スーツケースのこと


来週の土曜日に名古屋は円頓寺商店街で開かれる『本のさんぽみち』というイベント、いわゆる 一箱古本市のようなものに出店します。
これは、女性3人組文芸ユニットるるるるん*1のお一人・3月クララさんにお誘いいただいて二人で出ることになりました。多分一人ではやろうと思わなかったのでありがたい限りです。
ついこの週末に前半戦が開かれていてチラっとだけ見に行ったのですが、思った以上にプロのような出店をしてる人が多くてビビりました。みんなしっかりした什器やら本棚やら持ってきていて、どうやってこれをこの場に搬入したのかと驚きました。とはいえ私はお売りするような本がそんなにない上に、参加の目的のメインは自分のZINEを対面で販売したいというのがあるので、元々計画していたスーツケース1個とレジャーシートで出店するつもりです。

 前の勤め先がかなり頻繁に出張をさせてくれる会社だったので、私は一人暮らしなのに微妙に大きさの異なるスーツケースを3個も持っています。*2 今日は休みで、どんなふうに本を陳列するかのシミュレーションを家でしていました。スーツケースも什器の代わりにするために、久しぶりも久しぶりにこのチャックをジャーッと開けたところ 、大変しっかりと旅行のための準備グッズが詰め込まれていたのでしんみりしてしまいました。例えばシャンプーリンス歯磨きの類、薬関係、変換プラグなどなど*3。それに飛行機で映画を観終わった後につけるための"蒸気でアイマスク"が4つと、ホッカイロが5枚とかがポーチに入れられて。 色んな所のホテルで安眠させてくれた、出張専用パジャマとか、絶対に持っていく必要がある折りたたみスリッパとか、空っぽの衣類圧縮袋とか。とにかくいつでも旅立てる準備が整っていて、でもそれがこの数年間まったく活用されていなくて、なんだか切ない。ドバイに行った時にもらったエミレーツアイマスクのデザインが可愛くて取っておいているやつなんかもありました。来年はこの人たちを使うぞという気持ちが高まります。恐ろしいほどの円高で、果たして海外旅行なんか行っても何もできないんじゃないかと思うほどの状況ではありますが、来年は一回は海外に行きたいと思います。一週間ぐらい休めないかな。

そんなわけで11月5日に本のさんぽみちに出ます。そこでは2018年のドバイ旅行、2019年のバンコク旅行のZINEを販売します。*4さらに、去年の入院*5やら退院やらを書いたこのブログのまとめプラス細々したその後の日記をまとめたものを新刊として出します。このブログを読んでくださっている方の何名が名古屋および東海エリアにお住まいか定かではございませんが、もしお近くお寄りの際はぜひ足を止めていただければ幸いです。屋号は「クラむまストア」です。るるるるんのZINEの挿絵を描かれてる唐澤さんのイラストを使わせてもらっており感謝感謝。
f:id:l11alcilco:20221025012705j:image
ちなみに出品する古書はほぼほぼ雑誌で、この10年間のうちの5回もあった引越を乗り越え、限りある本棚に生き残ってきたコシの強いメンバーばかり。普段は全く開かないけど、いざ今日になってパラパラめくったら少しウッと後ろ髪を引かれてしまいました。もしかしたら売れると寂しくて泣いてしまうかもしれない。そうなりそうだったらそっと後ろに下げて持って帰ってこようかと思います。どうせ現地で買い物もしてしまうだろうし、荷物減らないに100ペリカ

 

 

*1:id:lulululunlulululun

*2:実家に行けばバカでかいのがもう1つありますが、それが出てくる機会はいつ来るのやら。

*3:消費期限を確認すればよかった。仕舞っちゃった。

*4:よそにお預けしてる在庫が多くて手元の数がかなり少ないです。売切れたらうれしいけど。

*5:ちょうど一年前だ。元気になってよかったね。

節約のこと

 

