しゅみのなさのこと

 

仕事仕事で生きててもしょうがねえなと思うことが増えてきている昨今、それを見越してか会社の保健だよりに「行動活性化」というメソッドを生活に取り入れなさいと書いてあった。
詳しくはわかってないけど、「うずくまってないでなんか楽しいと思うことやれ」ということだと捉えた。

2020年の前半に完全休業していた頃、なんだか焦って色鉛筆絵をしてみたり、粉から餃子を作ってみたりしていたのは「行動活性化」できていたのだと思う。ステイホーム・ハイになっていたとも言える。

しかし今や休みの日は20時間くらい寝てしまって、HPは回復するものの自己肯定感を大いに下げている。半分寝ながらネトフリを観たり携帯でマンガを読んだりはしているのだけど、そういう消費ではどうもMPが貯まらない。

わたしの1番の趣味は外食と、それに伴う飲酒・街歩きだったのだとコロナ禍は気付かせてくれたが、なかなかそれが叶わない。
出かけて飲むことはただの消費のクセに、なぜか「この店を発見した」とか「この店のここが良い」とか、私に"自分のセンスを発揮した"ような気にさせる。レストランをやっている人、料理をつくっている人のセンスを味わっているだけなのに、とても恐ろしい。

その外食ができず、自分の趣味のなさに愕然としていたこの数ヶ月だったのだが、忘れていたのだ、簿記のことを。
今年の4月にブログを書いて以降、勉強もせず試験に申込みもせずに半年経ってしまった。仕切り直しに薄い問題集を買って、えいやとCBTに申込んだのが1ヶ月前。しかし、自分が急に真面目になるわけもなく、やっぱりロクに勉強しないまま試験日が迫ってきた。

焦って昨日と一昨日は模試を解いてみた、が、合格点にはもちろん至らず。でも考えて答えを選ぶのがちょっと楽しく、答えが合っていれば嬉しいのだった。集中する時間を作り小さい達成感を味わうために、こういう軽い学習は役立つことがよくわかった。

今日は朝起きてから過去問を1問解いて、CBT試験を受けに行った。落ちたのだが、今朝解いたものとほぼ同じものが出題されたので「これ…ゼミでやった!」というとても懐かしいラッキー*1を味わえて良かった。

わたしは20代前半にTOEICの虜になっていたのだが、その頃を思い出した。「わかる、できる」は楽しい。きっと運動をやっていた人が別な運動を大人になってからやるのと似た気持ちなのではないか。進研ゼミのおかげで勉強も部活も恋愛も順調になりたいものだ。

 

というわけでまた来月にでも再チャレンジしようと思います、簿記3級。合格ブログがなかったらダメだったんだなと思ってください。f:id:l11alcilco:20210929164740j:imageHUAWEIのデフォルト映像アプリと勉強アプリのロゴがそっくりでよく押し間違えました

 

 

*1:伝わりますか…?

STOP!ウーバーイーツ!のこと


べつにウーバーイーツの雇用形態がどうのとか言いたい訳ではなくて、コロナ禍以前とかコロナ禍初期には「わたしなんぞが宅配でご飯を食べさせてもらうなんて…」と思って使うのを控えていたフードデリバリーを、今や週に1回の頻度で使いつつある自分にSTOP!と言いたいんです、なぜならいいお値段するから…

個人的に許容してないのはいわゆるゴーストレストランぽいところに食べ物を頼むことで、名前を調べるとちゃんとお店として存在しているところに頼んでいます…全くどうでもいい基準…

でもコンビニ飯よりなんとなくちゃんとした食べ物なのでは…と思いながら食べてる。あと、飲食店大変だし…みたいな欺瞞と、外出を控えないとね…みたいな正当化する気持ちを胸に持ってポチポチしてる。

よくよく見るとお酒を食べ物と一緒に売っているところがあると最近わかってきて、えいやと頼んでえいやと飲んだりしている。許可の関係とかいろいろあるかもしれないけど、お酒を売ると1000円くらい追加で取れるからぜひメニューに入れていただきたい。家の中に閉じこもりながら、気持ちだけ路頭に迷っているおかしな人はきっと私だけではありません。
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ビールって本当においしい!*1

 

 

 

 

