クリスマスのこと


サービス業のはしくれ、かつサンタのしもべ*1として働いているので、社会人になってからのクリスマスは仕事をしていることが多く、今年も同様。

 

アメリカ人の上司がいるのだが、もちろん25日は彼は休みで、最近はクリスマス関連の映画ばかり家で観ているらしい。彼が楽しそうに帰って行った後ろ姿を見て、チームメンバーみんな嬉しいクリスマス・イブだった。

上司を見送った数時間後、ローソンで20円引きになっていたフライドチキンを買って、食べながら夜道を歩いて帰ってきた。

家でテレビをつけるとEテレ『ドキュランドへようこそ』で、サンタの学校のドキュメンタリーがやっていた*2。冷凍水餃子を小鍋からそのまま食べつつ観たらとても楽しかった。アメリカ中に点在する"サンタとして活動する人たち"が一同に会して、どんなサンタを目指すべきか、こころざしは、服は、ヒゲの脱色は…などなどを習い、学び合う。
サンタは言うなれば究極のサービス業、一人でやるテーマパークのようなもので、あらゆる場面で前向きな姿を見せなくてはならない。クリスマスの精神*3を伝え守り広げようという、キリスト教とも少し違う、クリスマスに対する明るくてキラキラした前向きな気持ちがすごく良い。

Netflixで民家のクリスマスデコレーションをしますよという番組*4も観たのだが、こちらもアメリカ人のクリスマスへの気合が込められていて面白かった。家族の集まりをこんなに真剣に考えている人たち、さぞや楽しいだろう。一人でフラフラするにはちょっと生きにくそうだけど。

 

クリスマスの日は会社の社食でケーキを食べさせてもらえる。小さいブッシュドノエルだ。約1000個のそれを手配しているのは私だ。でもなんかうれしい。小さいし値段も知ってるけど、会社のデスクで食べるケーキは楽しい。
ケーキ効果か胃がもたれて退勤。胃がもたれているのに、帰り道にひとのブログ*5でチャーハンとラーメンについて読んでしまい、強烈に食べたくなる。胃もたれ…チャーラー…胃もたれ…チャーラー…と思いながら自宅から徒歩30秒の中華に吸い込まれ、メニューを見極めるのに10分ほど*6かけた。

海鮮お粥。
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厚揚げなどの五目炒め。
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しつこいものを食べつつ優しいものも食べたいという気持ちをメニューで表現してみた。

五目炒めは油と濃い味しみしみ、ニンニクごりごりで最高。お粥はエビぷりぷりであっさり美味しかった。明石家さんまナイナイ岡村などがわちゃわちゃする特番がテレビで流れている。なんで中華屋で眺めるテレビは、家で見るより面白いんだろう。こういう気の抜けたバラエティとか、地方局の夕方の帯番組とか、そういうのは家で見るより店屋で見るほうが倍面白い気がする。あと、お相撲とか。なぜだろう。そして、五目炒めが多いから半分持って帰ろうと思ったが、包んでもらうのが面倒で全部食べてしまった。

胃がもたれたまま…というか、パンパンに膨れたまま、湯たんぽを作って寝る。良いクリスマスだったな。明日の名古屋は雪らしい。

 

 

 

*1:妖精と呼んでもらえるとよさそう

*2: 

*3:これはgiveとjoyとloveの心なのかなあ

*4:

*5:

*6:体感