シングルタスクのこと

夢とお前抱いてた頃…*1ってかなりのマルチタスクであるな、夢かお前かどっちかにしろよ、いやお前だけの男ってなかなかな…などと考えてしまう程度に頭がぐちゃぐちゃしている今日この頃だ。

1月がもうすぐ終わってしまう。
信じられないくらい仕事が終わっていない。月の前半に調子が悪くなって休んだせいなので自業自得なのだが、全然追い付けない。馬力が出なくて悲しい。

そんな中でもしかしてこれが心の拠り所になるかもしれないと思っているのがシングルタスクで、つまりそれは、今やることが1個だけという状態のことだ。
たとえば私は電車の中で本を読むと(特にその本があまり面白くないときに起きがちな)、途中で降りる駅を確認するためにスマホを見て、その流れでツイッターを見て、と考えがあっちこっちに飛びがちだ。マルチタスクが得意なのではなくて、単に気が散りがちで1つのことに集中できない。
仕事はマルチタスクの極致で、メール読みながら電話がかかってきては、そのすきに会議で言いたいことを考えたり、あれをこうしたらと言われてハイと返事したり、ふらふらしている人に声を掛けたり、これはこうして良いですかと訊かれてハイと返事した頃になってやっと最初に読んでいたメールの返事を書き終えたりといった塩梅で、発生する事象に対応しているだけで8時間すぐ経ってしまう。

そんなことばかりの中で純粋に「今これだけをやるのだ」、となる場面が筋トレとお絵かきだ。どちらもスマホや電話や通知から離れて、どこの筋肉をうごかしているかだけに集中したり、どんな形でどんな色であるかに集中したりできている。
筋トレはトレーナーさんと一緒にいるので強制的に1時間だけのデジタル・デトックス状態になるのがちょうど良い。かつて一人で格安ジムでマシンを動かしたりしていたときは、30秒のインターバルでさえツイッターを見るという廃人の鏡のような有様だったので、コストをかけている甲斐があるというものだ。
お絵かきは毎朝の習慣にしたいと思って始めたが、結局やったりやらなかったりになっており、やはり毎日同じことをやるのは難しい。更にお絵かきはiPadでの作業、かつ、スマホで画像検索しながら描いたりもするので、ともするとすぐにディストラクトされてしまいがちなのだが、おそろしいことに「シングルタスク、シングルタスク」と自分に対して声に出して語りかけながらなんとか軌道を修正したりしている。
シングルタスクこそが自分を救うのではないかと思いはじめているのだ。かっこよく言うとマインドフルネスか?もうすでに世の中全員ご存知だと思いますけど、マインドフルネスっていい感じだよ。なんとなくスッキリする気がする。それだけの時間って気持ちがいいいよ。

しかし本が全然読めていない。本こそちゃんとハマればシングルタスクの極みなのに、どうも落ち着かなくて、どっぷりと読めない。課題図書がどんどん積ん読になっている。なんだかこうやってなにひとつ落ち着かないまま1月が終わりそう。
とにかくなにもかも終わらなくて、同時に起きているあれこれを1つずつ片付けないといけない。
とりあえず今はSpotifyで『安住紳一郎の日曜天国』の2018年の回を聞きながら、昨年度の自分の業績報告を書きながら、ブログを書きながら、ミロ入りコーヒー牛乳を飲んでいる。

 

 

*1:シャ乱Q 

シングルベッド

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