究極の2択のこと


入院日記の続きです。

 

入院ですねー!って言われたとき
「え…!?制服なんだけど!?」
ってまず戸惑いました…

いま、制服着用の会社に勤めているのですが、着替えがめんどくさくて家から制服を着て出勤し、そのまま帰っていたんです*1
なので、制服着たままレントゲン撮られたりCT撮られたりして、切々と状況も語ったこの3時間ほど。身元のバレ感とかはもはやどうでも良くなっており、まぁもう汚いお腹の中も見られているわけで何もかもどうでも良いのですが、この服のまま知らないところに泊まるわけ…!?ということに衝撃を受けたのです。

私「え、荷物とか着替えとか…取りに行けませんか…?」
看護師さん「今からは難しいですねー。空いてる部屋を調整しますけど、
『外出できるけどスマホが使えない部屋』と
『外出できないけどスマホが使える部屋』
どっちがいいですか?」
私「え…!?え…!?」

こんな究極の2択に出会うとは思わなかった、せめて「4人部屋か個室で値段が変わりますけど〜」とかそういうのが来ると想像してた…
けど究極のわりに答えは簡単で『外出できないけどスマホが使える部屋』に5秒で決めました。
それを選択したことにより、着替えやらタオルやらの生活用品一式を毎日貸出してくださる(もちろん有料)書面にサインをし、15分後には何とも言えぬチェックの甚平に着替えさせられておりました。
こういうものがあるのね、知らなかった。

『外出できないけどスマホが使える部屋』に連れてきてもらったら、きれいな個室でお手洗いもシャワーも着いていてホッとしました。
入院になると確信はしていなかったけど、万が一と思って新しくてキレイそうな病院に来ておいて良かった。追加料金なし。ナイス判断自分。
着替えもなにもないということは逆に、自分で洗濯しなくてもいいし、お掃除もご飯も毎日やってもらえるし、これって家にいるより相当快適でハッピーな状況なのでは…まさかのオールインクルーシブ・リゾート体験なのでは…!?と、腹痛が落ち着いてくると思えるようになり。
退院まで1週間が目標ですねと言われて完全にバケーション気分になったまま睡眠しました。幸せな人だね。
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*1:こういう事態も起きうるし、事故や地震に遭うかもしれないので、もう制服で通勤するのはやめようと思いました…でもめんどくさいんだよね会社で着替えるの…