セブ島に行ってきました

お友達のごまさんと二人でフィリピンのリゾート地・セブ島に行ってきました。 行くとしたら噂の安価な英語留学でかなぁ、でも数週間に渡って休みを取る日なんて来るのかしら…と思っていた場所に、まさか遊びに行くことになるとは。
ほどよい距離(フライト5時間ほど)、ほどよいお値段、ほどよい未知さ、そして確実な暖かさ。暖かさ!とにかく暖かいところでだらだらするのが目的。このブログは36時間ほどの滞在中にどこいったなに食べたの記録です。

 

・1日目13時
LCCのセブパシフィック航空に乗る。機内食は事前にWebで予約する必要あり、なので、乗る前にビールとつまみを買っておくスタイルに。
機内でも飲み物とスナックであればいろいろ買えるのだけど、フィリピンペソの現金しか受け付けてくれないので往路は何も買えず。かわいいカクテルがありとても惹かれたので復路ではペソを余らせておく決意を固める等した。
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・18時
飛行機が空港に着くと暑くて笑ってしまった。一瞬陽気な気持ちになるも、もう日没も過ぎて辺りは真っ暗。パックツアーの車に乗ってホテルに向かうが悪路に渋滞、さらに空腹、おまけに買ったSIMカードが読み込めないなどあってたいへん疲れる。飛行機降りてから乗る車って、なぜか酔いやすい。

 

・19時半
Costabella Tropical Beach Hotelにチェックイン。こじんまりしつつもレトロ&オリエンタルなムードで愛らしい場所でした。なにより植栽に星を降らせたような照明がとてもかわいくて心和む。
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・20時
もともとの予定を変更してホテルのレストランで食事。うーん……!サンミゲル(フィリピンのビールと言えばコレ)は美味い。

 

・22時
元気を振り絞り、もともと予定していた車で20分ほどのバー・Ibiza へ。海の上でサーチライトがぐるぐる、DJブースに重低音マシマシで、ピカイチのチャラさ。さぞ盛り上がっていることだろうと思ったのに、誰も踊ってはいなかった。ちょっと残念。
バエだバエだと言ってカクテルを飲み、InstagramTwitterライブ配信など試みてみるものの、全世界に向けて話したいことなどなにも思い付かず、早々にやめてしまった(見てくださった方すみません)。自分の顔が映りっぱなしというのもなかなか耐え難いし、動画は向いてないな…と思った。あとバエのつもりで撮った写真もライトの色に負けてなにがなにやらになった。
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・2日目朝7時
ホテルの朝食ブッフェ。土地らしいものはデザートとソーセージくらいだった。ソーセージは甘いのに辛い感じが東南アジアらしくて心ときめく。香りと口に入れた瞬間は甘い、でも噛むと軽くむせるほど辛いの、面白いし、大好きだ。
f:id:l11alcilco:20181213174329j:image朝食を食べ終わったらビーチできゃいきゃいしようと思って、海の様子を見に行くと、なんと干潮で全然水が来ていないのだった。水に入る意欲はあったので大変がっかり。予定変更してセブシティ観光へ。
f:id:l11alcilco:20181213181936j:image(説明しようとしたらパワポみたいになってしまった)

・9時半
サント・ニーニョ教会とマゼラン・クロスがセブ観光必見スポットとのことで訪問。ホテルからの道すがら、屋台で飲み食いする人たちやコンテナヤードを通る。いったい何を輸出しているんだろう、と思いながら、こんなことに興味を持つだなんて、歳とったなぁとも思う。
マゼラン・クロスは写真で見るより小さくて、教会は写真で見るより大きかった。周囲の客引きやお土産売りの人は思ったよりも少なくて、熱心にお祈りする人たちが朝からたくさん来ていた。コロニアルなムードというか、スペイン統治時代を思わせるムードはたしかに観光にはなるのだけど、聖堂の空気はもっともっと地域に根ざしていて、なんだか見物してしまうのが申し訳ない。インドに行ったときも思ったけれど、宗教を観に行くのは面白いけど恥ずかしくもなる。我が身を振り返るとなにも信じていないし、その分なににも貢献していないから。人が真摯な状態でいるところをへらへらと眺めて写真まで撮る感じは、いつか誰かに怒られても仕方ない。
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・10時
教会の近くにあるカルボンマーケットを見学。半日アテンドしてもらったタクシーの運転手さん曰く「昨日も2人死んでるから」とのことで、ぶらぶら歩かず車内から眺めるのみ。果物やら、謎の乾物やら、大量の古着やら東南アジアらしい賑やかさでした。ふいに運転手さんが車を停めて買ったランソネスという果物を味見させてもらう。ふわふわした皮をむくとすぐ食べられる。ライチとグレープフルーツをまとめたような、酸っぱくて爽やかに甘くみずみずしいもの。理に適った味!
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・11時
アヤラ・モールというショッピングセンターへ。時間がないのでヘタにウロウロせず、ガイドブックに載っているお店 Cafe Lagunaでフィリピン料理のお昼ごはん。満を持してフィリピン料理!レチョン(豚の丸焼き)とシニガン(スープ)を食べる。
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シニガンは辛くないトムヤムクンのような、酸味のあるスープで、つるむらさきのような葉っぱといんげん、トマト、エビが具材。おー、コレコレ!という感じがする。というのも、10年以上前にアメリカでホームステイをさせてもらったことがあるのですが、そのときのホストマザーがフィリピン人で、いろいろとフィリピン料理を食べさせてくれたのでした。オクラのスープとかニガウリの葉っぱのスープとか、なかなか食べたことのないスープが目白押しで面白い経験をしていたな。すっかり音信不通だけどまだお元気なのかしら。
一方レチョンは想像と違うものが出てきてしまった。まぁ、そういうこともある。

