在宅勤務のこと


金曜日、出勤して帰ってくる道のりで、寒いというより悪寒がしたためとても焦った。
最寄りのドラッグストアで取り急ぎのインスタントフードやらゼリードリンクやらを備蓄で買って、ハラハラしながら帰る。
f:id:l11alcilco:20210127183953j:image
いざとなればPCR検査もマツキヨで買えるのだな…なんてことに初めて気付きながら、帰宅して熱を測ると37.1℃。微妙〜!しかし、この微妙さが今は恐ろしい。


翌日は熱は下がっていたけど在宅勤務にさせてもらった。
今までやったことのある在宅勤務は誰もオフィスにいない状態でやるものだったのだが、今回は私以外みんなオフィスにいる。みんながなんらかの動きをしているのだろうな…と想像しながら、こわごわチャットで話しかけたり、電話したり、メールしてみたりする。
すごく…やりづらい!
オフィスにいるときは「今、話しかけていいかな」という間合いを見るのにすごく時間を使っていたことを認識する。なにか考えたり作業したりしている間も、人の様子を見ていたり、話すのを聞くともなしに聞いていたり。そしてその話に割り込んだり。
それがなくなると、なんとまあ、自分のやっている仕事が空虚に見えることか。ああ、本質的なことを何もしていなかったんだなあ、と改めて感じて、しょんぼりしてしまった。
しかも14時くらいでノートパソコンの電源が落ちてしまう(ACアダプターを持ち帰り忘れた)というまさかの不手際があり、ますますドン凹み。初歩の初歩!

その次の日は元気に出勤して楽しく働いた。
本質的なことはせずに、全体的にふわっと誤魔化しながら。

初対面の年上男性に「頭の良い子」みたいに言われたことが30になるまで何度かあったけど、それは本当の意味で賢かったり思慮深かったりするのではなくて、「その場の空気に対応して返事ができるね」ということだろうなと振り返る。
そしてそこから成長がないんだよな。自分の足りなさについて、どこから手を付けていいかわからないまま時間が過ぎていく。