節約しようと思って、角瓶を買いました。

節約しようと思ったきっかけは、この本を読んで。

母との交換本の中で「これ面白かったのよ!」と珍しく強めに勧められて読んだのです。独身OL、奨学金を返さないといけない新卒、小さな子どもがいる若い家庭、フラフラしている独身フリーター、熟年離婚をふと考えてしまうもうすぐ定年の両親、そして年金暮らしの祖母…三世代プラスアルファの"お金"にまつわる話。面白かった。

わたしはわりとお金を使うのが得意だ。得意というのは効果的に使うという意味ではなくて、どんどん使うという意味だ。でもこの本を読んでお金、大事だな…と(もう少しいろいろと感想があったはずなのが)思って、とりあえず食べ切れていないお米のサブスクリプションを毎月だったのを2ヶ月に1度にしてみた。いやいや、ムダはそれだけじゃない。慌ててスマホで漫画を読むやつを解約。サブスクリプションはおそろしい。そう言いつつNetflixもAmazonPrimeをやめるには惜しいような。うーん、あと減らせるところはなんだろう、と考えて気づいたのは「日々のコンビニ」だ。

仕事終わりについコンビニに寄ってしまう。お菓子を買ったりパンを買ったり、休みの前日なら缶ビールや缶チューハイを買ったり、してしまう。これが危ない。これがチリツモ。これを…抑制するためには…どうしたら……と思いを巡らせた末にサントリー角瓶

スーパーに並んだ酒瓶を見て「トリスのほうが安いな」などと思いつつ、甘やかな角瓶が家にあったらいいなと思った。炭酸で割ったりお湯で割ったり、牛乳で割ったりして飲むんだ。角瓶だけを手に持って帰った。

たぶん他のソリューションがあると思う。

 

 

 

レンジとオーブンのこと

 

電子レンジが壊れてからもうすぐ2ヶ月経つ。

買うのも捨てるのも面倒くさくて、壊れたレンジは冷蔵庫の上にそのままになっており、現在は手ぬぐい掛けとしての役割のみに甘んじている。

そんなレンジなし生活、やってみたけどとっても快適なんですよ〜〜!なんてことがあるわけもなく、普通に不便である。
これからの季節、豆腐をレンジでチンしてポン酢をかけて食べるという料理とは言えないなにかを夜ご飯に食べるのが楽しみなのに。湯豆腐を準備するのの30倍楽で、0.8倍くらい美味しいのに。
それに、レンジで使える蒸し器を買って以来、ほぼすべての食事をそれで作ってきたのが、まさに無用の長物になっている。プラスチックの空間だけが食器棚の中でしょんぼりと幅をとっている。かつての活躍ぶりからすると大変にかわいそうな存在感だ。
そんな中復権を果たしつつあるのがオーブンで、最近のお弁当製造業務はオーブンが一手に担っている。やっていることは野菜とタンパク質を天板に並べて、調味料と油をかけて焼く、以上。*1 多少気を遣う場合は野菜だけを先に焼いて、タンパク質を追っかけで天板に乗せて焼く。肉や魚は野菜を焼いている間に下味をつける等するとスマートな感じがある。いざオーブンに入れる頃には野菜がふにゃふにゃになっているので空間が作りやすく、なんとなく合理的に見える。焼き時間は計20分ほど。
レンジ蒸しもそうだけど、放置できる料理が助かる。まるごと焼いたピーマンを会社のレンジでチンして食べると、中からジュワと水分が溢れて美味しい。
f:id:l11alcilco:20221017202437j:image

ところで最近配信が始まったNetflixのEASY BAKE BATTLEを観ている。
前半は挑戦者3名がテーマに沿って30分ほどの短い時間で料理対決をして、後半は前半の勝者2名が備え付けのオーブンだけを使って料理を作る、という流れ。しかもオーブンは決まった時間の間にしか火がつかない。家庭料理の達人が簡単で手早く美味しいメニューで競い合う。  
オーブンだけを使いますというのでいかにもアメリカらしい料理番組だなと思いつつ、なにか最近の生活にヒントもありそうな気がして見ているのだが、このオーブンの温度が何度なのかわからないし、オーブンだけと言いつつフライヤーを使ってもレンジを使ってもルール違反ではなさそうだし、早く!簡単に!と呼びかけながらも、その辺の加点があんまりなさそうだしと不満もある。一方、MCであるクィア・アイのアントニ氏が大変に褒め上手なので楽しく観ていられる。
しかし、初回のエピソードで披露された『ジャガイモを濡らしたキッチンペーパーで包んでレンジでチンしたあとオーブンに入れる』というテクニックが「初めて見た!すごい!」「これは時短だね!天才!」と評されていて、「じゃぁアメリカ人はなにをレンチンしているのか!?!?」と私を大変な驚きに包んだのだった。(しかもそれを披露した人は敗退した。)

