サラダのこと


2月14日の会社からの帰り道23時、何を食べるべきかわからなくなった末にいろいろとどうでもよくなって、カップ麺を5個買った。1000円くらいになってギョッとする。

帰ってきてチリトマトヌードルに卵を割って、お湯を注いで3分待ったら卵にしかお湯がかかってなくて麺がパリパリだった。もう一度お湯を注いで待ってから食べる。チリトマトヌードルはいつも美味しい、間違いない。お湯が多くて多少塩分が控えめになっているのもこれはこれで良い。
寝て起きて、UFOのたらこバター味を食べる。
家にペヤングがいっぱい積んであるけどUFOの気になる味は買うしすぐ食べるんだよ。そういえば一平ちゃんのすごく美味いやつが出たと教えてもらったけど近所に売ってない。買えてない。食べたい。*1
そして出勤。
またも帰り道23時、我慢が効かずセブンイレブンのホットスナックの春巻きを食べながら焼酎のソーダ割を飲みながら帰路。家に着いてぐにゃぐにゃとどん兵衛かき揚げ蕎麦を食べる。麺が長いという商品。たしかにいつまでも啜っていられる長さだった。どん兵衛も間違いない。日清食品、間違いない。

 

人生の中でもなかなか最低レベルの食事を続けた後に、我が家に突然サラダがやってきた。
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過去の自分(意識が高かった)からの贈り物だ。
Instagramの広告に出てきたゴヒイキというECサイト*2で、「何が来るかわからないけど値段分の野菜を送ります」というのを買っていたのだった。なお送料込みで2500円。スーパーに行ったら見切りの野菜しか買わないのに2500円。急にどうした。
何年も前に生協に入っていて、野菜の詰合せを頼んでいたときは何が来るのかわからないのが楽しかったし、自炊をし野菜を食べる強制力になっていたので良かった。送られてくれば使わざるを得なかろう。圧倒的塩分過多兼野菜不足の36歳にはそれくらいのプッシュが必要だろう。と1週間か2週間か前の自分は考えたようだ。
わかる。わかるよ。
でもこの量、新鮮なうちに食べ切れるだろうか。
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葉物がすごい種類とボリュームで来た。
農家さんのメモによると品目はフリルレタス、サニーレタス、ロメインレタス、カーリーケール、ルッコラ、サラダクレソン、スイスチャード、エンダイブロマネスカの8品。
「お一人なら1週間楽しんでいただけます」と書いてあるけど、お一人の冷蔵庫のことを考えてほしかった、私の冷蔵庫はとても小さくてこんな素敵な野菜たちをうまく保存できる気がしません!あとスイスチャードってかわいいけどどうやって食べるの!*3エンダイブロマネスカって何!*4 

焦って、とにかくサラダの日々が始まった。

最初はオススメ通りに塩とオリーブオイルだけで。美味しい。次は生ハム買ってきて載せて。こりゃたまらん。魚を焼いたのに添えて。しゃれ。スーパーの惣菜コーナーのイカフライを載せてレモンを絞って。最高。スクランブルエッグを載せてお弁当に。良いわ。
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管理は大変だけどすごく健康的な感じがする。甘かったり苦かったりの葉っぱの味をいろいろ組合せて食べるなんてなかなかできないので嬉しい。ワッシャワッシャと生野菜を咀嚼するのは気持ち良い。

 

今日はどうしてもビールを飲みたく、これまたInstagramで見た「ケールをオーブンで焼いてカリカリにするとツマミになる」というのを実践した。とてもうまい。もしかしたら今後ケール買っちゃうかもしれないな、と思うくらいうまい、ポテトチップスのような下世話さすらあるお味。
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なお、この写真だとやや焼きが甘いのでもう一回焼いた。かなりパリパリにして良いということがわかった。

 

あと数日間この暮らしを続けたら、なんつーかデトックス的なアレで少し痩せるんじゃないかと少し期待している。でもすぐカップ麺生活に戻ってしまうことも知っている。気をつけてほしい。他人事。

 

 

*1:明星 一平ちゃん夜店の焼そば 25種のスパイス香るソース味、という商品。売ってるの見付けたら買ってみてください。

*2:https://gohiiki.com/

*3:生でも火を入れても良いそうです

*4:味が薄くて丈の長いエンダイブでした

課金と理由のこと


休みの日に無限にYouTubeで無料のBTSの動画を観つづけてしまい、目は楽しいけど自己肯定感はすごく下がってしまう。やるべきことをやってないから。

インタビューの映像などを観ると「みなさん癒しになることを見つけて、幸せになってください」と彼らが言うのだけど*1、わたくしの癒しになることはお兄さんたちが歌ったり踊ったり楽しくお話したりしているところを拝見することですよ…と観ている人全員が同じことを心の中でお返事しているだろうことを思う。