*1:CANMAKE TOKYO

あるかわからなかった五輪と麺のこと


滝川クリステルがスピーチして「トキョ!」って発表が出て東京五輪をやるんだよ〜!ってなったあとに、"ロゴこれでいいのか問題"が起きて、最終的に市松模様の輪っかのようなものになった。
それを踏まえて、あらゆるグッズが作られて、2016年頃に今はなき渋谷駅の銀座線と井の頭線の間のあの空間にポップアップショップが出たりして、早すぎるし全然欲しくならなくて困ったりした。

で、2020年、オリンピックはなくなった。
アスリートの人たちはさておき、グッズはどうなるんだろう…と私は心から心配したのだ。*1
これにかまけてあれこれ考えていた人たち、五輪バブルに乗って一儲けしようとしていた人たちを思うと胸が痛くなった。コロナでどのタイプの小売も混乱が続いている中、追い打ちだ。もう作っちゃってるものもあるんじゃないの…在庫どうなるの…とソワソワした。
取っておけるものもあるだろうけど、そうといかないものもあるだろうな、と想像していたら、やっぱり出てきたのだ。ぽろりぽろりと、脈絡もなく和風のパッケージの商品や、もうズバーンとロゴが入ってTOKYO2020と叫んでいる商品が、ところどころに。
その中で忘れられないのはカップヌードルの抹茶味。
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オフィシャルではないけど、あの市松模様の色味を背景にしている。サブタイトル(?)に「じゃぱん♡ぬーどるず」とあり、細かいイラストがちょこちょこ描いてあって、お相撲さんがDJしてたり、新幹線が走ってたり、招き猫がデコってあったり。
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あらゆる点から「外国人観光客も沢山来るだろうし、パブリックビューイングもあるし、お祭りだぜ〜!」「和風をちょっと今風にウケる感じにしてみました〜」というハシャギをビシバシ感じる。抹茶味というのもインバウンドを意識して無茶してる…(味は普通に美味しかった)。
(同じデザインのシリーズで、焼きそばUFOは梅こぶ茶味、どん兵衛はすき焼き味を出していた。抹茶の冒険っぷりが段違いだった。*2 )

で、2021年である。
今年本当にオリンピックをやるのか?去年よりも状況が悪いんじゃないか?直前までやるという人、やるべきでないという人が入り交じり、ほかにもいろいろゴタゴタあった。それゆえに関連商品を作ったり売ったりする人たちも「やんの?やんないの?どっちなの?」と、さぞかしソワソワソワソワしたことだろう。
で、出てきたカップヌードルはかなり婉曲的な出来上がりになっていた。
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サブタイトルは「アツい夏に食べたい!夏めん」。味はカルビ。(どん兵衛はカレー味で、UFOはお好み焼き味。)イラストは夏フェスぽいのだが、よく見るとなにかを応援しているような仕草の人もいる。
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なんか…ご苦労お察しします!という気持ちになる。インバウンド需要はもうないことがわかっているから、日本推しではなくて若者(?)に寄せよう。オリンピックはあるかわからないから、スポーツと言うのはやめとこう。でも、ワイワイ盛り上がるムードは入れよう…みたいなものを感じる。感じませんか。感じすぎでしょうか、邪推っていうんでしょうか。開発してる人たちにちょっと失礼だなと思いながら書いたけど。
でも、美味しかったですよ。


ちょっと別な話になりますが。
この1〜2年で湯切りさせるカップ麺(スープのないカップ麺)の種類が激増している気がする。このオリンピック風味なカップヌードルも湯切り口がついてて汁なしだから驚いた。
以前はコンビニの棚にUFOとペヤングと一平ちゃんと、あともう一種類あるかどうか、くらいだったのに、最近はコンビニの棚の半分くらいが汁なし商品になっているように感じる。そもそも汁なし麺が好きなので、個人的には嬉しくもりもり食べているのだけれど、ペヤング党としてはちょっと困っているのです。なぜなら、ペヤングの味違い商品が全然コンビニの棚に並ばないから…
「まあ、定番だから入れとくね」って感じで普通のペヤングと超大盛はラインナップされているのだけど、最近出た『シーフード*3』とか『塩昆布*4』とか、ちょっと前に出てた『ナポリタン』『カルボナーラ*5*6とか、全然並んでない。ドンキに行く余裕もなくて*7、売ってるスーパーを求めて歩き回る元気もないので、最近全然ペヤングを食べてないのです。ほかのメーカーの汁なし麺たちは美味しくて楽しいのだけど、変な味のペヤングも食べたい。名古屋でペヤングが充実しているコンビニ等をご存知の方はご一報いただきたいです…