調べると、番組で出てくるEasy-Bake-Ovenと呼ばれるものは、1963年に発売になったのち、未だにハスブロから販売されているキッズ用オーブンをオマージュしているらしい。National Toy Hall of Fameにも登録されているこのトイ・オーブンはかつてナカジマコーポレーションから日本市場にも流れたとのこと。へー!である。
だからまあ、オーブンの温度は出てこないし変えられないし時間になったら止まるという番組の中の表現についてはなんとなく理解できるものなのだな。
アメリカの人の意見としては「本物のオモチャのオーブンで戦うんだったらもっと面白いのに!」というのがあるらしく、それはたしかにそうかもしれない。おもちゃで料理対決をする、というのは、クッキングトイが花盛り…というよりもすっかり定番化した日本市場でこそ生まれるべき番組かも。ネトフリ・ジャパンでシリーズ化するのは無理でも、テレ東あたりで2時間特番みたいにするのはいかがでしょうか、私はいったいなんの話をしていたのでしょうか。

そうだ、ジャガイモをレンチンした件だった。
果たしてこれが驚きのハックなのだとしたら日本で日々発明されている時短レシピは一体なんなのか。私が想像するアメリカの人々が持つ合理性はレンジ調理には活かされていないのだろうか?アントニ氏はアボカドを石臼で潰していないで山本ゆり大先生にレンジ料理を習いに来日してはどうだろう。リュウジ先生とか。
たぶん、アメリカの合理性の発揮は「冷凍食品」に集約されていて、レンジはその相手でしかないことにやや気付きつつ、しばらく私はオーブン生活を続けてみようと思う。と言いながら1週間後にはレンジを買っていそうな気もする。

 

フリーミアム簿記のこと

最近あんまり聞かなくなりましたけどフリーミアム。フリーとプレミア厶の足し算でフリーミアム。だけど、ほとんどプレミアム(有料サービス)使わないまま、広告とかあるけど我慢するしゴメンと思いながら、無料の部分だけめちゃ使ってしまうフリーミアム
そんな無料のものだけで、この度簿記検定3級に挑戦して、無事に合格しました。

思えば去年も9月に簿記に取り組んでおりました。9月は毎年暇なのか、むしろ「今年あと4ヶ月しかない…今年もなにも進歩しなかった…なにか…資格を…」みたいな気持ちになってこういうことを始めるのか、たぶん両方ともが合わさってやってるな。
去年はスタディングというアプリで、簿記2級3級まとめコース大特価18000円!みたいなのを買いました。

動画の講義と教科書とスマホで何度でも解ける問題がセットになっていてこのお値段、お安いわ、ともうそれはそれは驚いたのでした。ユーキャンとかの半額以下のお値段でこんなに…いいんですか?って思いながら、勉強したりしなかったりダラダラした挙げ句の9月末に受験して落ちました。敗因は決算前整理仕訳がなにをするんだか全然わからないまま試験に挑んだことだと思っております。
(そして3級の再トライにも、せっかくセットで買った2級の範囲にも全く取り組めないまま病気になったりして1年終わりました。)

 

今回は3ヶ月くらい前に教えてもらった無料のウェブサイトで勉強しました。
動画無料、教科書も問題集も無料、ネット受験さながらの模試も無料…フリーフリーフリー!
こんなに本当にいいんですか?篤志家ってやつですか?ってなりながらの受講でした。しかもめちゃくちゃわかりやすくて、かつて意味がわかってなかった決算前整理仕訳および財務諸表の作り方を最初に教えてもらったのがとても良かったです。
感謝のあまり"ミアム"の部分(課金できるポイント)を探してしまうほどだったのですが、講義の教科書をAmazonで紙の本として買えますよというくらいしかなく。紙ベースで持っていたい気持ちがそんなになかったので、結局1から10までフリーで満喫しました。

