pairsとTinderとリクナビネクスト

人間、ちょっと元気になって、
仕事のどたばたがひと段落して、
人生最高体重から脱すると、
調子にのるもんなんですね。
 
おお、そういえば、デートとかしたい、なんて思うようになりました。
 
すごいなー。
進歩あるなー。
健康→時間的余裕→恋愛欲求というステップ。
健康ってやっぱり大事だな。
 
というわけで、マッチングアプリに登録してみましたよ!
Facebookやってると「友だちにバレずに恋人がつくれるよ♡」とか広告が出てくるやつです。
ブログに書いちゃうくらいなので"バレずに"の部分に対してあんまりメリット感じてない気もしますが、とりあえず始めてみました。
というのも、わたくし、仲良しの女性のお友だちと思ってる方が10人くらいいるんですけど、そのうち少なくとも4人はやってる、pairs。めちゃめちゃせまい世界の30代女性に40%のシェア!すごい!
しかも、うち成功率50%!つまり2人はそれきっかけでお付き合いが始まっているというのですよ。すごい!その後その方々がどうされてるのかは知らないけど。
そんな実績にも惹かれて、女子会の酔ったノリでpairsアプリをインストールしてみました。
ついでに最近ツイッターでちらちら見かけるTinderも。pairsとなにがちがうのかな?
 
で、やってみたら、まー、おもしろいねー。
 
ざっくり言うとpairsは1対1のミクシィみたいな感じで、趣味嗜好が見えやすい。
Tinderはもっと気軽な感じ。顔写真を見てバッサバッサと好きか否かを分けていくのが面白い。
 
 
あの、誰かが失恋したときに「男なんて星の数ほどいるよ」という慰め文句がありますけど、そんなのそのときは効果がない。
これは失恋時にはその相手しか見えてないということもあるけど、そもそもリアリティがないからで。
だって、現状はちょっと良いなと思う相手が続々とfacebook上で結婚を宣言してゆくような(非常に個人的な)世界なんですもの。
好きになっていい人なんてどこにいるんだよ!
 
でも、アプリ上にはこんなにもリアルに「自分のことを好きになってください!どうぞ!」という人たちが続々現れる。
星の数とは言わないまでも、日本のどこかに私を待ってる人はいる、かもしれない…くらいの希望が少しは持てる。
これはまったくすごいことである。
好きになっても良い相手が、こんなにたくさんいるなんて!
 
 
そしてこれは、転職サイトにそっくりである。
 
「もうだめだ…こんな会社やめるんだ…」と打ちひしがれても、転職サイトを見るとそんなあなたのことを求めている会社がたっくさんある、ように見える。
地域で絞っても、職種で絞っても、こんなにまだ選択肢があるなんて!
会社のカルチャーもわからない、お給料がいいかもわからない、残業具合もお局具合もわからない、でも新しい環境。そして誰か(それは私かもしれない)を求めてる。
もしかしたらここに勤めたら私、がんばれるかもしれない!
みたいな無駄な可能性の広がりにちょっぴりワクワクしてしまうところがそっくり。
 
 
という共通点を見つけたおよそ24時間後、そのあともだいたい同じ流れであることを把握いたしました。
 
まず、めんどくさくなる。
もう履歴書とか志望理由とか書くの面倒、そもそも志望理由書けるほど御社のこと知らないし…面接のアポとるのもいろいろ予定もあるから急には無理だし…もう今の職場のままでも良いかなあ…的な態度が発生。
翻訳すると、
もう自分のこと話したり相手のどこが気になるとか伝えるの面倒、そもそも顔と年齢くらいしか現状わかってないし…お茶するとか言ってもいろいろ予定もあるから急には無理だし…もう一人のままでも良いかなあ…的な態度が発生。
 
そして、考えすぎる。
いちおう経歴は書いたけど…私ってこの歳で後輩もいないし、実際雑務ばっかりやっててちゃんと語れるような仕事してないんだよな… 未経験でも可っていうけど、集中力もないし…そもそも御社が求めてるスキルとか知識とか、私のレベルじゃ足りないですよね…?
とか言っていじける。
 
いちおうコミュニケーションはしてるけど…私ってこの歳で実家暮らしだし、実際趣味合うっていいつつちゃんと語れるほど詳しいわけじゃないんだよな…性格重視っていうけど、コミュ力もないし…そもそも載せてる写真が盛れすぎてるから、実物との差でドン引かれますよね…?
とか言っていじける。
 
いま私、アプリインストールから36時間くらいで、いじけてるフェーズです。
でも、とりあえず取り掛かってみたから、どうなるかわからないけど面接に行ってみようと思います。
その日に備えて、とりあえずZARAでスカートを買いました。どうなるかなー。
 
_var_mobile_Media_DCIM_112APPLE_IMG_2849.PNG