頭のこと


朝からドーン!
10時にドーン!
昼過ぎにドーン!
と花火が打ち上がったような日だった。
花火じゃなくて爆弾かもしれない。
その火消しに追われて1日過ぎた。
わー!
わーーーー!
わー!
わーのあと、なんかやらなきゃいけないことがあるようにも思ったのだが、昨日リスケしてもらった美容院に今日こそ行かないと、根本(白髪)も毛先(自由)も限界だ。
で、ひゃーっと逃げ出して走って美容院に。
これは正解だったな、私はきょう頭をどうこうしてもらうべき日だった。
シャンプーしてもらったら「頭皮がガチガチですね」との評価だったが自分でもそう思います、なにしろ毎日ドラマチックなので、頭皮はついて行けてないと思います。


こんなときはめちゃビール飲みたいけど、「ビールがダメならワインを飲めばいいじゃない」と言いながらワインを飲みました。飲む場所は密だ。だめなウィズコロナだ…けど、家で一人で飲んで切り替えられませんゴメン。近所の好きな店が癒やしの全てを担っている。

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ピザ食べてみたけど全然食べられませんでした。

 

言いにくいこと


先月、たいへん久しぶりに彼氏の人に会って、楽しかった。そして今月も遊びに来てくれる予定になっている、4連休を活用して!わたしは4連休のうち2日は仕事だけど4日間来てくれる!
わーい優しい嬉しいありがとう楽しみだねえ、なんて言っていたのだが、あれ。あれあれ。


東京の新規感染者数ががんがん増える。
名古屋の感染者数も二桁になってまいりました。
感染経路不明がどんどこ。
ニュースを追っていると伊勢丹にお勤めの方も、ラフォーレにお勤めの方も、八重洲のエリックサウスにお勤めの方も、ああ、知っている場所で罹患者がと聞くとやっぱり高まる緊張感。マスクをしていても、職種によってはフェイスシールドやゴーグルをしていても、かかるときはかかるんだな、人と接していれば…と改めて認識した。ちょっと最近ナメてかかってたな、と背筋が伸びた。


決して、相手が東京に住んでいるというだけで、感染を疑うわけではない。
でも、いま私や相手が送っている日々は、マスクなりで防護しながら、手もよく洗いながらの、もともとの日々なのだ。リモートワークもオンライン会議もできていない、ふつーに通勤、週6日。仕事に行けば外食もするし、髪を切ったり服を買ったりしている。感染者数の伸びを横目に見ながら、生活様式は以前とそこまで変わらない、残念なウィズコロナをやっている。そしてたぶん、感染経路不明で罹患した人だって、同じように暮らしていたんだと思うのだ。
その中で、この数の伸びを眺めたまま、4連休に公共交通機関を使って「Go To」していて良いのかな…かかってなくても運ぶかもしれない…かかっててこちらで熱が出たらどうしたら…行き帰りの密閉空間はどんなリスクが…などと不安や心配を覚えるのは自然なことではなかろうか。
とはいえ特に何もしてくれないのに「警戒レベルは最大です」とアナウンスするだけの人のお気持ちに忖度して、ずっと楽しみにしていたお出かけをキャンセルするのも猛烈に癪だ。

 

癪だが……

 

というのをこの二、三日もやもやし続けて、ついに本日、彼氏の人に申し出た。
「もししばらくこの調子だったら、ご来名をお断りしてもよいでしょうか…」
「仕方ないよなと思う」
わ〜めちゃくちゃ自分に言い聞かせてる感じのお返事きた…!と思いつつ、とりあえず言いにくいことを言えてホッとした。

 

仕事に行く人が減る4連休こそ、Go ToじゃなくStay Homeに戻るべきなのでは、だってゴールデンウイークはそうしたじゃないですか…それで自分の勤め先を含むありとあらゆる業種がものすごい苦しんでいるけど…どうなんですか…と白目をむきそうになりながら思う。ただ、マジで政府主導でそれやられたらバカー!って叫んでビール飲みながら泣いて吐く、いま4連休のための準備でバタバタしているから。

どうなるんでしょうか、一体。

社会復帰の喜怒哀楽、のこと


昨日はとりいそぎ会社に行って予定通りのことをできたので、なんとか社会復帰できたということにしよう。
予定通りではあったがめちゃくちゃ準備不足で、社内を走り回ってしまった。いつも出勤日は6000歩くらいしか歩いていないのだが、無駄走りが利いて倍以上の14000歩がスマホに記録されていた。数日ふせっていて10歩ずつくらいしか歩いていなかったから、トータルで見てややマイナスくらいになったか。よかった。


