家にいる day3

 

昨晩のヤムウンセンのタレが残っていたので、そこに卵を割りほぐして炒め、ごはんにかけて食べたら美味しかった。「残ったタレ」に対する執着心が強い。タレを無駄にしたくない。美味しい味が定着した水分、なにかに吸収させて満喫したい。

 

外は雨。確定申告に取り組む。
会社員なので年末調整で本来なら事足りるはずなのだが、なんやかんやあって追加で申告したい。3月の頭に東京に帰って、税務署に突撃しようと思っていたのだが(住民票を東京のままにしてあるため)、時間的余裕のなさと出張禁止令…イコール私用でも遠出すべからず、という指示があってどうにもならなくなった。自宅待機命令と、締切まであと数日のカウントダウンがうまく組み合わさり、初めてのe-Tax体験だ。
開始早々、そもそもe-Taxするための申込みのために税務署行かなくてはならないとわかって絶望する。結局帰らないとダメだったのか。悔しいのとヒマなのとで、相談窓口に電話すると(こんなときなのにすぐ出てくれてありがたい)、申込み自体は納税先でなくとも、近隣の税務署に行けば良いとのこと。福音だ!
税務署に駆け込んだら30秒くらいで手続きできた。2月くらいにこれをやっておけば防げた外出なので、反省。
帰宅して取り組んでみたら意外とすぐできた。パソコンが古いので「推奨環境ではありません!」と警告が出て焦ったが、「でもできるかもしれないからやるね!」と無視して進めてみたら特に問題なかった。諸々印刷して、郵便で出して完了。計算を間違えてなければ戻ってくる私の数万円よ、待っているよ。諦めなくてよかった。


母からの贈り物で「永福町大勝軒のおみやげラーメン」がやってきた。
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わたしのソウルフードの冷凍版。
ラーメンと言えばこれで育ったので、好き嫌いの分かれるお店だと知ったのは大学生になってからだった。ついこの前まで、スープの味がいろいろある(塩・とんこつ・醤油から選べます、みたいな)ラーメン店を信用できないと思っていたのも、この店の影響だ。ラーメンとチャーシュー麺しか選択肢がない環境で育つと人はそうなる。
このセットのキャッチコピーは「お店とそっくり同じ味」なのだけど、そりゃそうだお店で作ったままを詰めているんだから。30年くらい前は「鍋二郎」みたいに家庭のお鍋を持参すると入れてくれるサービスがあった気がするけれど、いつの間にかこのスタイルになっていた。それから我が家にはこのスープ用のボトルがどんどん増えて、豆を入れたり味噌を入れたりするものとして今も活躍している。名古屋にいる私の部屋のお米もこれに入っている。
作って食べた。最高であった。たまらんたまらん。麺もスープも、ああこの香りああこの味。一人で食べるにはスープも麺も余るので、もう一回できちゃうぞ、まいったな。もう一回を見越している母が追加のメンマも同時に送ってくれていて、心底感謝した。
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そして丼にもスープが余り、ご飯を入れておじやにすると最高ですよね、と思いながらも面倒で、お湯をさしてゴクゴク飲んでしまった。ああ塩分、ああ脂質。ああ、残ったタレへの執着心よ。