゃ食べた。ピザハットは味が濃くてビールがすすむ。勢いでピザ6種類にポテトとチキンを食べきり、デザートのアップルパイまでやり切った。満腹も満腹。

 

2026/08/09 sun
朝からダンス。振替で知らない場所に行ったので教室がわからず、遅刻した。すると先生がいなくてスタッフの方がウォームアップをしている。5分経つと先生が慌てて登場。熱中症ぽくなっていたらしい。お気をつけて…。
飯田橋から神楽坂を久しぶりに歩いて、エモが溢れ出す。*1   30代ってなんか大変だったな。40代は穏やかに過ごしたい、と思うが、今は今で30代のときには抱かなかったような邪心が溢れている。
夕方帰宅して、笑点からのサザエさん鑑賞。サザエさんがいつになく間抜けな話で良かった。暑中見舞に切手を貼り忘れ、戻ってきたハガキにタラちゃんのおもちゃのシールを貼ってしまいまた戻ってきて…みたいな話。サザエさんはいつもエンディングで流れる原作4コマ漫画そのままっぽいのが一番面白いと思っているのだけど、それが本編にこぼれ落ちてきたようだった。

 

2026/08/10 mon
勢い余って眉毛を切りすぎてしまった朝。出勤すると電車がすこし空いている。
通勤電車で『プレゼント』*2読み終わり。梨木香歩の作品が一番好きだった。この人のほかの本も読んでみたい。しかし小説というのはこうやってありえなさそうなことを書かないといけないのだろうか?そうじゃないとストーリーにならないのか、特に短編だと。もっと、ありそうなことだけで構成される小説ってないのか、ファンタジーじゃなくて…
と思っていたところで『一角通り商店街のこと』*3を読み始める昼休み。まさにファンタジーがなく、素直なヤングガイが街のみんなに優しくされていて朗らかな気持ちになる小説。ただ、もうすこしたくさん食べてもいいのではないかと思う。育ち盛りに、野菜も食べないとおばさん心配よ。
退勤後、友人Iと飲む。すごくムードのよい焼鳥屋さんを見つけていたので入れてうれしかった。そしてとても美味しかった。ハツ。レバー。ビール。あ、友人Iじゃなくて心友Iか。心友という言葉はイジりだが、久しぶりに2人でいると心の内の汚いものまでつい喋ってしまうので実際そうなのかもしれない。こいつにはあらゆる恥を見られてしまっているので、このまま見てもらおうという気がしている。有難かった。

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2026/08/11 tue
祝日で休み。予定もなく、なにかしなくては、と思いながら、ダラダラ本を読んだり甲子園を眺めたり。
昼に子どもの顔みたいに大きなパンを食べ、台風が来る前に買い物に行こうということで母と近所のスーパーへ。明日からスーパーはお盆休みに入るそうで、なにもかも割引価格。お店の人が「ゴーヤ(ピッ)、2割引。しめじ(ピッ)、2割引。」と声に出しながらレジを打ってくれるので、とてもお得な気持ちになった。
帰ってきてまたダラダラ。昨日話したことを思い出すともっとやることがあるし言語化すべき考えもあるし、あれやこれや、、と思いながら、土曜日に家に来た友人たちが夢グループを知らなかったことを母に話した。「じゃぁ笑点で夢グループの真似するの見てもわからないね」「みんな笑点も見てないから大丈夫」という会話。

 

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こんな感じの日記を本にして売ってます!

●マレーシア現地採用ウキウキ生活編 

●マレーシア生活挫折帰国決意編

神楽坂のこと

 

日本いか連合の展示を江戸川橋のギャラリーでやっているというのを見て、出かけることにした。

午前中、西新宿で用事があったので、そこから大江戸線で飯田橋まで行き、歩いて神楽坂あたりでご飯を食べて、江戸川橋に抜けるという動きで行こう。神楽坂に行くならやっぱりわたしのNo.1町中華・龍朋に行くべきか、うーん、と思いながらとりあえず飯田橋の駅に着いた。大江戸線の飯田橋駅はone of the most好きな東京の景色で、何度通っても嬉しい。カッコいい。ずっとこのままあってほしい。大変に暑くて喉がカラカラのため、涼しいところに入ってアイスコーヒーを飲みたい。たしか神楽坂に向かう途中にベローチェがあったから入ろうと思う。

