昨日、栄で髪の毛を切ってもらい、帰りにチラッとロフト名古屋栄店に寄ったら、アランジアロンゾのポップアップストアが出ていた。
アランジアロンゾとは1991年スタートの作家ふたり組で、キャラクターのイラストを作ったりそのグッズを作ったりその店をやったりしている。いまで言えば「ゆるくてかわいい」絵なのだが、91年当時に「ゆるい(良い意味で)」という言葉は存在しなかったと思う。たれぱんだ以前の世界。
わたしは姉の影響でこの作家のキャラクターたちが大好きだった。本も買ってもらって読んだ記憶があるし、シールとか未だに勿体なくて使い切れてない。とにかく当時は売れまくっていた。当時というのは、平成10年よりも手前くらいのことだと思う。
時は経ち、ちょっとわたしがアランジアロンゾの存在を忘れかけた頃に東京スカイツリーができ、その中にアランジアロンゾの店が入った。「うおー」と思ってこの本を買って読んだ。
めちゃめちゃ売れまくっていた頃に中国で模倣品が出て大変だったエピソードがアツかったのを覚えている。また読もう。
名古屋はやっぱり関西圏に近いからなのか(どうなのかわからないけど)、ちょくちょくアランジアロンゾに出会う。中部国際空港セントレアのキャラクターも彼らのものだし、名古屋駅の地下街で昨年やっていたクリスマスフェアの絵も彼らの絵だった。よく考えてみたら愛・地球博のモリゾーキッコロも彼らのデザインだ。縁が深い(が、直営店はクローズしてしまったようだ)。
で、昨日の話に戻る。
ロフトで展開されていたグッズはひさびさに見た私を狂わせて、、、というほどでもないが、ちょっとだけ衝動買いした。
かわいい。とかげ、かわいいな〜。
で、これが、アランジアロンゾ公式アカウントにリツイートされ、今朝のところ50個の「いいね!」がついているのだ。50ふぁぼ。
Twitterをやり続けて11年、1000人もフォロワーがいる(半分は業者さん)のに、7万postもしてるのに、一度もバズったことがない。こう具体的に書き出してみるとなんだか切ない。
かつて、ふぁぼったーが存在した頃は赤ふぁぼが欲しくて欲しくて仕方なかった。(ふぁぼったーについてご存知ない方は各自検索してください。)
どんなに気の利いたダジャレを言っても、どんなに気の触れたイベントのお知らせをしても、50もふぁぼもついたことがない。長々やっていても、ない発信力は育たないのだ。
それなのに、それなのに、「これかわい〜」で50ふぁぼか…ということに、なんだかしんみりしてしまった。公式の力、ハッシュタグの力を11年にして初めて感じたし、好きなものを介してTwitterで誰かとつながるというやつを久しぶりに味わった。
赤ふぁぼが欲しかった頃は、Twitterアカウントを持っているというだけでみんな友達のような気になれたけれど、いまやそんな感じが全然しない。赤ふぁぼって、5つふぁぼが付いたらもう赤だったもんね、それくらいの規模感の遊びだったのだ、当時のTwitter。同じサービスだけれど、11年も経てば使い方は変わるのだな。そういえばマストドンを全然使っていないこともついでに思い出した。
ラインスタンプもかわいいからみんな買おう!