怒ること


それは難しい。
ム!と来たその瞬間に「これはこうだ」と言えないことが問題だ。
びっくりして呆気にとられた後で、「あ〜、いまのは怒ればよかった」と思うこともある。
たぶん、自分が予想だにしないことを言われたりされたりしたときに、対応する候補がすぐに出てこないのだ。で、噛み締めているとあとからジワジワ怒りが滲み出てきて、言えばよかった、になる。でもあとから「さっきさぁ、」て話すのは嫌なんだ。ただの意地悪な人みたいだから。
そもそも怒りの前に、コミュニケーションの癖としてその場ですぐに思ったことが言えない。商談なんかも、ちゃんと準備して自分内アジェンダにしておかないと言いそびれることがいっぱいある。言われたことにもすぐ正しい返事ができなくて、あとから撤回することも多い。申し訳ない。
困ったら「シンキングタイムをください」って返事するのはどうでしょうか、英会話スクールでもないから、だめか。酒を飲むと割と言えるのだけどそれも昼間は使えないから困る。

で、今日は怒れた。

ム!怒りたい!と思ってから30分、お昼ごはんを食べながら、言いたいポイントを心のなかにまとめて、お茶を飲んでから、申し上げた。
めちゃくちゃドキドキした。
申し上げたあと、やっぱりあー言えばよかった、こう返すべきだったとまた1人反省会。ほとほと訓練不足。
でもこれもやっていくしかない。
とはいえあんまり怒りたくない。歳を重ねるごとに短気になっている自覚はあるんだけど、逆で、もっと愛を持たなくてはと思う。



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早く帰れたので、例の30分弱火で焼く鶏を焼きながら、ZOOMでのライブ配信を観るなど充実した夜を過ごせた。鶏は皮がパリッパリのパリになり大成功だった。鶏胸肉を焼くときはもうこれに決まりだ。
怒れた記念日 兼 鶏むね記念日。