年末年始のこと

 

年末年始は31日と1日に連休をとって、どこにも行かずに食べたり飲んだり漫才番組見たりしてダラダラした。
帰省の自粛が叫ばれる中でこんなことは果たしてどうなのかと思いかなり逡巡したのだけど、結果として恋人が名古屋に来てくれて一緒に年越しをした。
紅白歌合戦を見ながらセブンイレブンの『金のハンバーグ』を食べてワインを飲んだ。あとホットプレート(ペヤング専用*1 )で牡蠣とほうれん草のバター焼きをした。美味しかった。

 

紅白が終わって、ゆく年くる年の鐘がなる中「今年はどうでしたか」とお互いにインタビューした。私はまあまあ飲んでいたせいか、喋るにつれドロドロと涙が出てしまった。
直近の数週間が虚無だったせいで、2020年が全部そのオーラに包まれて見えている。楽しいこともあったはずなのに、靄がかって何も見えないような。仕事は目の前のことをこなすだけで精一杯で考える余裕がなく、私生活では友人に会う機会が減り*2飲みにも行かなくなって、コミュニケーションから来る新鮮な空気がない。美術や音楽にもほとんど触れなかった。息継ぎが下手なクロールをずっとしている感じ。そのおかげでどんどん卑屈になり、嫉妬と諦念でぐちゃぐちゃの心のままコンビニのご飯を食べていた。自分の汚い感情をたくさん見た。
その流れでこの貴重な年末年始がただの2連休だとしか感じられず、年が明けることによるリフレッシュ効果は自分できっちりと区切らないと生まれないのに「どうせ新年も自分は同じ」と思う気持ちによって遮られていた。新年の抱負は何も言いたくなかった、できないから。

 

元日は朝から生ウニを炊きたてのご飯に乗せて食べて喜んだ。
暇潰しに自分で煮たこんにゃくを食べたり、自分で揚げた春巻きを食べたりすると気分が良くなったようだった。やっぱり自分で作ったものを食べることは心身の健康に大切だとよくわかった。また一緒に食べて共感してもらえる人も有難いことだった。

 

今日は午後から仕事に行って、元気になった。
元気になった勢いでまたコンビニのまぜそばを食べてしまい、昨日得た教訓が全く生きていないのだった。

今年もよろしくお願いいたします。

 


f:id:l11alcilco:20210102204143j:imageせめて花だけ常に飾れたらな。

 

*1:温度の調節つまみがない。プレートを外せないので水洗いできない。初めて使ったら結構すごかった。ペヤングはまだ焼いてない。

*2:12月は会った人0人だった。人によると思うけどとてもつらいので、わたしにはリモートワークは無理だと悟った。