カレー(のような何か)のこと

土曜日に、 スパイスカレーの教室に行ってきました。
先生は「スパイスカレー研究部」というのを主催されたり 全国各地で スパイスカレーを通じた交流イベントを開催されたりしている 新井一平さんという方。フェイスブックで見たら二、三人共通の友人がいたけど全員めちゃめちゃ濃い人たち(20代前半から個人で独自の活動をしている人たち)なので、うん、なんかわかる…。先生は今度スパイスカレーの合宿をやるそうです。参加したいなあ〜10日間!

この日は 先週に引き続き 大ナゴヤ大学の講義の一つとして スパイスカレーの 授業を受けました。 しかも柳橋市場、 東京で言うところの 築地のような生鮮市場でまずは自由にお買い物してから料理を作り始めるというスペシャルコース。柳橋市場は気の利いた飲み屋が周りにあるのでちょこちょこ夜出かけていたのですが 、 朝の時間に訪問したのは初めてで、飲食店さんたちに混ざってちょっとドキドキしながらお買い物させてもらいました。

お教室の内容はみんなお金払ってるので共有しかねるのですが、スパイスカレーの基本の手順から、「コク」についてなど、全然理解してなかったことを教えてもらってたいへん勉強になりました。コク、そうだったのか…!と思った…やっぱり料理の勉強をもう少しちゃんとしたいものだな2019…


そしてこの絵面!
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最高!自由に使っていいスパイスをこんなに準備していただいて、なんという贅沢なんでしょう。自分達で買った具材に合うかどうか、クンクン嗅いだり齧ったりしながらスパイス選び。悩みましたがとても楽しかったです。16種類あってマックス10種類まで入れていいよって言われたら、めちゃめちゃ入れたくなるよね…食べたことないやつ入れたくなるよね… まぁ実際は基本的なところでミスって鍋を焦がしてしまい焦げ味メインになってしまったのですが… やっぱり基礎…基本…だね…焦がさないでね…

5チームに分かれてカレーをそれぞれ作ったら、みんなで試食。すべて違う味わいで、美味しかったー。本当に贅沢な会でした。写真がないのは作り始めてから全然余裕がなかったからです…焦がしてたし…大ナゴヤ大学のウェブサイトにきっと写真上がるからあとで見よう…でもチラ見した集合写真に写った自分がめちゃ太ってたから見たくないな…

 

少し残った分を持って帰って、 うどんをからめて食べました。
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まぜ麺形式のカレーうどんめちゃめちゃうまいといつも思ってるから流行ったらいいと思う!

 

昨日は「よしカレーだカレーを作るぞ」と思ったのですが、 玉ねぎも買い置きしていたつもりのトマト缶も家にいなくて、ギリギリ冷蔵庫に眠っていた大根とサバの水煮缶 と豆をスパイスカレーの手順に沿って炒め煮にした「カレーのような何か」を食べました。f:id:l11alcilco:20190122000118j:image基礎はなぞってるからカレーぽいお味はしてる。悪くない。ご飯はいつ買ったか忘れたちょっと怪しいタイ土産のジャスミンライスを炊いて ウハウハ。

 

今日は今日でトマトと玉ねぎを買ってきて、豚しゃぶ用の豚と一緒に「カレーのような何か」をまた作って食べました。
f:id:l11alcilco:20190122000139j:imageカレーの乳化にヨーグルトを使うといいと教わったのですが、スーパーに無糖のヨーグルトが 売ってなくて、 安売りになっていた 甘酒を 代わりに使って作ってみました。 結果、甘いような辛いような不思議な味になりました。こういう、甘酒とか変なものを突然投入してしまう辺りが 私をメシマズ女にしている所以だなあと思います。 メシマズ嫁って単語、そういえば最近聞かないね。 基本に忠実じゃなくすぐ突飛なことをして 一発逆転を狙ってしまう、非常に悪い癖。メシマズ以外にも様々な所で弊害があるなあと思うと遠い目になってしまいます。基礎だよ、基礎…

 

そんなわけでしばらくは カレーめいたものを作って楽しめそうです。 やるぞ。

空腹感のこと

 