観ているとボヤ〜っと脳が溶けるのを感じる一方で、この人たちは幸せなんだろうかということがとても心配になる。有料無料含めてとにかくものすごい供給量があるので、ものすごく働いていることがわかる。プライバシーがあってないような、カメラがいつも近くにある生活で、いつも真面目に歌ったり踊ったり、いつもニコニコしている。大丈夫なんだろうか…。

この人たちを少しでも幸せにするには…と思って、みんなCDを買ったりグッズを買ったり、YouTubeやその他の再生数を稼ぐために寝ずの番をしたり、誕生日にブルジュ・ハリファに広告を出したり*2 …つまり体力とお金を使うんだろうな。わたしは一切課金せずに過去ログを眺めているだけなので、全然ファンではないな…ただの"最近ちょっと好きな人"だ。そして課金する気にまだなってない。ものすごいケチなのと、踏み込んだら一瞬なような気がして怖がっているのだ。

BTSの幸せの心配とはまた別で、この人たちを観ていて楽しい理由はなんなんだろうとも思う。不思議なのだ。人間がきれいに動いていることが嬉しいのかな。赤ん坊が生まれてしばらくして自動的に踊りだすように、きっと動物的な部分が大いに関係しているんだと思うけど、音楽や踊りを楽しいと感じる理由を知りたい。その辺りを解説している本を探して、納得して、安心して見たい。自分が異常でないことを確認したい。

 

*1:RMさんが「コロナ禍で自分のような特殊な仕事をしている人間がこんなことを言うのはおこがましいですが」と前置きしていて、謙虚さと賢さに胸を打たれた

*2:ブルジュ・ハリファにお誕生日の広告を出してた人がすごかったので観てください。

転職のこと


恋人が職場を探しているので、先輩風を吹かせて「次が完璧なゴールじゃなくていいんだから、焦らずね」なんてアドバイス申し上げた。

そもそも完璧な職場などない。
なのにそれを追い求めて人はさまよう、ような気がする、わたしはそうだった。
しかしどうだろう。職業や職場に期待するものって、新卒の就職活動のときは無理やり持たされて(言語化させられて?)いたような気がするけど、いまは全くわからなくなってしまった。

わたしは新卒の会社に勤めるとき、10年働いて1000万円貯めて、自分のお店を出したいと思っていた。月に8万円貯金するって、いま思えばなかなかのハードルだけど、そう思ってた。実際に毎月いくら貯めてたかは忘れた。
でも同じ会社にずっといたいとは最初から思ってなくて、新卒のところに4年勤めて辞めて、2社目も4年勤めて(入社時は辞めると思ってなかったけど)辞めて、なんと3社目の今の会社も勤め始めて3年たった。
今年は4年目。
ジンクス・イヤーなんだよな。
冬季五輪にあわせて転職するサイクルだ。今年は夏のオリンピックが遅れたおかげでわたしの転職機運もずれるかなと思っていたけど、どうやら夏季五輪がどうなっても冬季五輪はずれないみたいで…

いつか自分のお店をやる、と思っていたのは、自分は絶対独立しなきゃいけない、自分の城を持つべきだ、みたいな気持ちがあったせいだと思う。このへんは会社をやっていた親の影響だろう。しかし、会社勤めを始めると、自分が非常に怠惰(セルフスターターでない、外圧がないと動けない)故に会社勤めがとても向いているということに気付いた。それに、やりたいと思っていたような店の儲からなさを心底理解したのでその気持ちが萎えてしまった。それに、いろいろなことがあって貯金をけっこう使わざるを得なくなって、それでさらにだいぶ萎えた。
そんなこんなで目標のような夢のようなものはなくなり、同時に今の職場で手元の責任は増えて、ここの人たちを多少でも幸せにしなくてはいけないのではないか…という気持ちが芽生えて、今だ。今の勤め先にダラダラい続けることもやぶさかではない、むしろもっと自分がこの場でやらなくてはいけないことがたくさんあるように感じる、それはある種幸せなことなのではないか…と思うがしかし飽きる。様々なことが毎日起きて新鮮にてんやわんやしているのに、不思議なほどに飽きる。飽きる。
さて、今年やめるのか!やめないのか!しかしおそろしく景気が悪いのに私なんかに転職先なんてないな!そもそもなんか全然別な仕事がしてみたいから学校に行ったりもしたいよな!なんか「なんか」を言い過ぎてるな!