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セブンイレブンで売ってたノグリのカップ麺、韓国麺はここまで進出してきたか…ぐぬぬ*8と思いながら食べたら辛くて美味しかった。すっかり見なくなった湯切り口がガバガバのスタイルで、ちょっと懐かしい気持ちになりました。具がこぼれたよ。

 

*1:運動全般にあまり興味がないため、オリンピックの関心事はロゴとキャラクターと開閉会式、あと関連グッズのみ

*2:調べたらこれは2017年の商品のリバイバルだったことがわかった… 

*3:味の想像が容易…カップヌードルのあの味と思われる。

*4:絶対おいしいと思う。

*5:こういう方向性待ってた!激辛シリーズやめてこういうの出してほしい…

*6:完全にうるさいオタク

*7:でもこないだちょっと通りすがりにドンキの棚を見てみたら韓国の袋麺ばっかりになっててペヤングの影はなくて泣いた

*8:群馬のメーカーの気持ちで

モンドリアン展のこと


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デザインかぶれだった*1大学生のころにMoMAに行って、初めてモンドリアンのどでかい絵『ブロードウェイ・ブギウギ』を生で観たら頭がビリビリビリ〜〜となってしまって、オーディオ・ガイドを聴いたら「絵の中に音楽がある」ことを理解して、ますます堪らなくなってしまって…好き!とニューヨークの真ん中で叫んだ*2というのが私とピエト・モンドリアン作品とのなれそめなのですが。


そのあとも何故かオランダに2回旅行するという縁があり(モンドリアンはオランダ出身)、旅先の美術館でお目にかかる度に好きの再確認をしておりました。
特にデン・ハーグというアムステルダムの隣の都市(電車で1時間くらいの距離)の市美術館はほぼほぼモンドリアンで持っていると言っても過言ではないレベルで、彼の初期から晩年までの作品群をずらりと見ることができました。同じ市内に超有名なマウリッツハイス美術館*3もあるけどそちらには行かず、モンドリアンデ・ステイル*4の軌跡と功績にどっぷり浸かり、それはそれは痺れたことを覚えています。


はぁ…オランダ…また行きたい…と思っていたら
なんと愛知県が誇る爆イケミュージアム豊田市美術館モンドリアン展をやっているというではないですか。会期は7月10日から9月20日。夏休み企画としてモンドリアン、さすがだよ豊田市美術館
国を出ずとも、ましてや県を跨がずとも作品が観られるなんて…これは必ず行かなくては!と決意しました。しかし、休みのたびに「あ〜行かなきゃ…」と思いながらついつい睡眠活動を頑張ってしまい、全然出かけることができず、9月になってしまいました。

で、今日やっと行ってきました。
いつも前置きが長くてすみません。

豊田市美術館豊田市駅から15分くらい歩く、かつそのうち5分くらいはめちゃくちゃな坂道を登らなくてはならないという厳しい立地*5なのですが、道中の案内表示に従ってそのまま歩くと東入口という名の裏口に着きます。
この裏口が、正面入口に比較すると大変サッパリしすぎていて悲しいので、今回は遠回りして正面入口まで行きました。たぶん、プラス5分くらいの徒歩。
正面口は両脇が森になっていて、ゆるい坂道のアプローチを抜けるとパッと視界が開けて、ミニマルでモダンなファサードが水盤と共にドドーンと現れるという、とても素敵な体験ができます。3度目か4度目くらいに来たけれど、何度来ても空間としてめちゃくちゃ気持ち良いことが豊田市美術館の美点なので、初めて来る人がいたらこの正面入口体験も含めて味わってほしい。
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なお、車で来ると駐車場が正面入口の手前にあり、素敵な正面入口が確実に体験できるので、車で来るのがデフォルトだと思われているのかもしれません。さすがクルマの国(豊田市への壮大な偏見と僻み)。