外食するとしっかり食べてもお腹が空いているように感じて、うろうろうろうろうろうろうろうろ彷徨ってしまうことがある。

 

まず、地域を彷徨う。
ラーメンか?吉野家か?サイゼか?
ジャンクなものを食べたいような、コストをかけてはいけないような気がして、うろうろする。

そのあとコンビニの中をぐるぐる何周もして、なに食べよう、でもなにも食べちゃいけない、せめてカロリーの低いものを、いやでも…と考える。
商品を手に持ってみたり棚に戻してみたりするので、深夜番の店員さんがレジに立ってみたり離れたりする。
そのうち気持ちの照明がどんどん消えて真っ暗になっていく。単純に食後で胃に血が回っているだけなのだと思うのだけれど、その瞬間は悲しみでいっぱいになっている。

悲しみに暮れながら食べるからあげ。
もしくはブリトー
プライベートブランドカップ蕎麦。
ささみしそ巻き梅風味。
美味しいか美味しくないかわからない、ただ「とりあえずいま食べたよね、だからもう落ち着こうか」と自分で自分に言う感じ。

 

一時期あまりにもこの頻度が多いので、病気なんじゃないかと不安になって病院に行ってみた。
先生に
「300グラムくらいステーキ食べてご覧なさい!お腹いっぱいになるから!」
と投げるように言われて憤慨して帰ってきた。
わたしのお腹の減り方なめんなよ、と思ったが300グラムの実験はしなかった。

 

誰かと一緒に食事するとちゃんとお腹がいっぱいになることが多いので、なるべくそうしておきたい。
特に相手に「はー、お腹いっぱい」と言ってもらえると、あ、そうなんだ、お腹いっぱいなんだ、とやっと理解するようで、実際に満腹感がやってくる。
もちろんうまくいかないときもあり、そのときのカロリー摂取量は悲惨なことになる。

この満腹にならない感じを「ポイントが足りないのでは」と言われたことがある。
スタンプカードが満タンにならない感じ。
そうなのかもしれない。
同じ量の食べ物でも、楽しいお喋りが追加されると、ポイントが付きやすいんだろう。単純に食事にかける時間がゆっくりになるということもあるけれど。
つまらない飲み会なんかだと一人で飲み直してしまうのは、本編で全然ポイントがつかないから。
酒を飲みすぎるとスタンプカードを紛失しやすいので、そこも注意が必要だ。


今日はそんなうろうろを経てなにも食べずに帰宅した。うろうろしすぎて疲れると帰って来れる。良いことなのだが2時間くらいうろうろに使うのが無駄なのでどうにかしたい。そんなに暇なら映画でも観ればいいのに。


ちなみになにも食べずにというのは嘘で、コーヒーと小さいケーキを食べた。その後1時間半ほど彷徨ったのでなにも食べていないようなつもりになっていた。すみませんでした。


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日記(買い物、みどり、噴水)

昨日と今日で本を6冊も買ってしまった。読みたい本があるのは良いことだと思うので、まあまあ出費ではあるが買う。昨日と今日で3冊読み始め、2.5冊読み終えた。

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

 
しょぼい起業で生きていく

しょぼい起業で生きていく

 
オシャレな人って思われたい!

オシャレな人って思われたい!

 

キム・ジヨン」の終わり方がホラー映画のようでぞっとした。でもこれが売れるのはわかるし、大人は全員読むべきだと思う。解説にある内容も含めて。わたしはわりと医学部入試の点数問題について大きめのショックを受けたので、そのことに涙した人と一緒に読んで悩みたい。つらい。

 

本屋のあと無印良品で化粧水を買い、ロフトに併設の本屋でまた本を買ってからロフトで味噌を掬って溶くアレを買い、包丁を研ぐことを今年の目標にしていたのを思い出して、600円の砥石のようなものも買った。荷物がとても重たい。

 

栄にある「ウェルビー」というカプセルホテルのサウナが全国でもイケてるサウナであると聞いてから、前を通るとわくわくする。ちなみに男性専用なので入れない。誰か行ってみてほしい。

 

