家の周りの中華ぜんぶ行く

 

池の水ぜんぶ抜く』みたいに言いたかったけどあんまり語呂がよくならなかった。
引越して2ヶ月、残念ながら大好きな"みんなの食卓でありたい"松屋が徒歩圏内からなくなってしまった。しかし、代わりに中華屋が何軒もある。これは全部行くしかないと、不必要な決意をして真剣に巡った。


ちょっと離れたところも含めて7店舗。餃子の王将も込みで、町中華と呼ばれるお店が1軒、かなり流行っていてきれいなお店が1軒、そして稲田俊輔氏の新書『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』から引用するに「大陸系中華」が4軒。
「大陸系中華」は、この本から引用(抜粋?)すると下記のとおりである。


・安さとボリュームが売りの現地の方たちで営まれる中華料理店
・チャーハンや天津飯などとラーメンのセットを頼んだら半ラーメンではなくフルサイズで出てきたり
・こういうボリュームランチが780円から高くても980円くらいで食べられる

 


あるある、チェーンではないけど、チェーンみたいに似たようなメニューで似たような値段の店…イナダさん、名付けてくれてありがとう。

 

 

ちなみにこの本(なんだかうまく表示がされていませんが)を読むまで、同じく気軽な中華料理店としての日高屋が首都圏にしかないということを知らなかった。日高屋が名古屋にあったなら、きっとこの徒歩圏内で共にしのぎを削っていたことだろう。便利だよね日高屋
東日本大震災のときに、何人か連れ立って歩いて自宅に戻ろうとしていた途中、日高屋に寄ろうとしたことを思い出す。新宿中の日高屋が満席になってて、なんとか1軒だけ見つけた空席に座ってとりあえずビールを飲んだ。クリスマスの前夜のヨセフとマリアのような記憶(良く言い過ぎ)。

 

話が逸れたが近所の中華たちの様子はいずれも楽しい。
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グラスがほしくなる店(王将)
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カウンターにときめきのある店(町中華
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プラス300円のセットがやばそうな店(大陸系)
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自宅みたいな鍋のある店(大陸系)

 


最終的に、1000円でビールとおつまみ3品の店が優勝したのだが、そこが家の最寄りだからたちが悪い。ここは安いのもあるけれど、油っこすぎず塩っぱすぎずで味がちょうどいいのが助かる。どうしてもしんどいときに使おうとか思っていたけれど、全くもって関係ない頻度で行っている。女将さんに完全に認知されているけれど、変に話しかけてきたりしてくれないのがまたありがたい。


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ここで麦茶を飲むような顔をして、温めた紹興酒を飲んでいるのが、最近ふえた新しい秘密。


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ドバイに旅行にいったときのことをzineにしました。あと大好きなペヤングの湯切りシーンのワッペンも売ってます。ぜひ!