禁ビールのこと


鍼医にビールを禁じられた日(ビールのこと - いろいろなことがある)から1ヶ月間、わたしは本当に素直に、愚直に、ビールを避けてきた。
ビールのない飲酒なんて…とボヤきながらも、飲むならなにか別なものにしてきた。ワインなり、サワーなり、ハイボールなり…ハイボールはわりとゴクゴク行くからビールの代わりに「ゆっくり飲むもの」としては不適切かもしれないけど、とにかく我慢してきた。
先月末に駆け込んだ鍼治療でも「ビール飲んでませんとも!」と堂々と報告して「えらいねー」と褒めてもらったほどだ。書いてみると一体どういう関係なのかと思うけど、医者と患者なんて大概こんなもんだろう。

しかし人間は…いえ、わたくしは…弱いもの。
今日は妙にくたびれて、帰路、脚が進まなくて、明日も出勤か〜とヨボヨボしていた。
Twitterのタイムラインに流れてきたこの漫画を読んだらとても楽しくて、お好み焼(広島の)が食べたくなって、そわそわした。

(すごく楽しくて今なら全話読めるからぜひ。)


家の近所にお好み焼屋(広島の)さんあったかなぁ、テイクアウトできるかなぁと思いながらフラフラしていたら、知らない人に「おつかれさまです、これからご飯食べに行きませんか」と言われてすごく驚いた。「いえ…」と小声でお断りをして、お好み焼屋さんを探すことは諦めた。普段興味のない食べ物なので、いざというときにすぐ入れなくて残念だった。
コンビニにあるかも…とファミマに行ったら、さすがファミマのなんでも作ってくれるお母さん、ありました。「お好み焼」という商品と「キャベツの包み焼とソース焼きそば」という商品が。「お好み焼」は大阪風の全部混ざっているやつ。フワフワとした、あれ。でも今は広島風の生地が薄くて麺が入ってるのが食べたい…ということはつまり…とよくよく見比べて、買いました。
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湾曲的なネーミング。どう考えてもお好み焼だけど、あくまでも焼そば扱い。ねえお母さん、これは焼そばなの?


これを買うとき、ごくごく自然に、ごく自然に、缶ビールを買っておりました。
飲みました。
1ヶ月間の禁ビール生活はまぁ本当になんでもない日に解かれました。