「ウェルビー」の近くに「みどり」という年季の入った割烹があり、ランチをやっていたので入ってみた。美味しかったし、リーズナブルだった。なにより店内が信頼で埋め尽くされているようで、良かった。「ここで喰っときゃ間違いないんだよ」みたいなおじさんたちがお昼休みをすごしていた。おばさんたちが大声で叫びながら配膳している。わたしはすぐこういうお店のファンになってしまう。ツヤっとした木の店内に手書きのメニューが壁じゅうに貼ってある。メニューだけでビール2本くらい飲めそうだ(中瓶)。

https://www.instagram.com/p/BsruImwHNSW/

 

荷物を預けて名古屋市美術館アルヴァ・アアルト展を観に行った。木で曲線を作った建物がいくつもあり、かっこいい。しかし、あまり盛り上がらない。建築の気分ではなかったようだ。

 

名古屋市美術館の外に大きな噴水があり、初めてまじまじと観たら水の動きがとてもきれいだった。その周りに黄色い帽子をかぶった小学生が二人戯れていて、その感じも良くて、ひとしきり眺めていた。一人で観ているのがちょっと寂しくなったのでインスタライブで中継してみた。6人くらい観てくれた。急に無音の噴水の動画を見せられて、なんだこりゃ、と思ったでしょう。そういうわけでした。すみませんでした。

 

噴水を見終わって、もう名古屋に越してきて1年になるけど、まだまだ観光気分でいられるものだなあ、と思った。

 

帰ってきて包丁を研いでみたけど、いまいちだった。味噌を掬って溶くアレは最高だ!もっと早く買えばよかった。

 

オークス レイエ 計量 みそマドラー LS1500

オークス レイエ 計量 みそマドラー LS1500

 

 

 

 

 

カラオケのこと

久しぶりにカラオケに行った。


友達のいかひこが名古屋に遊びに来てくれて、名古屋めしを食べまくるツアーをした途中、腹ごなしに二人で2時間歌った。

東京にいたときも四半期に一度くらい会ってはカラオケに行っていたので「わざわざ名古屋まで来てカラオケ…」というツッコミよりも「やっぱり顔を合わせたらカラオケだな」くらいの関係性だから大丈夫。なにが大丈夫なのかわからない。

高校時代、軽音楽部だったのを忘れてしまうくらいに今の私は全然音楽を聞いていない。多分2010年代後半はCDを買っていないのではないかと思う。通勤路でも音楽をいつの間にか聴かなくなった。好きだったミュージシャンの新譜も追わず、一生のアイドルと思っていた安室奈美恵のベスト盤もそういえば買っていない。テレビを導入したらラジオも聴かなくなって、こんな様子だから当たり前だが、 新しいミュージシャンやら歌手について全然知らない。紅白に出てくる人を当日観て「そうなんだ〜」と思う程度の昨今。あいみょん、とかさ。

 

なのでカラオケに行っても歌う曲が全然更新されない。なお2019年現在わたしの十八番はおよそ下記のような状況。
グロリアスGLAY
・1/2(川本真琴
喝采ちあきなおみ
瞳はダイアモンド松田聖子
・バラ色の日々(THE YELLOW MONKEY
・心(東京事変
グロリアスは歌うと心和むので割と頻度が高い。他は状況に応じて歌う。1/2と喝采は宴会で歌うとウケるので以前よく活用していた。最近はカラオケを含むような宴会になかなか遭遇しないので有難さ半分、さみしさ半分だ。なお、このリストの中で1番新しい曲でも2004年リリースということをいま知ってショックを受けている。

 

しかし毎度同じものばかりではよくない!と思って、先日は歌ったことのない曲にいくつか挑戦してみた。

誰かが歌っていたあれを歌ってみようとか、大体知ってるから行けそうなこれ、と思って歌ってみるのだが、 結局歌い出しと大サビしか歌えない。そういう時は恥ずかしくて途中でやめてしまう。結構粘ったけどダメだった。ちなみにサンボマスターの『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』を歌おうとしていた。

