酒本のこと


今更だなあと思いながら、実は読んだことがなかったので今これを読んでいる。

今夜、すべてのバーで (講談社文庫)

今夜、すべてのバーで (講談社文庫)

 

実家の本棚から拝借してきたのだが、名作って面白いんだな〜やっぱりな。
失踪日記もそうだし、永田カビの一番新しい漫画もそうだったが、お酒を飲みすぎている人の作品を読むのがなんだか好きだ。

失踪日記【電子限定特典付き】

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現実逃避してたらボロボロになった話

現実逃避してたらボロボロになった話

 

飲みすぎて体がおかしくなっている人たちの、その域まで行きたいものだとほとんど憧れの目線で読んでいる。酔生夢死という四字熟語をどこで知ったか覚えていないが、早めの中二病だった小学生の私は書き初めの宿題に書いて出したことがある。いまだにその言葉にふんわり憧れているから、酒本を読んでいるのかもしれない。しかし、体がおかしくなるまで飲んでいる本人は気持ち良くなんかないんだろう。依存症になってしまったら、酒もつらいという。楽しいお酒を飲みたいから、やっぱりほどほどにしておこう。痛いのはいやだ。

 

この話、続けてもいいですか。 (ちくま文庫)

この話、続けてもいいですか。 (ちくま文庫)

  • 作者:西 加奈子
  • 発売日: 2011/11/09
  • メディア: 文庫
 

酒飲み本といったらこれも面白かった。とにかく明るいドランカーたち。若い頃の西加奈子氏の飲み方と酔い方とそのレポートはすべてたいへんパワフルで、笑ってしまった。周りに迷惑をかける飲み方、周りは本当に困るのだけど、本人はめちゃ真剣だしめちゃ楽しいんだよね。本当に恥ずかしいしごめんなさいと思っているけど、良い思い出になっていて、大変たちが悪い。 よくもまぁこんなものが制限されずにどこでも飲めるようになっているなぁ、なんて、制度に責任転嫁してみたりして。アメリカでも路上で飲んだらいけないし、タイでも時間帯によってはお酒を売ってなかったり、インドにもドライデイがあったりもするから、制限の仕方はいろいろあるように思う。でもストロングゼロが大流行するような国だから、みんな昼から飲んでグズグズになっていく方針なのかな。


今日は出勤して休肝日。その代わりと言っては意味がわからないが、炭水化物過剰をやってしまった今夜だった。秘密だが牛丼を食べたあとにつけ麺を食べた。ご内密にお願いしたい。勝手だが体重とか体型とかにも反映しないようにお願いしたい。