緊張感とたぬきのこと

 

入院日記の続きです。

 

オールインクルーシブだ、やったー!と思いはしたけれど、替えの靴下も下着もないし、それは貸与品じゃないから洗濯しないといけないし…と段々リアリティに気付き始めた2日目。
とりあえず売店に行ってグンゼの大きいパンツとまっさらなランニングを1枚ずつ、靴下2足を買う。洗濯機を使うほどの量ではないし長期戦だと思っていないので、これらを毎日洗面台で洗って干して回す方針で行く。
この感じは旅行でユースホステルに泊まったり海外出張が延泊になってしまったときのことを思い出させる。
入院するまでは毎日毎日コンビニに寄っては良くないものを摂取していた*1ので、売店の食べ物のラインナップが気になるが、しかし、絶飲食を言い渡されていて何も買えない。ので、見なかった。本や漫画も売っているが、全然読みたいものがなく、とりあえず通勤時に読もうとしていた本に向かうことにした。


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救急で対応してくださった先生たちもとてもお若かった*2*3し、入院してからご担当の先生たちもお若い*4。一瞬だけ現れた「主任医長」はさすがにおじさまという感じだったけど、その他の先生方は同世代かそれ以下…看護師の皆さまは確実に年下ばかり…
で、私が思ったのは、この人たちに最大限のリスペクトを表しなければ!軽症だしご迷惑にならないようにしなくては!!ということで、それによりなんとなく緊張感がある。品行方正にしている。つもり。
なにしろ腹痛がほとんどなくなっている(もともと食べなければ痛くなかった)ので、元気なのだ。だから看護師さんたちに負けじと笑顔で挨拶するし、ごろごろ寝てばかりもいられない。

深夜に点滴の様子を見に来てくださる看護師さんがいて、朝は朝で検温に来てくださって、そのあと先生方がバラバラに来てお腹を触っていく。それが終わるとお洗濯の方とお掃除の方が別々にいらっしゃる。なんだか大変なことになってしまったな。祖母や両親の入院のときには、ほんとうに看護師の方々には頭が上がらないなぁとわかっていたつもりだけれど、自分が患者になってみるとますます恐縮する。
とりあえず夜中に点滴を見に来ていただくときはどうしても起きてしまうけれど、たぬき寝入りしている。それがマナーだと信じてる。

 

 

 

*1:だから入院することになったんだろうな

*2:救急エリアは先生たちの空間と患者の空間が分かれていないから喋っていることがほとんど筒抜けで面白かった。カレー食べたって、って言われてた。

*3:いま付き合っている人が大学病院で働いているので、なんとなくそれを思い出して「大変だろけど楽しそうに働いててよかったなー」などとも思ったが本人とは大分状況違うだろうな。

*4:耳寄り情報としては、逃げ恥の平匡さんに似ている先生が1人います。