これはまさに「サビしか知らねえ」状態である。

「サビしか知らねえ」状態とは何かというと、かつて爆笑問題ボキャ天に出ていた頃(ものすごい「かつて」だ)にやっていたネタのことで…。 卒業式に校歌を歌いながら「寂しくなるねえ」というところを「サビしか知らねえ」という、ただそれだけなのだけど、 それが永遠に忘れられなくてつい言ってしまう。 20年前のネタです。たぶんこのネタは好きすぎて各地で言いまくっているので重複してお伝えしていたら少し恥ずかしい。

 

一方、カラオケで歌ったことはなくても、やはりかつてしっかり聴いていたものはだいたい歌えるものだ。

脳のどこにそんなメモリの余裕があるのかと思うけれど、高校の頃聞いていた椎名林檎カップリング曲とかが意外と歌えた。そのあたりの記憶が少し整理されて、普段の仕事なんかの短期記憶にもっと使われると良いと思うのだが。自転車に乗るかのように染み付いているし、いまと比べると音楽がシンプルだから歌えるのかもしれない。 最近の彼女の曲は難しすぎて素人に歌わせる気がないねと言い合った。

 

いかひこは新しい曲もちゃんと聞いているので、懐かしいものと交えて面白い曲を歌ってくれた。


わたしはアンジュルムとかを歌えるようになりたいなとこっそり思っている。このミュージックビデオが素敵なので、いつかやってみたい。

みりんのこと、瓦のこと

大ナゴヤ大学という団体が主催している、みりんの工場見学に行ってきました。

建物の一部が登録文化財になっている、江戸時代からあるみりん屋さん。甘くて強いと書いて甘強(カンキョウ)酒造。
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名古屋の西にある海部郡蟹江町にあって…と書いてあって、どんだけ長距離電車乗るんだろ!?って思ってたら全然近い。名古屋駅から15分もかからなくて拍子抜けした。

でも駅を降りたらこの渋さ。閑散。てか、温泉なの…?
f:id:l11alcilco:20190112165246j:image名古屋ってちょっと離れたらこの感じなんだなーと、そういえば一宮に行ったときも思ったんでした。街の部分がまとまってて、JR乗ったらすぐガランとしちゃう。(そのくせ街の中で行きたい店は散らばっている…)

 

味醂と書いてあるレシピはいつもお酒とお砂糖で代用しているのだけど、こんな近距離で作っている味醂があるなら興味がある。てか、ふつうのみりんってどこで作っているんだろう。みりん風調味料との違いもわかってない。(今日やっと理解しました。アルコールがほとんどなくてブドウ糖なのね。醸してないのね。)そのレベルで行く工場見学、すべてが新鮮でした。
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全国に日本酒の蔵は1500箇所以上あるけど、みりんの蔵は50箇所くらいしかないらしい。ここは日本酒もみりんも両方作っている珍しい蔵。愛知県内は半田もみりんの蔵が多いらしい。しかも東南アジアにみりん工場は結構あるらしい。知らないことばかり。

甘強酒造で使っている素材のお米は愛知のお米、焼酎も自社でお米とか糠を蒸留して作っている。お米を輸入したりしてコストダウンさせているものも多いみたいだけど、そこにこだわる。で、普通は1年か1年半熟成させたら出荷するけど、20年熟成させた黒みりんという商品があって、試飲させてもらった。
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うまーい。甘い。アルコール度数14度。

苦味はないけど、この濃さは、プリンにかけたい味だ。おかずに使うのがもったいない。アイスにかけてもいいと他の参加者の方が言っていた。みりん通だ。

面白かったのは案内してくださった方が「こだわってます」「違いのわかる方に使っていただいてます」と言いつつ「日本酒に比べたら手間かからないです」「機械化してるんで品質は一定です」と仰ってたこと。こういうのってもっと仰々しく仕立ててもいいのに、正直な人だな… でも職人技で作っているものって結局続けられなくなるし、やり手がいなくなればどんどん高価になるから、機械化と平準化は作り続けるならやらなきゃいけないと思う。みりん作りをファンタジーにしないところが立派な7代目でした。
f:id:l11alcilco:20190112165456j:imageみりんのお土産をいただいたので、使っていこう。みりんは賞味期限がないそうです(とてもよいニュース)。

