削り蒲鉾とじゃこ天のこと(松山に行ってきました)


高校の同級生が愛媛県松山市にごく短期間で住んでいて、もうそろそろ東京に戻るというので慌ててGoToしてきた。
彼女は以前に京都にも住んでいて、そのときも遊びに行った。地方に友人がいると、会いに行きがてら観光ができて楽しい。みんな地方に住んでくれ。行くから。

 

で、松山である。
仕事を半休にして14時頃退勤すると、19時半に松山に着く。新幹線を岡山で降りて、特急しおかぜに乗って行くのだ。時間がかかるけど、瀬戸大橋を電車で通って、海に浮かぶ島々を眺めるのは最高に気持ちいい。
ああ、次は海が見える場所に住みたいなと思う。良い仕事ないだろうか。

 

松山駅路面電車に乗り換えて、繁華街である大街道へ連れて行ってもらう。
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道後ビールを飲んで、削り蒲鉾のサラダ、たこの天ぷらなどいただく。削り蒲鉾は透きとおった白と桃色にフワフワ感がたいへん可愛らしく、これは愛媛発の映えフードとして全国に名を馳せる日がすぐ来るのではないか。美味しいし、なんにかけても問題なさそう。しょっぱいクレープとかいいと思う。かわいい。
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そのあとは名物の鯛めしを。生卵とおつゆをかき混ぜたところに鯛のお刺身をバーンと入れて、軽い漬けにしてご飯の上にのせて食べる。大変ぜいたく!だんだん味が滲みてきて、どんどんご飯が進む仕組み。美味しかった。
ここで飲んだ宇和島ハイボールというみかん果汁がしっかり入ったハイボールも爽やかでとても美味しかった。

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満腹になったのでもうお風呂に入って寝よう…とホテルの部屋に落ち着いたのだけど、そんなことではいかん!と奮起して1人で夜の探検に出る。なんなんだこの使命感。
大街道は松坂屋も入っているクリーンで豊かな商店街なのだけど、少し逸れると歌舞伎町めいたギラギラの街になる。なにも調べていなくて、ウロウロウロウロしていると、お好み焼き屋さんが多いような気がする。広島が近いせいだろうか。
散々歩き回った結果、見た目でビビビと来たお店に入り、大正解だった。とても明るくて優しい店主がやっている居酒屋さん。揚げたてフワッフワのじゃこ天を食べさせてもらえた。めちゃうま。
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他にも煮込みとかズリ刺とか気になるものがいろいろあったが、隣の人がミートソーススパゲッティを食べていてそれが一番気になった。また行きたい。

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翌朝は二日酔いにちょうどいい、名物の鍋焼きうどんを食べに行く。「ことり」と「アサヒ」が二大有名店らしいのだが、今回は「ことり」へ。
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ロケーションがとてもいい。出てきた食べものもアルミ鍋がこじんまりとしていてかわいい。おつゆは鰹節とお醤油味が優しくて、お揚げが少し甘くて、美味しい。隣の席は近所に住んでいると思しきおばあさまがお一人でいらして、静かにうどんを食べている。建物も食事も、女性ばかりでさっさと切盛りする姿も、これは集客力のある一大アトラクションだな…ずっとやっていてほしい。

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そのあと蛇口から出るみかんジュースを飲んだり、鯛をフライにしてしまったバーガーを食べたりと、いろいろ満喫したのだが、極めつけは「労研饅頭」だった。
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店構えがレトロでかわいい。饅頭が並んでいる感じも素朴でかわいい。手のひらいっぱいの大きなおまんじゅう。あんこ入りと、あんこなしで種類はいろいろ。
ザ・おやつ。その場で食べると伝えると、温めてくれる。130円。
あんこなしを選んだら、おまんじゅうの皮をずーっとはむはむしている感じになった。薄甘いふわふわをはむはむはむはむしていると、たまに塩っぱい豆が出てくる。優しい気持ちになった。



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街がきれいで、山の上にきれいなお城があって、すぐそこに温泉もあって、松山、いいところでした。やっぱり旅はいいなあ。