サファイアになる(1)

2016年末、翌年1月にインド旅行が決まっていた(支払済)にもかかわらず、ボーナスの残額をはたいてシンガポールに遊びに行ったのは「サファイア」「JGC会員」になるためでもありました。
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サファイアとは。JGC会員とは。なにかと申しますと…(ご存知の方は飛ばしてください)
 
JALマイレージクラブ会員になっていると、マイレージだけでなく「FLY ONポイント」という別の指標でもJALからの評価を受けることになります。
マイルのように飛んだ距離に応じたポイントに、国内線だと2倍ですとか、チケットの割引率によって掛け算があり、最終のポイント数が決まります。しかも、これは飛行機に乗らないと貯まらなくて、たとえばお買物やレストランでクレジットカードを使っても、マイルは貯まるけどポイントは貯まらない、というところが肝(=貯めるのが大変)です。
 
このFLY ONポイントが貯まると、マイレージクラブ会員としてのレベルが①クリスタル→②サファイア→③エメラルドという名前付きで上がり、さまざまな特典を受けられるようになります。
さまざまな特典とは何かというと、エコノミーでも並ばないでチェックインできるようになるとか、優先搭乗とか、空港のラウンジが使えるとか。もっとレベルが上がると、同行の方も一緒に特典が使えるようになるよ、とか。
ご贔屓のお客さんになって、いいサービスを受けよう、ってことですね。どこの航空会社でもこういうのはあります。
 
ただ、実際、わたしが飛行機に乗るときには、改造社書店で気分に合う文庫選びに苦心したりガイドブックの立ち読みしたり(買えよ)、事前に買い忘れたマスクやシャンプーを慌てて買ったり(買っとけよ)しているので、意外と時間がなくて、ラウンジに行けるとしても行く余裕がないことが多いです。
それに、飛行機の優先搭乗も、全然魅力的に感じていなかったんです、今までは。これから何時間も飛行機に乗って座りっぱなしになるのに、なんで最初に乗って座る時間を長くしないといけないのかと思って。
要するに、もともとマイルを貯めてどこかに無料で行きたい気持ちはあったのですが、マイレージクラブの上のレベルになることには、そんなに興味がなかったんです。
 
そんな2016年のある日、気が付いたら私は(頻繁に出張があったために)レベルの①クリスタル会員になっていました。
もともとそんなに興味がなくても、「レベルUPしたよ!」って言われたらやっぱり嬉しくなって、旅行や出張の話ついでにそのことをお友達に話したんです。
すると
「それは絶対に修行してJGC会員になるべき」
と言われまして。
「…….修行ってなに?」
 
 
 
というわけで、つづきます。