 

 

そのあと、瓦を観察するのが趣味の瓦インスタグラマーの人の案内で、蟹江町の寺社の瓦を見て回った。これは工場見学のおまけの自由参加。
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瓦って面白いんだね。全然注目して歩いたことがなかったから知らなかったけど、紋が入っていたり、お寺の名前が入っていたり、紋ありなしがバラバラだったり(崩れたところを直すときにありものを使うからそうなると思われる)、デザインの幅が思っていたよりもある。それと、もう使っていない瓦を地上に飾ってあるところが結構ある。これも全然気が付かなかった。
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なんでも、好きを極めている人の視点はすごい。個人的には、瓦の組み方もいろいろあることに興味が沸きました。そもそもどうやって屋根の上に組んでるのか知らない。知らないことばかり。

帰りに、瓦インスタグラマーの人がオススメしてくださったパン屋さんに寄った。めちゃめちゃ美味い!!!

びっくりした。

 

 

蟹江町は夏にある須成祭というのが無形文化遺産になっているらしい。面白そうなのでまた来たいな。パン屋にも行きたい。
f:id:l11alcilco:20190112170138j:imageパン。

 

 

 

 

(あとすごい看板がいっぱいあったのだけどそれはインスタしたのでご覧ください…l11ul11aです)

日記(ビートドラム、通販、鳥貴族のこと)

ビートドラムダイエットというタイトルの運動の体験クラスに行った。

フィールサイクルに代表される、暗い部屋の中で音楽をかけて運動させるというのが流行っているけど、それの亜種。ホットヨガをする暖かい部屋の中が暗くなっていて、ディスコのような光があり、EDM(?)が掛かっている。その中で、蛍光塗料の塗られたドラムスティックを持ってカチカチやる。棒同士をカチカチやったり、四股を踏んだ姿勢で床をポコポコ叩いたり。

これが、運動としてはまぁまぁキツいのだが、それ以上につまらなくてびっくりした。

誰もリズムに乗っていないのだ。先生以外の誰も。

誰も推してないのにヲタ芸の練習をしてるみたいで、中学の運動会みたいだった。全員照れてたし、なんか空虚。先生の「オーケー!ワン・ツー!」という叫び声が空虚。ごめんねと思う。

最後のほうは面白いとか面白くないとか気にできないほどキツくて汗もかきまくってスッキリしたけど、これで音楽が昔のモー娘とかならもっと面白かったなと思った。歌いながらやりたい。そういうクラスの開講が待たれる。

 

 

昼休みにボーッとしていたらいつの間にかがっつりとネットで洋服や下着の買い物をしていてゾッとした。American Eagle Outfittersの下着ラインAerieのファンで、たまにお店に行くのだけれど、ネットで買ったのは初めてだ。

半額以下になっているものを、ぽこすかカートに入れてさらに15%OFF。着るものの原価ってどうなっているんだろう。全部返品不可だけど似合わなかったらどうしよう。最近クローゼットの中身を捨てたい気持ちが尋常でないので、似合ったら同じ数だけ服を廃棄しよう。

 

 

夜、鳥貴族の飲み食べ放題に行った。税抜き2980円で2時間飲み食べ放題。安い。みんなでもとを取って喜びあった。鳥貴族でこんなにお腹いっぱい食べたことない、というくらい食べた。鳥貴族の「これはお酒です」と書いたジョッキが好き。物販希望。

 

 

無料の講座、セール、飲み食べ放題、なんか安いものの話ばかりだけど、そんなときもある。

 

 

 

シュガーラッシュと感想のこと

シュガーラッシュオンラインを観ました。


(以下ネタバレ)


非常に雑かつ下世話に話をまとめると、共依存気味のカップル(友情というコピーだったけどあれは友情でしたかね?)が、不意に新しい世界に出会い、女はその世界に魅了され転職してしまう。二人は遠距離になり、男はときたま彼女が帰ってくるの待つ…みたいな ストーリーでした。 「なんかどこかで聞いたことあるなあ、アハハ」と思いながら観ていました。アハハ。(上記のような理由でわたしは名古屋に来て、東京に住んでいる恋人がいる。アハハ)