簿記の仕訳問題をスマホで出してくれるアプリもフリーでいろいろと存在していて、通勤中とかにひょいひょい解いたりもしました。

去年の記憶がぼちぼち頭に残っていたおかげで、講義動画を見始めてから2週間くらいで試験までたどり着けました。休みに筋トレと勉強だけみたいな意識の高い日を過ごしたりして、まるで自分じゃないみたいで面白かったです。とはいえ勉強しようとすると糖分がほしくなってドトールでケーキを食べまくったのでやっぱり自分だったみたいです。全然フリーじゃないな?
f:id:l11alcilco:20220930214450j:image


さて2級に取り組むかどうか。できるかなー。

 

温め直すこと

 

8月に天罰が下って電子レンジが壊れ、買わなきゃ買わなきゃと思ったまま2週間ほど経っている。
買いながら家電リサイクル法に則って捨てないといけないことにも困っており、ヤマダ電機で買うと配達しながら引取もしてもらえるらしいというところまで調べた。しかしまだ買っていない。なにがボトルネックなのか自分の心に聞くと、レンジを冷蔵庫から下ろして玄関まで運ぶのをやりたくないらしく、まあなんという怠惰さか。

敢えてこのままレンジなしの暮らしを実践することで、少しでも"丁寧な暮らし"に近付けないか?と夢想もする。
毎日なにか煮たり焼いたりしたらいいじゃない。ご飯は毎朝二膳分だけ炊いて、一膳はホカホカの朝ごはんを食べてもう一膳は曲げわっぱのお弁当に詰めて、夜は炭水化物なしにしたらいいじゃない。すてきね、すてき、ヘルシーね。
現実はただただ外食が増えるだけで真逆を行くことを自分でもよくわかっている。最寄り駅に帰り着くのが22時45分みたいなタイムラインで、毎日のようにコンビニに寄ってしまうのだけど、レンジで温められないというだけでなんと選択肢の狭まることか。家にフライパンも鍋もあるのだから煮たり炒めたりはできるのに、棚を眺めては「チンできないなあ」と思うだけで、とても不自由な気がしてくる。最終的に手をのばす食事が、通り道のすき家のやきとり丼になってしまっても許してほしい。味が難しくなくて美味しかった。
f:id:l11alcilco:20220911085226j:image

少しだけ筋トレを始めたのでたんぱく質を多めに摂取して盛り上げようと、鶏むね肉をどーんと焼いて小分けにするのだが、それも冷蔵庫に入れたら気安く温め直すことができない。炊いたご飯ともども、お弁当として会社に持っていくばかり。会社はもはや、自由にレンジが使える場所として価値がうなぎ登りだ。温めた白米のうまさが嬉しくて、同僚から「お昼食べました?」と訊かれて「食べましたよ!楽しく!」とハッキリお返事してしまったほどだ。ウケたのでよかった。

温め直しについて考え考え帰ってきて、昨晩はオーブンにスキレットを入れてみた。サイゼリヤで食べた「煉獄たまご」を思い出して、冷蔵庫の鶏と卵とトマトソースをぐつぐつさせると美味しかった。
これがソリューションか?放っておいて温まるという点についてはレンジもオーブンも同じ。前はキッシュなどよく焼いていた立派なオーブンだけど、最近はパンをトーストするしか出番がなくて不憫なのだ。レンジ代わりにもっとアグレッシブに使ったほうが良いに決まっている、宝の持ち腐れだ。
でもせっかくオーブンを使うなら、満タンに肉や野菜を詰めて焼き、それを2〜3回に分けて食べたい。となるとやっぱり電子レンジで温め直したい…いやいや、それをオーブンでやるんですよ!堂々めぐりしながら寝る。

やっぱり早く電子レンジを買おうかな…。

 

 

 