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肝心の展示は、正直ちょっと物足りなかった…。思いがけず作品数が彼の作家人生の前半に寄っていて、それはそれで素敵なものは沢山あるし作風の移り変わりがわかるのは面白いのだけど、いわゆる「コンポジション」を作るようになってからの数が少なかった。年表に「キャンバスを斜めにした作品を制作した」とか書いてあるのにその斜めにした作品がなく…といった具合。デ・ステイルの関連作品ももっと見たかった。

ちょっと期待しすぎたなぁ、もっとビリビリしたかったわ…と思いながら会場を出て、他の展示室に行ってみると、それが、すばらしく体験を補完してくれるものでした。
『ひとつの複数の世界』と題されたコレクション展は、まぁ要するに「モンドリアン好きな奴はこういうの好きやろ?」的な作品がずらり。もっとちゃんとしたキュレーション文言が書いてありましたが結局はそういうことと思ってしまいごめんなさい。作品群は具象から離れたものを愛するツボをぐっと突いてくるものばかりで、すっかりドキドキしてしまいました。ウォルフガング・ライブ氏の『ライスハウス』*6という彫刻作品になぜかめちゃくちゃキてしまい、夢に見そうです。
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さらに、次の展示室『美術とデザイン』のコーナーでは、モノに落とし込まれた「こういうの好きやろ?」がダメ押しのように目白押し。たまらんわ〜たまらんわ〜と心の中でよだれを垂らしまくって、大満足。

さすが豊田市美術館…構成の勝利…ありがとう…と拍手をして、裏口から帰りました。
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ちょっとした高級マンションみたいな美術館の東入口aka裏口。

 

 

 

*1:たとえばカーサ・ブルータスを毎号眺めていたと言ったらわかりやすいでしょうか…2006年くらいの下北沢でカフェ飯食べながら。

*2:叫んでません

*3:フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』とかがある

*4:新造形主義を絵やらデザインやら建築やらで発表しまくった同人グループという認識で合っているのかな…

*5:もともとお城のあったところに建てているらしい、それゆえに街を見渡せる丘の上にある

*6:Rice House https://g.co/kgs/4RZSv7

なんのこと


「眉毛だけは描く」という最低ラインの通勤用化粧を、7月頃から一切やめた。透明の日焼け止めだけ*1つけて出勤。
マスクや髪型のせいもあって、ほとんど目しか世に晒していないので、もういいんじゃないかという判断。あと、この2ヶ月は屋外作業が頻繁にあり、汗がとんでもないことになるため顔も含めてタオルでゴシゴシ拭きたくて。
初めは「ひゃ〜、ええんかな」て感じだったけど、まあやっぱりすぐ慣れてどうでも良くなった。新卒で入った会社にこういう先輩いたよなーってちょっと思った*2けどその人は子どももいたし仕事もできたし全然今のわたしとは違うんだけど、いろいろ省略したかったんだろうなって、想像する。

そうこうしてたら8月末のある日、自分の顔が野田クリスタルにそっくりになっていたのでびっくりした。襟足の変な伸び具合、疲れた目の落ちくぼみ具合、顔の形がそもそも似てる具合…寝起きにパジャマで鏡を眺めて、アハ体験をしたのだった。こんなサイズ(155cm)になって名古屋の一企業に勤めに出かけるなんて、野田クリスタルも健気なもんだなぁとその日は不思議な気持ちで出勤した。自分じゃないと思うと自分の行動を優しい視点で見られるということがわかった。

今日休みだったので美容院に駆け込んで襟足をバサッと切ってもらったら、野田クリスタルは消えた。久しぶりに少し化粧したら私はまだ女性だった。

美容院の帰りに最高のまんが『子犬のこいぬ』の2巻を買って読み、心理的安全性の関連本として紹介されていた『最軽量のマネジメント』も買って読んだ。
気合と根性で"ガッ"と作業しただけの7月と8月だったので、9月はもう少しシンキングタイムを作らないといけない。やだな。

 

 

 

*1:忘れなければ

*2:2社目には化粧しない人ほとんどいなかった!みんな忙しいのにキレイにしてて驚きだった。その環境がちょっとつらかった。

去年のことと今のこと


去年の2月27日のことは忘れない。
急転直下の休校指示、足りないマスク、閉まる店。合わせて自分の勤め先も休止状態になり、でもみんなでできることをしようとか言って、大掃除したりして時間を稼いだんだ。
そのあとちょっとだけ復旧したけど、4月の初め、結局すぐまた家にいろと言われて、焦って本屋に買出しに行った。そしてゴールデンウィークが開けるまでずっと家にいた。