こうやって書いてみると、ストーリーはとても内面的で、大人のためのものになっているように感じて、果たしてこれは子供に受けてるんだろうか?とついつい考えてしまいます。ズートピアを観たときも同じように思いました。あれはもっともっと大人向けだったような気さえします。
もはやアニメーション映画が子供向けでないことは分かってはいるのですが、それでもディズニー映画ですから、子供が見ることは前提で作られているはず。そこでこのストーリー…。小学生や幼稚園の子に見てもらって、どう思った?なんて聞きたくなってしまう。うざい大人です。もしかしたら読書感想文というのは、大人になってしまった私のような先生方が本当に子供達はどんな感想を持つのか知りたくて出している課題なんじゃないかしら、なんて思う。


私は読書感想文の宿題がとても苦手でした。なにも言葉が出てこなくて、原稿用紙が埋まらなくて。今でも本を読んだり映画を観た感想を述べるのはとても苦手で、 よかったとか面白かったとかぐらいしか言えません。これどうにかせねばと思い始めてもう15年くらい経っている。何がどうよかったとかどこが心に響いたとか、何がどうして好きなのかとか詳細に語る能力、言語化能力がその頃からなかったのかもしれない、し、それを読書感想文で鍛えなかったのが悪いのかもしれない。卵ニワトリ問題。でも、言語化能力は筋肉のようなものだと知っているので、ただの怠慢です。
小学校の頃、読書感想文がどこかの賞に通った同級生がいて、その子の感想文を放送で全校生徒が聞くという時間があったのを今でも覚えています。本人が放送室で自分の感想文を朗読するのです。チバリヨ というセリフが 決め手のお話でした。沖縄の方言でがんばれ、の意味。彼女がめちゃめちゃいい声で「チバリヨ」と言っていたのが忘れられません。それ以外の内容は全然覚えてなくて申し訳ない。彼女はあの時の文章力を生かして今も何か書いたり読んだりを楽しんでいるのかな。そうだといい。


さておき、自分が子供だった頃に観たディズニー映画の印象を思い出してみると、果たしてストーリーにそこまで思い入れていたかどうか疑問に思い始めました。
確かにシンデレラが王子様と結ばれるべきだと思ったし、意地悪なお母さんたちのことを本当に嫌だな、と思ったりはしていた。けれども、結局鮮明に記憶に残っているのは、鳥たちがリボンをつまんでシンデレラのドレスを作り上げるあのシーンだったり、約束の時間を過ぎてかぼちゃの馬車がどんどん小さくなってボロボロの姿に戻ってしまうあのシーンだったりする。もしかしたら今シュガーラッシュオンラインを観ている子供達も、ストーリーにはさておき「eBay が可愛かった」とか「ハート送る仕草」「ウェブページからウェブページへ渡っていくあの乗り物」そんなところが印象に残って面白かったと言っているのかもしれない。
今思えば アナ雪が大流行した時も、あんなに重たいストーリーはさておいて、子供が熱狂したのは あの氷のお城がメキメキとできていくあの動きだったり魔法の感じだったような。だからきっと今回のストーリーの何とも言えなさは、大人になってから気がつくのかもしれません。
あたりまえですかね。
…そんなこともスッとわからないのです、33歳で一人で暮らしていると。
もっと子供の考えることを想像できていたい気持ちはあります。
それこそ、インターネットやら SNSやらがこんなに発達しているのに、子供たちがそこで発言する様子は私には見えない(まあそれが正解だと思いますけど)。その子たちを見守る親の発言からしか 今時の子供について想像できなくて、 なんだかそのアクセスのなさを歯がゆく思います。ちょっと前まではもっと自分も子供と同じ気持ちで映画を見ているはずだったのになあ。


なんだか、どんどんミドルオブノーウェアに入り込んでいるような気がする年明けです。

あ、映画は面白かったです!

インターネットの中の概念がすべて絵になっていることへの驚きと喜びがある!


#シュガラお題



sponsored by 映画「シュガー・ラッシュ:オンライン」(12月21日公開)