助けてもらえること


昨日は泣きながらブログを書いていましたが、その後に名古屋で一番好きな店でご飯を食べ、たくさんお酒を飲んでお店の人や他のお客さんとお話したり笑ったりしたら元気になりました。助けてもらえました。
f:id:l11alcilco:20220903211625j:image

今日は休み。

何年ぶりかにジムに行って筋トレをしました。トレーナーさんに付いてもらって全身ぷるぷるのぷるになりました。ぷるっと弾けそうな体になるということではなくて、筋肉が足りないため震えてぷるぷるしているという意味です。すぐ挫けそうになるので頑張れ頑張れと声をかけて助けてもらえるのはありがたいです。「朝なに食べました?」と聞かれたので「チーズトーストです」と言ったら不満そうな顔をされたのですが、食事の管理は頼んでないのでそこは聞かないでほしいと思いました。米やパンを断つことはしないつもりなので…でもなんとなく悪いなと思ったので鶏むね肉を帰りに買いました。

レーニングの後友人Kちゃんに会い、日記本作りで困っていることを助けてもらいました。iPadのPagesで縦書きの書面を作っていてページ番号を途中から変えたいのだけれど「それはMacのPagesでしかできません」とのことで困り果てていたのでした。MacBookにつるりと入った私の日記本データ…他の人のデバイスにこんな私的なものをお渡しするのは恥ずかしいとなんとなく思うのですが、それを印刷して売ろうとしてるんだから恥も外聞もないのでした。無事に希望通りのページ番号がつき、ついでに表紙の話や仕事の話もできて助かったのでした。
f:id:l11alcilco:20220903214351j:image

Kちゃんと分かれて名駅西口のホリエビルへ、オープン4周年の展示を見に行きました。堀江さんと岩井さんにお会いできて、最近ブームだというあみやき亭の話や楽しみな計画のお話を聞けてワクワクしました。来週のあみやき亭の会に参加できるように仕事を頑張る決意をしました。直近の楽しみ設定していただけて助かる…喜びの気持ちでホリエビルTシャツを買いました。
f:id:l11alcilco:20220903214404j:image

家に帰ってだらついていたら、今度は友人Fさんから「野菜を大量にもらったからお裾分けしたい」と連絡があり、喜び勇んで行きました。近所の美味しいうどん屋の半生うどんをお礼に携えて、素晴らしいおかずたちをもらいました。これで今週生きます。
f:id:l11alcilco:20220903214422j:image

あらゆる人に助けてもらって良い休みとなりました。またつらくなっても助けてもらえるように、人間としてダメにならないように気を付けなくてはと思いました。ありがとうございました。

 

 

だめかもなこと

 

転職サイトを眺めるのが趣味と言ってもいいくらい、ちょくちょく見ている。今すぐ転職する気はないけど、見ている。
それは「もし今の勤め先でダメになっても、こういう会社が求人してるから、どこかにはきっと入れるから大丈夫」と思うためだった。

しかし、それももうダメかもしれない。
募集を見ても「こんな仕事は私にはできない」と思ってしまうこの数日なのだ。

なにもできない、どこの会社でも使えない、スキルと呼べるものはなくて、ただ返事の良いだけの人になっている、という気分と事実が頭の中で蔓延している。やってもやってもやることがなくならなくて、仕事がどんどん流れていく。流れたものを依頼主が拾って「どうなってます?」と言ってくれてやっと焦ってそれに取り組む。そんなことの繰返しでますます己の価値への疑問が募る。体力も知力も、誠実さもスピード感も、なにもかも足りない。
このまま名古屋で今の職場で、中途半端なあれこれを寄せ集めた仕事をし続けて古参のお局みたいになって、一生を終えるのも悪くないのでは、と理解しているのだが、直感的には嫌なのだ。
東京には帰りたいと思わないけど、どこかまた別なところで生活して仕事してみたい。しかしあと数年やってみよう、あとちょっとだけ頑張ろう、と思っているうちに10年すぐ経ってしまいそう。そしたら48歳になっているのだが、わたしはそこからどう生きられるのだろう。

とりあえず今日はお酒を飲みますね。そうすればすべて解決する気がします。


f:id:l11alcilco:20220903211538j:image