日記(カレーのこと、虫のこと)

実家で母と姉が話していて、なにがきっかけだったか忘れてしまったのだけど
「そういえばわたしカレーってそんなに好きじゃないわ」
「私も」
「外で食べるとき絶対選ばない」
「好きな人は毎日でもいいって言うわよね」
「そうねえ」
なんて会話を二人がするもんだから飛び上がるほど驚いてしまった。
末娘(わたし)はこんなにカレーが好きなのに…!
動揺しすぎてマンガのように「で、でもでもっ」と意見し始めるのがへたくそになってしまう。
わたし「カレーと言ってもいろんな種類があるし…毎日食べられるかもしれないよ…まあ別にわかってくれなくてもいいけど…」
2人「うふふ」
微笑まれてしまった。
家族で住んでいたとき「今夜はカレー」となったら、みんな自然に食べていたのに、実はそんなに好きじゃなかったのか。実家のカレーは実用的だった(シチューとか煮物とかの最終処理手段としての『カレー化』が行われていた)が、私はそのカレーも好きだったと思うのだが…。


その会話を思い出してカレーを食べたいなと思いながら退勤していたら、通りすがりに立派なゴキブリがいた。

 

屋外で見るとゴキブリも「虫だな」と思えてそんなに恐怖でも不快でもないのだけれど、そいつがとても立派なうえに、屋内に侵入しそうになっていたので「わあどうしよう」と思って立ち止まって眺めてしまった。
すると別な社員も現れて「おお、これは」となった。もう一人現れて「おおー」となった。もう一人のほうが一瞬の間の後に「えいや」と退治してくれて、無事に侵入を防ぎ、わたしはお礼を述べて軽やかに退勤できた。
屋内に入った瞬間、価値が全然違う虫になるから危ないところだった。屋内の環境の価値すら変えてしまうすごい強いメッセージのある虫だ。

 

 

 

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ドバイに旅行にいったときのことをzineにしました。あと大好きなペヤングの湯切りシーンのワッペンも売ってます。ぜひ!