休みと前日のこと

休みだ休みだ。


昨夜は職場の気の合う方とはしご酒をして楽しく帰宅した。あまりに寒くて凍えそうだったので、熱燗をビシッと飲んだ。糖質制限というものはどこか遠くにおいてきた。
酒を飲むのが好き、というだけで仲良くなれたのがありがたい。洒落たところより、ちょっと渋くて気楽なところが好きな傾向が合い、情報交換も捗る。
1軒目は名古屋駅の地下の居酒屋さんで、初めて入ったら大歓迎されて面白かったのだが「10時閉店なので」と9時過ぎから定期的に3回くらい言われて10時ぴったりに退出させられた。店員さんたちの退勤への熱い意志を見た。
同僚が「ちょっと立ち飲み見てみましょっか」と言ってくれたので2軒目に行き、これまた今まで気が付かなかった新店を開拓した。妙に店長さんらしき方が馴れ馴れしく、かつ「なんか見たことある人だな〜〜〜〜」と思っていたら、近所のレストランの新店舗なのだった。相手がわたしのことを憶えていて恐縮至極だったし、お店をやっている人の記憶力はすごい。

 


休みの昼はぐだぐだと良く寝て、掃除洗濯などだらだらしているうちに夕方になってしまう。
茶店でお茶をしながらご本など読みたいわ、と思って出かけ、近所のお店まで辿り着いたらもう閉店していた。
ここは心機一転、ちょっと離れても行ってみたかったところへ…と思い、いつもなら地下鉄に乗るところをバスに乗ってみた。
座れればバスは景色が楽しいしゆとりがあっていい。「へえー、こんなところを通るのね」と思っていたらどんどん道が暗くなってゆき、目的のバス停の表示は現れず、終点に着いてしまった。
辺りは真っ暗。ぽかーん。
逆向きのバスに乗っていたのに、最後の最後まで気が付かなかったのだった。
ただでは転ばないぞという心持ちで終点駅に着く直前に窓から見えた喫茶店に入って、コーヒーを飲みながら本を読んだ。完全に旅だな…と思った。

 

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遅くまでやっているお店でよかった。