ペットの思い出

なぜだかわからないけど、
新しい形状のペットボトル飲料が出る度に、
500mlのペットボトルが生産解禁される前のことを思い出す。
 
テレビのニュース番組で、
「現在流通している2Lのペットボトルのリサイクルもままならないのに、500mlを解禁したらペットボトルの流通がますます拡がってしまい対応しきれなくなる。ゴミが増える。PETはリサイクル可能な万能素材と思われているが、それにはそれなりの技術が必要で、投資も必要」
だから500mlのペットボトルの生産解禁には反対だ、と言っているコメンテーターがいたのです。
 
そのときは、
「へえー、今売っているよりも小さいペットボトルを売るかもしれないんだ〜。そんなに大変なら別にいらないよなあ〜。でもPETってお洋服とかにもなるって聞いたわ〜。」
とか思っていた気がする。
フリースなんて素材の言葉や商品は、そのときまだ目の前になかった。
午後の紅茶のミルクティーを350mlの缶で飲んでいたし、対抗馬・ピコーのCMもやっていた。
調べてみたら、500mlのペットボトルの解禁は1996年のことだったそう。わたくし、小学校5年生の頃。
 
よくよく考えてみると、それまでの飲み物を入れる容器はビンか缶だけだったのですよね。あと紙パックか。
ビンは基本リターナブルで、酒屋さんによる配達と回収がされていた。だからリユースほぼ100%の世界。
おばあちゃんの家にいくと、ビンのオレンジジュース(味がうすい)とか飲ましてもらって、なんかそれが嬉しかった時代。
そこに出てきたペットボトルは、それはそれは当時の大人たちを悩ませたのだろうなと思う。
だからこそ、1996年までは小型のペットボトルは規制されていたのでしょうね。
で、先ほどのコメンテーターさんが心配されていたゴミの問題はどうなっているかと調べてみると、やっぱり、予想どおり、全然うまくいってないみたいです。
 
 
そんなことを思いつつ、JRの自販機で売っているダイドージャスミン茶を常飲してる。コンビニで売ってる伊藤園のより濃くて美味しいよ。
それか、サントリーのクラフトボス。コンビニで売ってるペットボトルに入った無糖ブラックコーヒー。今までコーヒーって缶で売ってるのばかりだったから、なにか画期的なことがあって発売になったんだろうなと想像してしまう。口当たりが優しくゴクゴク飲めて好き。
 
べつに何が言いたいわけでもないんです。あのときのコメンテーターさんは、今どうしてるのかなあ、と思うだけ。
 
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