新卒での勤め先にも、2つ目の会社にも縁のある方がわざわざ私の勤め先に来てくださって、一緒に仕事したのだが、その界隈の方と僅かながらにでもつながっていられるのは嬉しく、ありがたい。あのひとがこの人がと、懐かしい方の顔を思い出しながら話ができて楽しかった。


とかやってホクホクしていたら、夕方、嫌〜な感じで各所からご忠告を受けて、拗ねた。
しかし今朝起きてそれがまさかの全社宛に「こういうことはやめようね」とメールされていたもんだから、「私が悪うござんしたとも!」と認めつつも、なんかいろいろおかしくないかと思い始めて朝からプンプン怒ってしまった。
たぶんこれを2日前にやられていたらどぶどぶ泣いていたので、怒れるだけ元気が戻ったなという気もする。
しかし怒ったので珍しくきっちり化粧をして*1デニーズで味の濃いスパゲティを食べてから出勤した。
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濃かった…

 

 

*1:最近は眉毛を描くのみで出勤している。ズボラが洗練されてきた。

出社拒否のこと


会社勤めするってことは責任をみんなで分け合えるってことだと思ってる。誰かが休んでも誰かがカバーできるのが理想だ。
のだけど、なんか365日責任感持ってなきゃいけないみたいになっていてつらい。それが(中間)管理職ってことですか。それで金貰ってんだろってことですか。
そうかもだけど…もうやだ…つらい…つってまた休んでしまった。
わたしは自分に猛烈に甘いのだ。だから元気に生きている。もっとちゃんとしていて、自分に厳しかったら発狂していたかもしれない。不真面目でよかったな。
でも、やだな、昇進したくなかったな…と思い、かなしみながらペヤングを食べた。
全然働きたくないけど、働かないと誰とも会話しないし、寝てて筋肉は消えるし、お金もなくなって、悪いことしかないので働かないとな。
がんばらねば。

イントネーションのこと

 

名古屋に来て早2年半。ついこの前までぜんぜんわからなかったのだけど、急に最近、名古屋弁の存在に気が付いた。

名古屋弁と言っても、某市長のような「だぎゃ」とか「うみゃ」とかそういうのではなくて、東京の言葉と同じワードではあるけどイントネーションが違うもの。だからブログで説明するのがなんとも難しいのだけど、一度「あ、この音程!」とわかると、ずっとわかるから不思議だ。取引先でも、街なかを行く人でも、飲み屋の隣席でも「この人ずっと名古屋の人なんだろうな」とわかるようになってきた。

で、だんだんうつってきてる気がする。

「うつってきてる」は、東京の話し方だと「つっ」が一番高い音で、「う」は低く、「てきてる」は順番に下がってくるように思う。しかし名古屋だと「つってきて」が全部高い。そんな感じ。


日本語の、この言葉に対する音程の幅広さを思うと、中国語って逆にすごいものだ。

3時間くらいしか勉強したことないけど、四声と呼ばれる基礎のイントネーションがめちゃくちゃ大切で、徹底しろと言われる。男の人も女の人も、それぞれのドレミファの中でかなり上げ下げして喋るルールになっている。そこまでやらんでも伝わりそうだけど…とか思うけど、これはきっと広い広い中国大陸でいろんな方言が入り乱れる中「おい、共通の言葉として通じるように、こうするぞ!」という北京の熱い思いがあるんだろうな。

 


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仕事後、初めて入った名古屋のやよい軒*1こと『宮本むなし』。カツとじ定食を食べてから30分しか経っていませんが寝ます。牛になるんじゃない、わたしが牛だ、という気持ち。

 

 

*1:わたしが言ってるだけ。大阪の会社らしい。

RuPaul's Drag Race のこと


本日は休み。
ネトフリで『ル・ポールのドラァグ・レース』シーズン12を全て観た。
…それ以外何もしなかった。
まあ、そういう日もある。
どんどん全身の筋肉が失われていく中、ドラァグクイーンのみなさんの美しさと魂を観ているとホントに自分の怠惰さにぐったり来るのだが、もういいや…とドーナツもぐもぐ、太りながら観ている。アメリカのテレビなのでドーナツはクリスピー・クリームだ。

 

