夏のおわりの外出のこと

暑い。 
暑いよー。
一週間か二週間前も暑かったのだが、暑すぎてわからなかったのかなんなのか、あまり汗が出なかったと思うのだが、この数日は汗が止まらない。下着がびしゃびしゃになる不快感、汗っかきの人のつらさに共感した。


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世田谷文学館でやっていた原田治の回顧展が、清須市はるひ美術館に巡回で来ていることに気が付いたのは1週間くらい前こと。そして会期が明日までと気が付いたのは3日前のこと…で、焦って半休を取って出かけてきた。
清須市名古屋市のちょっと北にあり、名古屋駅からJRに乗ったら二駅で着く。けど、初めて知ったし初めて降りた。駅の周りにはシブい喫茶店と居酒屋が2、3軒で歩いている人より車のほうが多い世界。東京のイメージで言ったら…谷保みたいな感じだ。谷保、降りたことありますか…?
駅から美術館までのバスは1時間に1本。タイミングが合わずに歩く。無風の36℃、25分。暑い…。
どこにあんのよ…ていうくらい姿が見えない美術館。申し訳ないほど何もない道のり。
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で、近くまで来たら、なんだか建物の外に人だかりが…しかも無地のロングワンピースかブルーデニムにモノトーンのTシャツかで、アイメイクはワントーンで、みたいな人ばかりが…
会期の終了間近なせいか、コロナ対策もあってか、館内の入場制限をしていたのだった。暑いとこ歩いてきて、どうしよう…と思いつつ、歩いてきたからこそ諦められず、屋外で並ぶこと40分。
観られました。
あれもこれもなつかしいなぁ、という思いよりも、軽やかに見せる実力がものすごい方だったのだな…と思いが勝った。太い線で描かれたあの女の子や男の子の絵の上、ギュッと引かれた修正の白に痺れた。それと、デビューした頃の仕事ぶりが生き生きしていてとても良かった。
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日が暮れかけてもまだ暑く、お昼が中途半端にだったからお腹も空いたよ…とフラフラの帰り道、ロードサイドのうどん屋で瓶ビールを飲んだ。最高であった。うどんも美味しかった。
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