のれんのこと


絶対途中でくじけるか飽きるか、受験しても落ちるかするだろうなと思って、誰にも言ってなかったしどこにも書いていなかったのだけど、ついにやっと今さらなんでか、簿記の勉強を始めました…。


3級。とっかかりの3級。


実は10年くらい前にも勉強しようとしてつまんなくてやめてしまったのだった。当時付き合っていた彼と一緒にファミレスで勉強してみたりしたけど、「ファミレスで勉強する」ていう遊びがしたかっただけだったんだなと今になればわかる。彼は元気かなぁ。


それから時を経て内容を見てみると、簿記、会社で経理の方々が取り組んでいることがすべてここに!という感じがする。わかりみがある、とでも言おうか。あの人がこう言ってきたのはこんな考え方があったからなのか…と勉強しながら振り返ったりして面白い。


こんなことを商業高校の人たちは10代にして学んでいるなんて、一体どういう実体を想像しているんだろう。会社に務めてないのに会社のお金の整理について知るなんて、立派すぎてびっくりする。そういう立派な人たちで世の中の経理部は回っているんだ。ありがとう。


で、せめて「1回受験して落ちたー」みたいなところまで行ってからブログを書こう、どこにも書かず誰にも言わずにやろう、と思っていたのだが(恥ずかしいから*1 )、昨日遭遇した単語に心底びっくりしたからどうしても書きたくなった。

それが「のれん」だ。

売掛金、とか、未払消費税、とか、繰越利益剰余金、とかとか、漢字だらけの勘定科目の中に突如として現れた「のれん」。
ひらがな3文字の違和感。
なんとも言えぬのんびり感。
ペラっとめくって「やってる?」っていう感。
そんなヒラヒラしたものが漢字と数字の世界に突然入り込んできて笑ってしまう。

よその会社を吸収合併するときに計上する、目に見えないよその会社の価値のことをのれんと言うらしい。ホントにのれん分けののれんなのだ。価値がマイナスのときは"負ののれん"として計上する。負ののれんって、"恐怖のみそ汁"みたいなユルい嫌さ。ドアにかけておいたら部屋の中の湿度が上がりそう。
簿記勉強してる人、みんな変だと思わないのかな。それともこれがみんなの一服の清涼剤になっているのか?のれん…。

 

今週のお題


 

 

*1:さんざんブログ書いてた宅建に落ちた経緯がある…