RuPaul's Drag Raceは、全米各地から集まってきたドラァグクイーンが"America's Next Drag Superstar"の冠を目指して争う、コンペティションリアリティ番組ではあるけれど、ドラマである。
毎週これが放送されてたら、楽しいだろうな(本国では毎週金曜放送)。友だちと「わたしはGigiが好き!」「わたしはHeidi派〜」とか喋りながら、毎週の勝った負けたに悲喜こもごもしたいわ…と思うけど、ついどんどん観ちゃう、誰とも喋らずに。一人暮らしネトフリあるある。

わたしはこの番組をシーズン1を観て、そのあとはすっ飛ばして、ひとつ前のシーズン11を観た。S11の優勝者が大好きだったので、彼女がずっと存在感を発揮している様子が嬉しかったな。
S1のときは、毎週どんなお題が出るかわからなくて、たとえば有名なドラマやニュース番組のパロディを演じるというお題でも、その番組自体を知らなくて苦しむ参加者もいたと思う。でもS12にもなると、参加者は全員この番組を観尽くし、愛しているから、あらゆることに対応できる人たちばかりだ。それでももちろん苦手なジャンルがそれぞれあって、悔しい思いをするシーンもたくさんあるのだけど、その中で全員が洗練されていき、殻を破っていく姿がたいへんに感動的。今回はダンスが苦手なクイーンが多くてほのぼのしてしまった。でもステージになると全員、ぜんぜん、観られるように動けてるのよね、プロだよね…。
リップシンクというものが芸であることもこの番組を観て初めて知った(渡辺直美氏のあのビヨンセのパフォーマンスに初めて名前が付いたアハ体験だった!)のだけど、この最新シーズンを観て、この芸にすごいパワーがあるんだ!と驚いた。審査員も泣いてたけど、わたしも泣いちゃったよ。


あと、わたしはル・ポール(このコンテストの主催者でありドラァグクイーン界の第一人者)の笑い声が好き。盛り上げるための、ショーのための笑い声。ほんとのプロの声。
それと、英語字幕をつけて観ているのだけど、たぶん、話してることの半分くらいしかわかってない。(ここまでこんなに書いてきて!)特に、面白い話をしてるときがわからない。すごくウィットに富んだ会話をしているんだろうけど、造語や知らない形容詞、知らないレファレンスがたくさんたくさんある。たまに大事そうな単語はGoogleで調べている。platformは政治的な意見というか立場のこと、epiphanyは悟りのこと、とか。それ以外は心の底から雰囲気だけ味わっている。

そんなわかっていなさがあってもね、参加者がそれぞれ持っている「なぜここにいるか」というバックグラウンドに、熱闘甲子園並の青春があって楽しめる、とても贅沢な番組。ネトフリにお金払っててよかったーと思う。


番組についてのもっと良い解説と文章は、尊敬する方が書いているのでさらに気になる方はぜひ。

(記事タイトルがまるかぶりしていてすみません)

米と漢方のこと


突然ですがわたしはマリー・アントワネットの魂を継いでいるので、あの調子でこう言います。
「ビールが飲めないならご飯を食べたらいいじゃない」
そうだそうだとシュプレヒコールが沸き起こり、晩ごはんに中華屋でチャーハンを食べました。
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「昼間のうさ」みたいなものを晴らすのに、糖質が必要なのかな、私は。いきなりステーキにでも行って肉をバーンと食べたらそれはそれで晴れそうな気もする。しらたきに明太子を和えて一袋すするとかもいけるかもしれない。ビールを飲まずしてスカッとする方法をしばらく模索したい。


昨日の鍼治療での教えの通り、麦味参顆粒を朝と昼の2回飲んだら夜まで元気が維持されたような気がする。
効果てきめんで漢方ってすごい。
ユンケルとか、アリナミンとか、キューピーコーワゴールドとか、そういうのを常飲するのと似たことをしているのかもしれない。
成分を見ていると、麦味参の三文字は、麦門冬、五味子、人参の3つの漢方のいいところを取ったものらしい。"ごまっとう"みたいな良いネーミング(ごまっとうのこと覚えてますか?)。人参と麦門冬は植物の根っこで、五味子は赤くて可愛い実を乾燥させたもののよう。ふーむ、それだけで元気を出させるなんて、すごいな。ユンケルには人参も入っているが、もっと直接ビビビと来そうなカフェインとかビタミンB群とかも入っているのに。
かつて父が家で朝鮮人参酒を飲んでいたことをふと思い出した。韓国料理店に行っても必ず飲んでいた。味見したけど、美味しくなかったな。しかし今なら飲めるかもしれない、買ってみようか。父もなんでもいいから気力体力つけたかったんだろうな、死ぬほど働いていたもんな、などと思う。 ※まだ健在です

 

明日も頑張らなくては。