1月の読書のこと

 

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

 

新年一冊目は昨年末から話題の本を読みました。
イギリスのちょっと激しいエリアで成長していく中学生の男の子、それを見守る、ちょっとパンクなお母さんのノンフィクション。エッセイのように読みやすく、時間の流れがあるから小説のようにも感じ、感情移入が進みます。イギリスの小中学校のリアリティは知らないことばかりで新鮮に面白いし、多文化社会の素晴らしいところと面倒なところを同時にサッパリと見せてくれるので勉強になる。いろいろあるけど結論としてはとても爽やかな本。これからの世の中を生きていく息子くんのバランスのとれた成長が頼もしい。これを面陳列でPUSHしてくれる書店があるから日本もまだまだなんとかなるのでは…という希望も感じました。

 

 

他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 (NewsPicksパブリッシング)

他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論 (NewsPicksパブリッシング)

  • 作者:宇田川 元一
  • 出版社/メーカー: NewsPicksパブリッシング
  • 発売日: 2019/10/04
  • メディア: 単行本
 

ジャケ買いして読んでみたけど途中で挫折してる…帯で推薦してる人たちとわかりあえない… 

 

 

メタモルフォーゼの縁側(1) (カドカワデジタルコミックス)

メタモルフォーゼの縁側(1) (カドカワデジタルコミックス)

 

これもなんとか大賞なんとか、みたいな注目作。いつか読もうと思っていました。わたしはなぜだか勝手に主人公は男子だと思ってて、おばあちゃんと仲良く(=恋仲に)なっていくらしいぞ…なんてすごい漫画が流行ってるんだ…と思ってたけど全然違った。本屋でバイトするちょっと冴えない女の子と、旦那さんに先立たれ一人で書道教室をやっているおばあちゃんが、BL漫画を通して仲良くなっていく様子が描かれています。面白かったけど先ほどの通りの勘違いがあったので、インパクトは想像してたよりなかった(自業自得)。2巻までしか読んでないから、これからどうなっていくのが楽しみ。冴えないシャイな女の子がどんどんクリエイティブになっていくのかな。恋もするのかな?もはや親戚の子どもを見守るような気持ちでにこにこ読める。これが流行るのも、優しい希望みたいなものを感じるからなのかなぁ。

 

 

「差別はいけない」とみんないうけれど。

「差別はいけない」とみんないうけれど。

  • 作者:綿野 恵太
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2019/07/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

読んでる…けどなかなか読み進まない。けっこう難しい。でもためになる。これがきっと私が喉から手が出るほどほしい教養…というものになるはず…がんばれ…

 

ツイッターの有名人が集まってる合同誌。とくにスイスイさんの小説と川越宗一さんのタピオカSFが印象に残りました。やっぱり書くことを仕事にしてる人の文章のほうが面白いなって当たり前のことですが思ってしまった…比較しやすいフォーマットで並べられちゃうとつらいものはつらいね。

 

 

結婚の奴

結婚の奴

 

これについては別のブログ(先週の土曜日のこと - いろいろなことがある)に書きました。面白かったしできることなら早く続きを読みたいなあ、まだ序章でしかないと思うから。

 

 

現実逃避してたらボロボロになった話

現実逃避してたらボロボロになった話

 

なんとなくこの人の本は読んでしまう、失礼ながら彼女が生きることに課金しているような気持ちがあるのかもしれない、すみません。苦しくて痛くて絶望しているんだろうけど、描けるならずっと漫画を描いていてほしい。焦りが伝わってくるような線が、内容にぴったりなんだよなぁ。でも漫画を描くことですこしでも幸せになってほしいなぁ…。酒の飲み方が半端なくてさすがにゾッとした。

 

本屋で見かけてこれはコレクターとして買っておくかと思って買いました。一応読んだけど、うん、コレクションとしてはいいんじゃないかな。部屋のアクセントになる、黄色いから。

 

 

 

で、読み終えてないものがあるにも関わらずまた本を買ってしまったりしてるので、どんどん読んでいくぞ。

 

 

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ドバイに旅行にいったときのことをzineにしました。あと大好きなペヤングの湯切りシーンのワッペンも売ってます。ぜひ!