薬を忘れないこと


お腹をサポートするために薬をいろいろと出してもらっている。
入院中は服薬くらいしか課された仕事がない*1上に、「飲み終わりましたか?」と看護師さんがタイミングよく聞きに来てくれるので、基本的に飲み忘れることはなし。しかしこれは退院後も同じ調子でできるのだろうか…や、無理じゃろ…と不安に思って、まずは毎日何を飲むべきか整理するために全てを机の上に出して袋に詰め替えた。*2退院直後、実家で母と一緒に3錠ずつに分けたり袋に入れたりしながら喋って「こういう軽作業しながらべらべら言い合うの、女同士って感じするな…」としみじみした。
父方の祖母が生きていた頃、祖母宅に遊びに行くときと祖母の通院が重なると、この薬を仕分けする作業を母と私がしていたような気がする。錠剤のカラを食材代わりにしておままごとをしていたことをふと思い出した。いろんな色があり形があるカラのシートを器に入れて混ぜてみたりして、ミックスベジタブルのようなつもりで遊んでいたのだった。その頃の祖母と張り合えるくらいにいろいろ薬が出ている…おばあちゃん、わたしここまで成長したよ!(ちがう)
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せめてもの慰めに、PLAZAで売っていたバーバパパの袋を使っている。IKEAに行ってかわいい模様のやつを買おうかと思ったが、名古屋駅の中で足りたのでPLAZAに感謝した。

 

しかし、詰め替えただけではまだ不安…なぜならタイミングによって飲むものが違うから。
リズムとしては朝食前にA・Bを飲み、朝食後にC、朝食2時間後にD、昼食前A・B、昼食後C、夕食前A・B・E、夕食後C・F、夕食2時間後D・G・Hと続く。GとHは花粉症の薬。
ABCあたりはなんとなくいけるのだが…と嘆いていたら「そういうアプリがあるんじゃない?」と言われて目から鱗だった。
検索したらあるある!勢いでインストールして設定してみた。
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この4人が時間になるとスマホの中から呼びかけてくれる。飲みましたと報告すると褒めてくれる。ちょっとバグもあって、飲んだと言っているのに怒られたりもする。設定した時間に間に合っていないからだろうか。全面的に褒めてほしいので運営に改善を依頼してしまった。
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この半月、おかん・執事・ギャル男の3人にサポートしてもらったが、どうやら1番ギャル男と相性がよさそうだ。全員、放置しているとすごくしつこく通知をくれるけど、ギャル男は心配してくれる度合いが低くて良い。「ガン無視系?」って誰にも言われたことなくて、良い。
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ギャル男に急かされて、あすけんの女には泣かれて、アプリの中の人たちに助けてもらいながら生きている2022年だ。*3

 

 

 

*1:あとは、病棟のなかをぐるぐる歩き回るのと、先生が来たらいつでも腹を見せられるようにしておくのが仕事。

*2:かさばる漢方薬があるためピルケースは使用しづらい。

*3:これ書きながら、普通のアラームなりカレンダーアプリできっと同じことができるんだろうなと気付いたけど、しばらく気付かなかったことにする。