っていうさ、こういう話を居酒屋でダラダラポテサラ舐めながら飲みながら喋りたいんですけど、まだですか、コロナウイルスがなんとかなるのは…。

フレンズとザ・プロムのこと


相変わらずこのBTSカープール・カラオケ動画を折りに触れみてるんですけど… 
そしてこの動画の面白ポイントはJINさんが「(前列の二人が英語で話すので)何喋ってるかわかんないけどとりあえず笑っとこ」*1つって笑ってるところと、その文言を本国以外のファンがあちこちのYouTubeのコメント欄に貼っているところなんですけど…このコメントを見かける度に微笑ましい気持ちになってめちゃ良い*2のですけど…

 

それは本題ではなくて。
この動画の中でRMさんが「英語をTV番組の『フレンズ』で勉強した」という話がでてくる。ああ〜そんなのあったねえ、と久しぶりに思い出したけど、なんかあの登場人物が水に濡れるオープニングと、こないだレゴになったコーヒーショップと…くらいしか記憶にない。どっちかというとフルハウスのほうが記憶強いけど、結局フレンズってどういう話なんだっけ…
と思って、観始めました。
ネトフリに全話あるんだもの。
ネトフリで流行ってる連続ドラマとか新しいドキュメンタリーとか、観たほうがいいのはわかってるんだけど…観たほうがいいっていうのは自分の多少の教養になるとか、話題に乗れるようになるとかの意識ゆえのことで、その意識があるから身構えてしまって見るのが面倒くさい。テレビなんてレジャーなのに、無駄な身構えが我ながらもったいない。今更だけど『愛の不時着』も観てないし、『トランスジェンダーとハリウッド』も観てないし…『ザ・プロム』はかろうじて観て、思ってたよりも泣いちゃったけど。風呂に入れば気持ち良いのはわかっているけど入りたくないのと同じ現象。*3

 

改めて観た『フレンズ』は、1組の兄妹を含む男女6人がしょっちゅうつるんでいて、今のところ、誰に彼氏ができた彼女ができた、セックスした、まだしてない、上の階の住人が変だ、仕事クビになった、どうのこうの、と喋ってるコメディ*4
とにかく頭を使わずに眺めていればなんとなく話が流れていき、大したドラマはおきないのがちょうど良くて、ダラダラとシーズン3まで観たところ。ロスとレイチェルが付き合ったり別れたりを繰り返しているあたりだ。このあとも付き合ったり別れたりし続けるんじゃないかなと思ってる。

面白いのは90年代前半のニューヨークの古さ。
テクノロジーの面で行くと、スタート時は携帯電話がまだなくて、固定電話だけ。留守電がついて、恋人の留守電に入ったメッセージを遠隔で消したりする。そのあとポケベルが仕事で支給される人が出てきたり、肩掛けの携帯電話を持っている人が出てきたり。
妻がレズビアンだったことがわかって絶望したり、会社でゲイだと思われて発狂したりの描写は、現在のニューヨーク(のイメージ)と比べるとすごく時代を感じる。前者はヘテロだと思って結婚した人がやっぱり違ったらショックだから、題材としてはいまでもドラマになる可能性はある*5けれど、やっぱりそれを爆笑するムードはもう世の中にはないと思う。

 

一方で『ザ・プロム』はレズビアンの女子高生が古い体質の土地で苦しみ、解放されるまでの物語だった。
すっごく良い話で、ハッピーエンドで、涙涙で観たんだけど、思ったのは「アメリカで一人を楽しむことってやっぱり不可能なのかな」ということ。
三十年前のドラマ『フレンズ』も、いま一番新しいドラマ『ザ・プロム』も、カップルになってプロムでダンスすることやパーティーに行くことは憧れでありかつ当たり前のようで、一人でいることの推奨や容認は少ない。『フレンズ』のロスはシャイでオタク的な存在だけど、なんだかんだでデートの相手がいるし、『ザ・プロム』で"誰でも歓迎=Inclusive"とされたパーティーも、相手がいないとダンスできない場所だった。家で本やゲームを楽しんでいるような子たちはそんな場に興味すらないのかもしれないけど、そういう存在が描かれない。あまりに主題と離れるからだとは思うけど、なんかなあ。ちょっとポカンとしてしまう。Diversityを頑張る国の新しいドラマでも、一人という単位についてはこれからなのかな。
とはいえ恋人もいないし仕事もなくて、完全に孤立しそうな状況でも『フレンズ』のようになんとなく行き場があってワイワイできる仲間がいるのは羨ましい。一人という単位の存在であっても、結局は身近なコミュニティみたいなものを持っておくことが救いになるんだろうな。未婚の友人同士で「老後はみんなで住もう」とか話すけど、そんなのもう今からやればいいのかもしれない。