あのとき私たちは何をすればよかったのかな、と今すごく思う。
あの数カ月は感染をちゃんと恐れていたと思う。でも、よく振り返ると2月27日の新規感染者数は26人だった。全国で。
私は家にいた。
昨日2021/08/20の新規感染者数は25892人だ、全国で。1000倍だ。

今のほうがよっぽど世間に感染者が溢れているのがわかっているのに、去年のようにうつす・うつされることを恐れていない気がする。多少慣れてしまわないとしんどいというのもあるし、ワクチンのこともあるし、状況は違うけど、なんで今、あのときはダメでなんで今、私たちは稼働しているんだろうと思うのだ。


去年の2月3月4月に「いやいや全然、コロナ大丈夫っすよ!」って叫んで、お店を開けて稼いでおくべきだったのか?
そんなことできなかった。
どのくらい感染対策をすれば安心できるのかわからなかったし、どうしたらいいんだろうって、そわそわしているだけだった。
それじゃダメだったことはわかっている。


今の私たちは感染症対策が万全だから稼働しているのか?そんなこともない。デルタ株が出てきて、いろいろと今まで通りにはいきませんよと言われている。商売はせざるを得なくて、お客様もぼちぼち来てくださっていて、、、でもお客様に来てもらっていて良いんだろうかと疑問に思う。

今こそ家にいるべきじゃないのかな。お客様も私たちも。

そうできないのは何のせいかって、考えたら、やっぱり政治のせいなんじゃない。

去年の春頃、何をすればよかったのかの答えは、もっと政治家に要求するべきだった、なのかもしれないな。それか、経済界に?

でも、それってどうやってやるのかね。

世論って、どうやって作るんだろう。

去年の都知事選はわざわざ帰って投票したけど、結局現職続投になったし。
ネットの署名も参加したけど結局無視されてオリンピックもやったし。
外に出てデモに参加するべきなんだろうか。
なんか、その先がわかんないのだよな。36歳なのに。

日々良い人間になろうと努力したり、あるべき姿で誰かに対峙したり、することが大事なんだろうか。それも全然できていないけど。


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だーらーぴーのこと

 

1ヶ月半前に壊れた我が家の電磁調理器が、経年劣化だということで先日ついに交換された。大家さん出費をありがとう。ついでに風呂場の電球が切れっぱなしになっていたのも交換してくれてありがとう。
もうすっかり料理する気がなくなってコンビニ飯に明け暮れていたのだけれど、IHクッキングヒーターを得た今、そろそろ自炊を思い出さねばならぬ。

でも、何が食べたいか作りたいか、わからない。どうしようかな〜と思っていたところで、中華食材店に吸い込まれた。
「大拉皮」で、だーらーぴーと読む。

こんなの。
スケラッコさんのご本*1で知った、太くてむちむちした春雨をいつか食べたいものだと思っていたら、ここで売っていた。
開けたら定規みたいで面白い。
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1時間くらい水につけっぱなしにしたあとで、煮たり焼いたりするみたい。思ったより手間!スケラッコさんは麻婆春雨を大拉皮で作っていたけど、豆板醤的なものもないし、そもそもめんどくさいし、どうしたもんか。

とりあえずこの1ヶ月半、冷凍庫に寝かせっぱなしだった豚肉ときのこを炒めてみよう。
そして、同じ店で売っていた酸菜も一緒に炒める。
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白菜の酸っぱい漬物で、台湾に行ったときにこれの鍋を食べたが、タレがバイキングみたいにいろいろ選べて楽しかったことのほうが印象強くて、本体の味をあんまり覚えていない。台湾の料理は全体的に味がふわっとしていて舌がバカな私にはあんまり響かなかった。全然また行きたいけど(行きたいんか)。

そしてできたのがこちらです。
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うまい。酸っぱくて塩っぱくて、ムチムチしておりうまい。
もっと、煮込んで味を染み込ませる感じで作るとより良さそうでした。問題は次いつ大拉皮をふやかす気が起きるかということだ。