逃避のこと、国会議員に聞いてみた、のこと


時間はあるので仕事をすればいいのだが、やる気が出ないので現実逃避ばかり進んでいる。

フォルケホイスコーレという、デンマークの学校に留学することを夢想しながら検索したり。
フォルケホイスコーレは英語にするとfolk highschool 、全寮制の教育機関で、学位等にはならないが学びたいことを選んで2週間なり半年なり居させてくれるところ。安価なのがポイント。高校から大学の間のギャップイヤーに利用したり、成人した人も仕事を一旦やめて再勉強のとっかかりするような場所だ。
いつか行きたいなと思ってから10年くらい経っている。

あとはスリランカに行くことを夢想してアーユルヴェーダリゾートの検索をしたり。
TwitterInstagramで見かけた知らない英単語を即検索したり。
Eテレ栗原はるみが使っていたフライパンが便利そうだから「これは本人ブランドのものに違いない」と思って検索したり。
とにかく検索して逃避している。

昨日買ったレタスクラブのふろく「美文字ドリル」に取り組んだのはなかなか逃避らしい逃避だった。
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こんなに大きな文字を手で書くこと自体が久しぶりで、すごく難しい。でも結構面白かった。写経とか塗り絵とかも、もしかしたらいいかもしれない。


家から持ってきていた本も読んだ。積ん読になっていたもの2冊。

映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』が話題になっていた立憲民主党の小川議員が、ライターの和田氏の疑問質問不満に答える…かのように見せて、和田氏ご本人がすごく勉強されて、疑問質問不満の理由を自分なりに解釈されていく過程が書かれており、素晴らしかった。同時に、小川議員の返事と政策案も真摯で明快で、見えなかった景色が少し開かれるようだった。明快でないときは謝罪して、改めて答える姿勢も読んでいて気持ちよかった。
世の中や政治は一発逆転では変わらない*1、諦めずに少しずつやっていくしかない…という事実への納得感。既にうまく行かなくなりつつある超高齢社会の日本が"脱成長"へ考え方を切替えるにはどうしたらいいのかという問い。もっと知りたいし知らなくてはいけないし、意見を持たなければと思わされた。ニュースも新聞もロクに摂取していない、高校の公民の授業も忘れきっている私にとってはとても良い刺激になった1冊だった。すごく読みやすく面白いので、多くの人に勧めたい。友人知人には賢い人が多いのであまり必要でないかもしれないけど…。
それと、映画はネトフリで観られるようなので退院したら必ず観るつもり。巻末の参考文献も、読みやすそうなものから読みたい。


もう一冊はこれ。

対談相手がとても豪華。谷川俊太郎宇野亞喜良横尾忠則荒木経惟萩尾望都佐藤雅彦高野文子甲本ヒロト吉田戦車

…読みたくなるでしょう。

 

 

*1:戦争となればまた別かもしれませんが、一旦それは日本では起こらないという前提で…