 

 

 

*1:I don't know what he say, but let's laugh.という字幕が出る。韓国語わかりたい

*2:あとこれ以外も英語圏のファンがオタクらしい英語を話すことがわかって読むのがすごく楽しい。かわいすぎて死ぬとかすぐ言ってて良い。

*3:同じではない。

*4:いま観ると面白いけどかなり大人っぽい要素が多いから、放送当時は強い興味を惹かれなかったのかもしれない。見てた同世代は大人だったんだな

*5:むしろ94年にこれをやったのはめちゃくちゃ新進的だったのかもしれない

健康診断のこと


会社員でよかったイベントランキング・ナンバーワンと言ってもよい、年1回の健康診断をしてもらってきた。

前夜9時までにご飯を食べよ、そしてそれ以降何も食うべからずと言われると、焦って早くから晩ごはんを食べてしまい、かつ9時手前にお腹が空いた気がして更に食べてしまうなどした。
朝も普段なら何も食べずに出かけることが多いのに、「食べちゃダメ」と言われるとすごくお腹が空いた気がして面白い。実際には朝なにか食べたほうが、空腹を感じる時間帯が早い気がする。でもそれ以上に「なんかたべたいなあ」と思う。

なんかたべたいなあ、と思い続けて列に並んで、やっと口に入れるのがバリウムである。
初めてバリウムを飲んだ。
まずい、まずい、と聞いていたけれど、まずいもうまいもないものだな。口に入れるものが全部美味しい前提でいるのは贅沢だ。それよりも飲んでいる様子を係の人に見つめられるほうが恥ずかしくて気になる。初めてですと申告したせいか、最初から最後までしっかり見られた。容器がくびれていて、高級な飲むヨーグルトのようだった。

小学校に入ったくらいからずっとお世話になっている、あのX線のバスの中に、あの平たい胸をつける台以外のものがあるとは思ってもみなかった。
ていうか、バリウムを飲む検査というものがイコールX線検査だとは思っていなかった。
胃の、X線を、撮るのだな…。
そのために…バリウムを飲むのはわかるけど…あんな宇宙飛行士のトレーニングみたいな台座に乗って回転したり回転させられたりするなんて…!

おかしくない?
わけわかんなくない?
志村けんのだいじょうぶだぁで最後に磔にされた人が回転されるやつみたいじゃない?

あんなすごいことに取り組まなくちゃいけないのに、行きも帰りも平気な顔してる人たちは一体何なんだ。「や〜、今年も回ったわ〜」「回ったな〜」とか言わずにいられるのが不思議。もしくは、こんなにおかしなことにも慣れてしまうものなのか、大人たるものは。加齢によって全てに新鮮味を感じなくなるその1つのことにこれが含まれるのか。婦人科のあの台座もそうだけど、医療行為には筆舌に尽くしがたいものがたくさんあるな。
成人してから15年、もうすっかり大人になって久しいと思っていたけれど、胃のX線検査をやらないでいるうちは真の大人にはなっていないと言ってもよいのではなかろうか。常々、自分の若輩ぶりは感じているけれど、やー、まだまだだった。

 

髪と顔のこと(2)


美容院で髪をグルグルしていただいている間に、この本を読みました。

 

正直「当たり前になる社会」についてはあまり述べられてないなぁ、と思いましたが、現状の既婚者と独身者に関しての面白い事実がたくさん掲載されていました。

一番ショックだったのは、既婚者の主観的な幸福感が独身者より圧倒的に高いという調査結果。30代未婚女の「幸せ」回答が44%に対して、同年代既婚女は75%…!
何でそんなに違ってくるのかというと、既婚者のほうが圧倒的に自己肯定感が高いのだそう。ただし自己有能感は独身者のほうが高い。できる自分しか好きになれない独身者たちと、自分は自分でOKよねと思えている既婚者たち…なんかすごく、わかるな…と思ってしまいました。