 

・12時半
モール内のスーパーマーケットで買い物をする。やっぱりフィリピン土産といえばドライマンゴーなのか…?と言いながら。

 

・13時半
ホテルへ戻る道すがら、アイスクリーム屋さんに寄っていかついアイス(ハロハロ)を食べた。
アイスだけのお店かと思いきや巨大で力強いラザニアやフライドチキンなんかも置いてあり、カロリーのアイドルみたいな場所。メニューの力強さが良くって、このままラッピングペーパーにでもしたらいいのに…と思う、きっとりゅうちぇるが買ってくれる。
肝心のハロハロはかき氷の上にアイス、バナナ、マンゴー、ゼリーのようななにか、プリンのようななにか、小豆のようななにかがてんこ盛りになっていて、ぐじゃぐじゃしながら食べる。(これは、体験だな…)と思いながらごまさんの顔を見たら、同じ気持ちの顔をしていた。満足です。f:id:l11alcilco:20181213182206j:image

 

・15時
ビーチで遊ぶためにホテルに戻ってきた。が、朝はキラキラの晴天だったのに、曇ってサーッとシャワーのような雨が降ってきた。かなしい。でも朝は朝で海辺に水がなかったし…などと言って頑張って海に入ってみる。水が思ったより冷たくて全然泳げない。つらい。プールにも入ってみるがやはり水が冷たくて首まで浸かれない。ごまさんは頑張ってプールを2往復していた。こういうときに強さを発揮するごまさんはカッコいい。
結局、貝を拾ったり、海を見ながらうとうとしたり、また酒を飲んでみたり、動画に再挑戦してみたり、イケてる人を僻んだりして時間を過ごしていたら、虹が出ていた。
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・18時
間違いのないものを食べて締めくくりたいね、という気持ちで、シャングリラホテルのレストランへ。
もしかしたら良いホテルだから良いお土産があるかもよ、と言って覗いたショップで衝撃の出会いをしてしまい、選びに選んだのが以下の写真の商品です。
f:id:l11alcilco:20181213180513j:image木でできた生き物たち。かわいい。セブ島関係ないっちゃないけどかわいい。ずっと見ていられる。かわいい。
他にもBean to barのチョコレート(サイズが小さい←大切)やバッグ・洋服類なども素敵なものが勢揃いしていて、スーパーマーケットでドライマンゴーと一緒に惰性で買った変なグミとかスナック菓子について強く後悔しながら散々買い物をしてしまった。

・19時半
食事は海辺の素敵なところで…というつもりで勇んで向かったのだけれど、予約で満席になっていて、代わりにフィリピン料理のブッフェレストランに入った。これが大正解。サラダからデザートまでほぼ全種類がんばって食べて、みんな美味しかった。昼間にコレジャナイ感を味わっていたレチョン(豚の丸焼き)も、おそらく正解に出会えて大満足。皮は北京ダックのようにパリッパリに焼かれていて、お肉はしっとり。食べ損ねていたフレッシュマンゴーも美味しく食べられたし、ついでにフィリピン各地のお祭りを模したダンスも観られて、偶然ながら最適解だったと思う。いかにもな観光レストランだけど、1日しかこの場にいない私たちにとっては効率よくいろんなことを楽しめてとても良かった。
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・21時
ホテルに戻って、予約していたハーバルボールのマッサージを受ける。(書いていて気付いたが1日にしては盛り込みすぎているのではないか。)疲れてもう寝ちゃうかも、なんて思っていたけれど、想像以上にしっかりゴリゴリと揉まれたり、部屋が寒かったりハーバルボールが熱すぎたりいろいろあって、リラックスしたんだかしてないんだかわからなかった。

 

・3日目4時
寝たんだか寝てないんだかのふわふわした状態でホテルをチェックアウト。ダウンジャケットを抱きしめて空港まで移動する。フライト時刻は07:40。

・6時
セブ空港第二ターミナルは、最近新しく建てたようでたいへんきれいで気持ち良い。お土産屋さんではドライマンゴーの名刺サイズパッケージが売られていて私たちを再びどんよりさせてくれた。前日にスーパーで買ったドライマンゴーの袋はA5サイズで、「正直もらってもこんなに食べないよね」な量。こういうことをガイドブックに書いておいてほしい…値段とかより配りやすさじゃないですか日本人のお土産って…。もっとお土産屋さんらしいところに立ち寄れば売っていたんだろうか。もうわからないけど、空港のお土産屋さん、値段は知らないけど品揃えは良いですよ、ということをこれから行かれる方がもしかすると見てくれるかもしれないので書いておきたい。

 


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という36時間でした。帰ってきた東京は寒くてやっぱり笑ってしまった。なんだか夢を見ていたみたいな、一瞬でぜんぶやった旅行だったなあ。楽しかった。