受験のこと

 

大学受験のときのことって覚えてますか?

ちょうど受験生だった頃に生まれた姪が、今年ついに大学受験をしています。ということは、あのときから18年経ったようです。

…すっげえな!

受験のときに覚えたこと、残念ながらなんにも頭に残ってません。
週に何度も塾に行かせてもらい、春夏冬と予備校の特別講義にも参加させてもらったのに、たとえば日本史のいろいろの記憶がない。海外旅行するたびに「世界史選択にしとけばよかったな〜」とか思うけど、この様子だとあんまりそれと意味がなかっただろうなと思う。
センター試験のために勉強してた倫理を前々日くらいに急に捨てて公民に一夜漬けでチャレンジしたことは覚えてる。それゆえに公民も倫理も内容はロクに染み付いてない。
国語なんて、どんな勉強の仕方をしてて、どんな問題が出てたんだっけ…というレベル。古文も範囲でしたっけ?

こんなに覚えてないもんか…と思いつつ、姪の母(=わたしの姉)と話していて、パーッと蘇ってきたのはお弁当のことだ。
温かいお茶の水筒、おにぎり2つ、湯島天神落雁がセットだった気がする。
おにぎりの中身は豪華版で、梅干しとじゃことおかかと大葉が混ざったの。この薬味もりもり梅おにぎりが好物だった。なんとまあ、なんとまあ手をかけていただいたことやら。

よもやよもやで第一志望の大学に入学したが、5年ほどろくに勉強もせずフワフワ過ごしてしまった。
それから13年ほど、野心的になったりならなかったりを繰り返して、いま体調の微妙さも相まってすっかりやる気を失っている。
受験勉強、なにも残っていないけど、あのときなんとか流れに乗れていたのは若さがあったからだな…とつくづく思う。もう二度とできない。

なにもできない気持ちになることもある。姪が行きたい大学に合格したらいいなあ。


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