で、そんな私達が自己肯定感を上げるのに良い方法として「90日間自撮りチャレンジ」が紹介されていました。自分に好感を持つために、自分の顔をまず好きになるために、自撮りをすると。自分の顔をたくさん見ると見慣れてきて、自分の顔が変だと思わなくなるそうで。

鏡の前に立っている時間=化粧も歯磨きも嫌だなぁとわたしが思っているのは、作業の面倒くささに加えて、自分の顔を見るのが嫌だったこともあるのだなと思い出しました。前にも書いたとおり*1で殆ど自分の顔を見ずに過ごしているので、たまにちゃんと見るとギョッとしてしんどいのか…見慣れれば問題なくなるのか、そんな単純なことだったのか?

 

そんなこんなの中、先日買った安い電動美顔器を使い始めたのですが、なんか良い気がします。なんか、輪郭が持ち上がってる気がします。あと鼻の頭の汚れが取れた気がします。これは達成感があるから顔が眺めやすくて良い。これで顔を見る頻度を高めて、自己肯定感を上げられるといいな。そして、頬の毛穴を閉じる方法に詳しい人を募集中です…誰か教えて…。

 

 

髪と顔のこと(1)


昨年末に美容院へ白髪を染めてもらいに行ったとき、恥を忍んで言いました。
わたし「パーマをかけようとおもってて…」
美容師さん「いいですね!どんな感じにしますか?」
わ「えっと……あの…バンタン…BTS…」
美「あ〜〜!テテですか!?」
わ「いえ…」
美「グクですか!?」
わ「あ、はい…」
美「似合うと思います〜〜!もう少し伸ばしてあーしてこうしてあーしてこうしたらステキだと思います!」
わ「は、はい…」
めちゃくちゃドキドキしながら言ったけど全然否定されなかったので、心穏やかに年末年始を過ごせました。


で、1ヶ月ほど経ち先週の休みに美容院へ行きました。
すると担当の美容師さんが「見てください!めっちゃ研究したんですよ〜!」とスマホを見せてくれた。すると写真のフォルダに「○○さんグクパーマ」の文字が…あらゆるグクのスクショと女子のショートカットパーマの写真を収集してくれていました。
この人、良い人すぎる。
23歳男子になりたい36歳女ってどうなんだって感じなのに、こんなに考えてくれてありがとう…感謝しながらあーじゃこーじゃ話をして、パーマを掛けていただきました。
が、
美「ごめんなさい…全然パーマかかりませんでした…もう一回やらせてもらっていいですか…」
わ「え、でもこれでも大丈夫ですよ良い感じですよ」
美「や、これだともうめちゃくちゃ一生懸命コネコネしないとスタイリングできないです…」
わ「う…(コネコネは無理だ…わたしは朝起きてから10分で出勤する女…)」
美「ほんとにスミマセン!」
わ「いえ、私の髪こそスミマセン…1週間このままやってみて大丈夫だったらキャンセルしますね!」

 

と言って1週間。
やっぱり全然コネコネできないし、JKを見ているともう少し切ったほうが近づけるなと思ったり、実はSUGAさんがとてもかっこいいのではないかと新たな扉が開いたり。思い返せば15年前、なりたかったのはJIRO(GLAY)かTMR(西川貴教)で、髪をピカピカの十円玉のような色にしていたなぁと懐かしんだりして過ごしました。
女優さんとか女性アイドルを見て「この人みたいになりたい」と思ったことはほとんどないのに、男性にはなりたくなる、これは一体どんな感情なのかな。身の程を知っているからなのか、変身願望が飛躍しすぎているからなのか。後者だと思うんですけどね…とにかく何事も見た目から入るタイプ。
(この頃の西川貴教です)

 

で、昨日また美容院へ行ってきました。
ツルッツルの真直ぐな髪で行ったので、美容師さんは少し悲しそうでした。コネコネの工夫もせずごめんなさい。
少々切っていただき、改めて巻いていただき、ツーブロックには結局しませんでしたが、なんとなく「ぽく」なりました。2週越しで完成したわたしなりのBTS(JK)髪。うんうん、今どきのモテる男子ぽい、同時に結構おばさんぽくもあるので気をつける必要がある…!

 

これで髪型が多少進展したので、あとは踊るだけではないか(?)と思いつつ、顔のことを次のpostで書きます。