腸とロジとテプラのこと

入院日記の続きです。

 


ひまなので今回の症状についてググりまくってしまう日々。
なんかお腹痛いなー?と思ってた日々は、そのお腹イコール胃だと思っていたので、ストレスで胃潰瘍か〜?だとしたら労災か〜?とか半分面白がっていた(ダメ)。
しかし診てもらったら腸が課題だったので、やっと答えに近づいた気持ちでググりが捗る。

原因に「暴飲暴食」「早食い」と書いてあってつらい。わたしはかなり早食いだ。
誰かとご飯を食べていると先に進みすぎてしまって、しばらくお水を飲んだりして時間調整するときがある。飲んでいてもつまみが置いてあるとすぐ食べちゃうし、一緒に飲んでいる人がゆっくりだと「早く食べないのかなあ」とソワソワすることもある*1。家飲み/一人飲みが増えて、余計に食べるスピードが上がった気もしている。ひとくち都度3回くらいしか噛んでないんじゃないか。だからお腹がいっぱいにならなくて、余計に食べる負の連鎖が起きる。
噛まねば。
ほかにも「一旦治ったが、すき焼きの糸こんにゃくを食べただけで再発した」みたいな記述を見て泣きそうになる。長いのがダメだったらしい。このあと「筍、柿も消化が悪い。みかんの皮は大丈夫。」と続けて書いてあったが、なんでみかんの皮が急に出てくるのか。
そんなに繊細だったのか、腸。なんと恐ろしい。そしてこんなにも腸について考えている人が日本中に沢山いることにもおののく。そして自分がそれを知らなかったことにも。


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いろんな検査をしてもらうので、病院のいろんなところをうろつく。
うろついていると、当たり前だがいろんな人が仕事をしていて、それにしみじみ来てしまう。
ちょうど、廃棄品の回収に来た人がいて、「ああ、そうだよな」となった。病院だから病院専門ルートを持って回っている廃棄業者さんがいるんだ。品目毎に専用のゴミ入れBOXがあって、それぞれに廃棄部署の名前と担当者を書いて渡す流れになっている。各部門に留置場があって、時間までにそこに持ち込むと、回収の人がピックアップしてくれるルールになっているようだ。
MRみたいな職業じゃなく日々出入りして、365日のロジスティクスをしている人たちがいて、私の絶食中のご飯代わりの点滴も在庫管理されているんだよな。やっぱりロジは偉大、世界を支えている、すごい。勝手に胸アツになる。

検査でとても大きなレントゲンの機械に挟まったりしていると、まるで宇宙訓練のようで少しアガるのだが、その周りにあふれるテプラにもしみじみくる。
よく見ると先生たちが使うものたちはテプラだらけだ。こんなにデカい、カッコいい機械を操作しているのに、たぶんすごく頭が良くてお医者さんになったのに、整理整頓はやっぱりテプラなんだ*2…と、ちょっと身近に感じて嬉しい。キングジムもすごいことだ。テプラのない組織はないのではないか。
職場に復帰したら備品の整理整頓をして、めちゃテプラしまくるぞ…と思いながらいろんな角度で腸の写真を撮られるのだった。

 

 

 

*1:なるべく表に出さないように我慢はしているつもりだけど、たぶんバレてる。

*2:きっと先生たち本人はテプラ作ってないだろうけど