飯田橋のB3出口を出ると神楽坂へ続く商店街。ここの店ってこうだったかしら、なんかビルがきれいになったような気がする、紀の善は新しくなったんだよな、でも以前の店に入ったことはなかったな、ああ、まだサイゼはそのままある、など。10年ほど前、わざわざこの辺りに住んでいたのに、結局この豊かな飲食店たちを活用しなかったことを歩きながら思い出す。ちょうど引越した頃、この坂のてっぺんにかもめブックスがオープンして、向かいにla Kaguもオープンして、どちらも嬉しく気分よく立ち寄ったものだった。ちょっと奥まった漫画売り場が秘密基地ぽくて楽しくて、『ニューヨークで考え中』の1巻を特大の発見をしたような気持ちで買った。ちょっと外れたところに十六公厘という狭い洒落たバーのような中華料理店があり、そこが好きでよく行った。あとはやっぱり龍朋だ。中華ばっかりの思い出。

予定通りベローチェに吸い込まれてクーラーに冷やされながらアイスコーヒーを飲んで、持ってきたGOATを読んだ。あんまりお腹が空いていないので、龍朋に行ってもなにを食べるべきかわからないなあと思う。チャーハンか、冷やし中華か。でも久しぶりの龍朋でチャーハン食べないとかある?チャーハン即ち龍朋、龍朋即ちチャーハンなのによ。いやでも食べたいときに食べるべきなわけですから…などウジウジしていたら、GOATで福徳秀介(ジャルジャル)がチャーハンについて書いていて、少しチャーハンの気持ちが高まった。

よーし涼んだぞ、と外に出てまた神楽坂に向かって歩くと、だんだん景色がますます見知ったものになってくる。このちょっと高いスーパー。このおしゃれな八百屋。このすてきなお洋服屋さん。このお箸屋さん。このワインの店。このチーズの店。もう1軒のベローチェ、の隣のジョナサン。なんだか涙が出てきた。ここに住んでいた頃、わたしは炭水化物の過食にハマっていて、坂の下のサイゼリヤでスパゲティを1つ食べたあともう1つ食べて泣いたり、立ち食いそばを食べたあと松屋でカレーを食べて泣いたり、していた。おかしいのかと思って病院に行ったら「ステーキ1キロくらい食べてごらんよ」と言われて落ち込んだ。なんかよくわからぬ苦しさがあり、起き上がれなかったり寝られなかったり、寝るためにワインを1本一気飲みしてみてまた翌日起き上がれなかったりしていた(当たり前)。太った(当たり前)。どんな時系列だったか忘れたがそうこうしているうちに名古屋に勤め先が見つかり、逃げた。*1あの頃のわたしはなにを考えていたんだろう、なんであんなにしんどかったんだろう、あの頃のわたしが日記をつけていたらどうなっていたんだろうと思うと、なぜか泣けてくる。
やっとやっと龍朋にたどり着くと日曜定休だった。なんだかホッとして、すぐ横のファミリーマートでサンドイッチを買ってイートインスペースで食べた。f:id:l11alcilco:20260809212949j:image

かもめブックスで目に付いた文庫本を買い、江戸川橋で展示を見て、2019年刊行の同人誌とイカ墨で色付けをしたという素敵なイカの版画を買った。江戸川橋からまた神楽坂に戻って、かつて住んでいた建物を少し眺めた。そういえばこの近くでジビエとワインをカウンターで出してくれる素敵なお店があって、よくしていただいたなと思い出すが、たぶんもうその店はない。しんどい記憶ばかり蘇ってきてしまったけど、そういう豊かなモーメントもあったじゃないですか、と自分に言い聞かせながら東西線に乗るが、どうしても覆いかぶさってくるものがある。あの家では泣いてばかりいたなと思って泣いている今のわたしはよっぽど元気なのに。

 

 

*1:さらに名古屋からマレーシアに逃げ出すことになる。というらへんのあれこれを書いた日記本を売っているのでよろしければこちらから。